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花言葉を君に【あとがき付き】文月今日子/シャロン・ケンドリック
アイルランドに行きたくなった 評価4 4

休暇中にギリシアで出会い、その後ヒロインは編集長命令でヒーローのいるアイルランドに行き、二人は再会することになる。一緒にアイルランドの名物を食べたり、観光案内してもらうのだけど、なかなか魅力的な場所に思えて、私も行きたくなった。たくさんのページ数を割いてアイルランドを描いているわけじゃないのに心魅かれてしまうのは、やはり著者がうまいのでしょうね。今作品は題名の通り、「花言葉」がキーになっています。そして大人の二人だからなのか、言葉で直接言うよりも、心の中でつぶやいてたり、花言葉で感情を表したり…。結果、誤解やすれ違いで傷ついたり、さりげなく愛を伝えたり。全体的に非常にもどかしい話だし、華やかでもないけれど、なかなかロマンチックではある。

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私が愛したのは誰?田辺真由美/ドナ・クレイトン
つくづく、いい夫婦だな… 評価4 4

ヒロインは記憶喪失になって不安なのに、毅然と前向きに生きようとしているところが好感を持てます。それは、ヒーローがさりげないけど力強く、彼女をサポートし続けているせいかもしれない。彼自身も不安だろうに、あせらせることもなく、彼女の意思を尊重している。さらにヒロインは最初から、本能と直感で何を信じればいいかをわかっているみたいで、その信頼を感じさせるシーンも数多い。だから他の記憶喪失ものよりも、私には安心感があった。派手じゃないけど、地に足をしっかりつけた堅実なヒーローというのはいいもんだ!!!

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シークと幻の都葉月暘子/スーザン・マレリー
【ネタバレ】アラビアンナイトの世界?! 評価4 4

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過去の呼び声篠崎佳久子/サリー・ウェントワース
【ネタバレ】「愛憎は紙一重」 評価4 4

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砂上の結婚佐柄きょうこ/ローラ・ライト
砂漠の王国エマンド 評価4 4

HQにはよくある社長と秘書の契約結婚ものです。しかし作品の舞台のほとんどが、ヒーローの故郷・エマンド王国であるため、エキゾチックな雰囲気。ヒロインがお姉ちゃん気質というか、おせっかいで面倒見がいいところが好き。ただ、イスラム教国らしさが全体的に足りないかな。でも、話自体は好きで、何度も読んでます。ちなみに同原作者の『君主の誓い』はヒーロー兄、『裏切られたプリンセス』はヒーロー妹の話。いずれも、黒川あずささんが描いています。この作品だけは著者が描いているという形なので、他2作とあまりにも印象が違うのは残念。(余談・原作では、ヒーローは交渉相手に信用と安定のしるしを示したいから結婚してほしいと言っている。だけど、ヒロインの偽の結婚計画にアイデアを得たとも話しているため、突如、結婚することを思いついたらしい。となると…)

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スペインのシンデレラ村上ジュンコ/リン・グレアム
【ネタバレ】話自体は好きなのだけど… 評価4 4

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寄り道の恋牧あけみ/リズ・フィールディング
真実を話すきっかけ 評価4 4

同原作者「楽園行き片道切符」ヒーローと兄妹であるヒロイン。兄夫婦の妊娠に刺激を受けて、子供が欲しくなったけど…という話。ヒロインは秘書派遣会社のやり手社長で、恋愛はすでに面倒くさいと思っている。そんな折、出逢って、一目ぼれしてしまったのがヒーロー!通常よりも多いページ数であるためか、話が自然な流れです。それにしても真実を告白するきっかけって難しい。相手を好きであれば好きであるほど、嫌われたくない。相手の反応が怖い。どんどん先送りして、墓穴を掘った経験が私にもあるし…

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情熱の結晶と愛なき婚礼桜屋響/クリスティン・リマー
つくづく不器用というか…… 評価4 4

