「宝くじは、有楽町チャンスセンター1番窓口で買え!」は本当か?
無駄遣いもせず、お金のことも真剣に考えているのに、なぜか手元にお金が残らない。それは、知らないうちに「心の会計」に影響され、お金で損をしてしまっているからだ。本書では、行動経済学を基礎にして、人がお金を使う際に失敗しやすい傾向を分析する。
私たちは「お金の使い方」において、いつも合理的に判断しているつもりではある。しかし実際のところ、下がる株をいつまでも持ち続けてしまったり、クレジットカードを持つと思わず無駄遣いをしてしまったりする。このように、人が一見不合理な判断をしてしまう理由を学問的に解明するのが「行動経済学」である。本書では、最先端の行動経済学の理論を基礎にして、人々がお金を使う際に失敗しやすい傾向を分析する。本書を読むことで、自分のお金を使う際の傾向や弱点を発見することができ、賢いお金の使い方を学ぶことができる。
第1章 「宝くじは、有楽町チャンスセンター1番窓口で買え!」は本当か?
第2章 プロのファンドマネージャーでも市場平均に勝てないって本当か?
第3章 臨時収入は、なぜ酒代に消えてしまうのか?
第4章 新築時には、なぜサイフのヒモが緩むのか?
第5章 なぜ損するとわかっていながらも、下落する株を持ち続けてしまうのか?
第6章 買い物で貯まったポイントの正しい使い方とは?
第7章 試食コーナーのウインナーを食べる時の心がまえとは?
第8章 ルーレットで4回連続で「赤」が出た後に、また「赤」が出る確率は?
第9章 金利が高いとウサギが亀