桜屋響さんが好きなので購入。トラウマの強い、かなり不器用なヒーローと、前向きなヒロインのお話です。なかなか素直にならないヒーローには、少しイライラしました。その後、素直になってよかった!と思ったら、こんな行動を取るとは、つくづく不器用というか、相手の気持ちをわかんなヤツというか……。それでもまぁ、ヒロイン一筋の実直な男性だし、プロポーズもカッコいいので許せますね。ちなみに、今作はモンテドーロ公国のプリンスたちの恋物語シリーズ(Bravo Royales)としては2作目です。「王子と孤独なシンデレラ」「情熱の結晶と愛なき婚礼」「無垢な天使の祈り」「砂の城のシンデレラ」で、漫画化は2作目まで。後の2作は今のところされてません。

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魅惑の黒い瞳藤原基央/キャスリン・ロス
相手に子供がいるって障害じゃないの? 評価4 4

ドキドキする上、心温まる、いいお話だった。だけど、ヒロインがシングルマザーで、ヒーローは相手に子供がいても、全然わだかまりがないようなので、どうも話にのめり込めない。私だったら、相手に子供がいたら、絶対いろいろなことを考えてしまう。「結婚前提」の覚悟がないのなら、とりあえずアプローチはやめる。せめて子供を巻き込んで付き合うことはしない。子供を傷つけるもの…。また、周囲に子供がいない男性が、子供とこんなにも自然に接し、子供の心に入り込めるのだろうか?全体的に不自然さを感じてしまった。ひょっとしたら、原作から削っている部分に、私の納得がいく説明もあるのかな。余談ですが、著者は漫画家・藤原規代先生の実姉です。漫画家姉妹って、なぜか絵の雰囲気が似ている気がする。いや、相手のアシをやる機会が多いから似る?

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麗しき罪人千家ゆう/ジュリア・ジェイムズ
似た者同士カップル 評価4 4

プライドが高く、負けん気が強い、似た者同士の2人…。ヒロインには弱みがある以上、本来だったら、もっと下手に出てもいいところ、あまりにも堂々としてるので、じめっとした暗さがないのね。また、著者があとがきで書いているように、会話が小気味よく、楽しくなります。実は、同原作者「パリの夜に捧げて」のヒーローとヒロインが、今作品にも少し出てます。(シリーズではないらしく、内容に整合性がないのですが)あちらは純真ヒロインを愛人・娼婦扱いするという最低ヒーローのお話。見事なほど、じめじめしてます。なので、今作品も原作は…

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誓いのティアラ真崎春望/ダイアナ・パーマー
【ネタバレ】あまりにも正反対のカップル 評価4 4

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シークと乙女【あとがき付き】ハザマ紅実/キム・ローレンス
【ネタバレ】見えたものは・・・ 評価4 4

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初恋から永遠に田辺真由美/シャノン・ウェイバリー
一見、イイ話ではあるけれど 評価4 4

「白く輝く幻の船を一緒に見ることができた恋人たちは永遠に結ばれる」という伝説自体ロマンチックだし、努力家で自立してるヒロインは魅力的だし、イイお話だとは思う。ただ15歳での妊娠が引き起こした暗い影は、私の心の中にやもやを残しすぎる。自分たちで責任が取れない年代での妊娠を喜ぶ14歳当時の幼すぎるヒーロー。考えがまだ浅いのはしょうがないとはいえ、その後、孤独になってしまったヒロインが無事出産できると考えられるものなのか?当時に理解することは無理でも、いい大人になった現在だったら、ヒロインのあの時の辛さをとっくに想像できてもよいはず。遅いよ…

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偽りの誘惑小林博美/アマンダ・ブラウニング
ショックの度合い 評価4 4

心臓の悪い奥さんに配慮して、ヒロインは父娘であることを隠しているのですが、どうも納得がいかない。結婚前に関係を持った女性とに娘がいたと告白されるより、夫の死後、若い愛人がいたことを知るほうが、よほど心臓に悪いんじゃないかなぁ。現実に倒れちゃってるわけだし。そしてヒロインは、ヒーローにケンカを売られたからと言って、自ら誤解を生むような言動をしているのは、墓穴掘ってるとしか言いようがない。ヒーローもヒロインも、どっちもどっち…(苦笑)最後に、原題からわかるように原作はクリスマスのお話だったらしい。クリスマスのほうが華やかでいいんじゃないかなぁと思う。

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砂漠のバカンス岸田黎子/バーバラ・マクマーン
10年後を想像したら… 評価4 4

ヒーローが「人生を楽しまなくちゃね」という雰囲気のシークなので、華やかで軽い話かと想像したのですが、そうじゃなかった。何より、ヒロインの理想の相手の定義が気に入りました!「私はおつきあいする人の10年後を想像するの」なんて堅実な考え方でしょう♪ただ実際は、それでふるいをかけたら、なかなか残らないよねぇ(苦笑)導入部分であったように、ヒロイン母はヒロイン父を愛していたけれど、父の「1番愛している女性」は死ぬまで前妻。そんな母のようには絶対なりたくなかったのに、ヒロインが愛した相手も妻を亡くしており…とつながる。HQでは、結構よく出てくる設定だけど、難しいテーマですね。

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愛なき砂漠葉月秋子/ペニー・ジョーダン
設定等に説得力があります 評価4 4

HQのシークものは、あくまでも西洋から見た世界観で描かれ、なぜか西洋との混血が当たり前になってるものが多い。でも、いまだにイスラム世界では、イスラム教に改宗しない限り結婚は許されないらしいですから、実際には混血は珍しいはず。もしヒーローのような出自の人間がいたら、それはもう想像以上の肩身の狭さでしょう。今作ではヒーローが混血+クリスチャンであるがゆえの苦悩を前面に押し出されたことで、私は設定に奥深さと説得力を感じました。今作以外でも、ペニー・ジョーダンのシークものは、他の方が書いたシークものより、ありえるかもしれない度が高いような気はします。内容自体は、HQにはよくある偽装結婚、傲慢ヒーローの誤解・軽蔑+実はメロメロものです。まさしく王道で、HQならではのドキドキ感を味わいました。ただ絵も漫画の表現も確かに古風。ヒロインも22歳と若くても、弟を育ててきた、しっかり者なので、もう少し大人っぽくてもいいかもね。(原作は1986年出版、漫画は2005年出版(宙出版では1998年7月から、HQ社では2007年1月からHQ漫画出版を開始))

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炎と燃えた夏【あとがき付き】星合操/ミランダ・リー
さすが著者なんだけど… 評価4 4

美しい絵に定評がある著者!セクシーなのにピュアな天然ヒロインがとっても可愛らしかったけど、ヒロイン・ママの絵がなぁ。可哀相すぎる。ママは若い頃、おそらくヒロインに似た美しい女性だったのでしょう。それが20数年後、こうなるのは個人的にはあまりにも悲しいし夢がない。変化しすぎたから、ヒロイン父も浮気したんだと言いたいのでしょうが、もう少し工夫できないものかなぁ。話の内容は、文句なく面白い。堅物ヒーローがメロメロになっちゃう話は、著者が描くと何倍も楽しめる。

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愛を禁じた契約綾部瑞穂/バーバラ・マクマーン
女性運がなかっただけかも 評価4 4

最初のうちは単なる上司と部下でしかなかったのに、ふとした瞬間、相手のこれまでと違った面が見え、意識し始め、どんどん好きになってしまう。そんな過程が比較的丁寧に描かれた良作だと思う。ただ、月経困難症の20代女性に子宮摘出を勧めることはありえない。そこがひっかかる!そしてヒーローが元恋人と別れた理由は「中絶」だそうだが、以前から子供が欲しかったのでしょう。だから避妊をしなかった。元恋人もそれに対して何も言わなかったから、妊娠OKだと解釈したと想像できます。元恋人は最初から妊娠したくなかったけど、それを明らかにしたら振られると考えたのかもしれない。結局、ヒーローはこれまで、相手女性の選び方を間違ってたのでしょう。結婚はしたくないプレイボーイタイプでもないみたいだしね。でも、結婚前にはセーフティを心がけるのは本来は当然でしょう…

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愛はうつろいやすく【あとがき付き】大橋卓/エマ・ダーシー
結構、重い話なのかな… 評価4 4

船上のパーティで繰り広げられた2組のカップルの再生話。少し変わった展開だったし、HQらしい華やかさも感じられなかったけど、静かに深く、心にじわっときた。人を見た目や印象だけで判断しちゃいけないよな等、いろいろ考えさせられた。ただ、メインのヘレンとジョーのカップルはまだしも、サブのカップルの行く末は明るいと思えず、私にはかなり心配ですけどねぇ。

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侯爵家の花嫁【あとがき付き】花津美子/サラ・クレイヴン
【ネタバレ】結局は似た者どうしか… 評価4 4

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脅迫された花嫁岡田純子/ジャクリーン・バード
情熱的な報復って何でしょう 評価4 4

ヒーローとヒロイン両方共が相手を悪く誤解してるパターン。原題が「A Most Passionate Revenge」=最も情熱的な報復なので、さぞかしすごい復讐するのかと思ったら、そんなこともなく…。ただし、顔を合わせるたびにケンカになる。でも、お互いに好き合っている結果そうなるので、極めて深刻とまではならず、私は楽しめた!(言葉で傷つけてることは事実だけどね。でも、それは強がりだし)10年も遠回りしたけれど、ヒロインは立派な医者になれたわけだし、悪いことばかりではないのかもしれない。

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ボスのプロポーズ藤田和子/リン・グレアム
藤田先生のせいじゃないのに 評価4 4

今作がこんな終わり方なのは著者のせいじゃないのに、結果、作品自体の評価が極めて低いのはすごく辛いですね。何せ原作を出版した時にも「えぇ~うそ~、続きがあるの~。そんなこと知らなかった…」と読者の不満の叫びがネット上に飛び交った作品ですから。私も今作を読んだ時にはびっくりしたけれど、まぁリングレなので、どうせヒーローは理不尽なヤツだし…(<永遠を誓うギリシア>第2弾は、2012年8月11日(土)発売の<ハーレクインオリジナル9月号>)

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あどけない恋心【あとがき付き】星野正美/アネット・ブロードリック
9年は長いなぁ 評価4 4

子供の頃から、8歳年上のヒーローのことを大好きで、彼と結婚すると公言していたヒロイン。でも16歳のときにあきらめ、その後9年間もほとんど交流なし。そんなに好きだったら、あと数年はがんばってプッシュし続ければよかったのに、ここからが妹から恋人へと意識変化させるチャンスだったのにと個人的には思う。でも、そしたらヘザー(ヒーロー娘)はいないから、これでいいのかな。全体的に熱い話じゃないし、ヒロインがもっと大人っぽくなっていてほしかったとも感じるので、いろいろ不満もあるが、やっぱり私は幼なじみものが好きなので許すです。そして、実は今作は同原作者「独身貴族の策略」(今作ヒーロー弟の話)で、息子が産まれて喜んでいたカップルなのです。あれで、彼らのなれそめをぜひ読みたいなと常々願っていたので、読めただけでうれしいのです。(追記・わやさまへ、ごめんなさい。気を付けます…。アップルパイさまへ、ありがとうございます。私自身が、関連作であることを忘れるので、実は覚書がわりに書いているのです)

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王との愛なき結婚【あとがき付き】橋本多佳子/ジェニファー・ルイス
?十分評価高いよね? 評価4 4

さすが橋本先生、うまいなぁと思えた作品。特に見開き扉絵は美しい。南国の花々がいっぱい、ヒロインのアクセサリーも衣装も華やかで、PC壁紙にして眺めたいほど。内容は…確かに泥沼だね。あまり私好みの展開ではないかも。でも、おそらく原作は漫画よりも「いまいち」なのでしょう。ヒロインが運命に流されながらもそれだけじゃない、隠れた強さを先生は表現したんじゃないかと思う。それにしても、今作は十分すぎるほど読者の評価は高いよね。これで低評価?

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星降る夜の贈り物【あとがき付き】谷口亜夢/マリオン・レノックス
原作も読みたい気分に 評価4 4

ハートウォーミングな、なかなかイイお話だが、ページ数の関係か、ヒーローがあまりにもあっけなく別人格に変化しすぎかな。でもまぁ、ヒロインの家族思いで飾り気のない人柄が好ましいし、ヒロイン祖母も味のあるキャラだし、ほのぼのとしたクリスマスものだしで、かなり楽しめました。私好みなので読んでよかったです♪機会があれば原作もじっくりと読みたい!

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ちょっぴり罪な関係中山紗良/キャサリン・ジョージ
止まっていた時間が… 評価4 4

ヒロイン15歳のときに、母親の再婚で義兄になったヒーローは25歳。思春期真っ只中のヒロインが、突然できた完璧すぎる義兄に反発(憧れの裏返し?)してしまうのは当然なのでしょう。それから10年間も素直になれずか…結構長いですね。別荘での思いがけない再会で、2人の間に流れる時間が動き出し、和やかな空気があふれ、やがて惹かれあっていく描写は自然です。ほほえましい。また、ヒーローはすでに35歳のはずだけど、感情をあんまり隠してられない、純情なヤツですね、可愛いです♪

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嵐の夜のプロポーズ柴田あや子/アン・メイザー
ある意味、究極のロマンス 評価4 4

37歳・離婚歴と娘(13歳)あり・美女ではなさげの…そんなヒロインと、34歳・魅力的な金持ち独身男性のヒーローとが恋に落ちる?!若くて美しい女性が選び放題なのにね。ある意味、究極のロマンスだろう。しかしながらヒーローはヒロインのどこに、そんなに惹かれたんだろう。夢見心地になりつつも、妙に冷静になってしまう作品でした。著者の絵柄って、30代男女が主人公だとうってつけかもしれない。

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あなたと過ごす夜寺館和子/エマ・ダーシー
官能的なタンゴ 評価4 4

二人でタンゴを踊るシーンが大好きです!官能的で!そしてダンスしながらの会話がまた笑える!さすが著者が描くと大人の雰囲気ですしね。全体の内容としては、先が簡単にわかるし、そんなに特筆するものではないのですが、話のつかみと、「借金の肩代わりに26回一緒に夜を過ごす」という妖しい約束に、私はどうにも心魅かれました。

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舞い降りたヴィーナスアリスン/デビー・マッコーマー
アラスカいいとこ、1度はおいで?! 評価4 4

仕事を解雇され先行き真っ暗なシングルマザーのヒロイン。新聞で、あまりにも好条件の求人を見かけて応募し採用された。しかし、それは過疎化進むアラスカの小さな町の独身男性のために若い女性を連れてくるという策略で…という話。すぐ逃げ帰るだろうとのヒーローの予想に反し、強くたくましく、町になじんでいくヒロイン。そして、その一生懸命さにだんだん惹かれていってしまう。アラスカの雄大な自然を背景に、爽やかな作品になっています。アラスカは夏だったので、素晴らしい景色だなぁ、うらやましいなぁで終わるけど、冬はさぞかし厳しいんでしょうねぇ。

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恋するアテネ神谷和都/ジュリア・ジェイムズ
出会いの演出は好きだけど 評価4 4

非常にむかつく冷酷非道な祖父だけど、2人の出会いの場の演出の仕方は洒落てますね。何も説明せずに2人きりで30分放置、その後、説明か…。なかなか印象的な導入部分でした。思惑は成功して、ヒーローはヒロインにかなり惹かれたみたいだし。ただ、その後も自分に牙をむき続けるヒロインに我慢強く接し、さらに夢中になるのはすごいことだ。それにしても、ヒーローの「ギリシアの女性は口答えなどしない」という言葉にはびっくり!笑える!欧米人に大人しいと思われているらしい日本人女性もするんだから、当然するでしょ(苦笑)ちなみに著者はホラーやミステリー中心でHQは今作品がはじめて。だからなのか、祖父の顔が怖すぎ!ヒロインの怒り顔も凄みある…

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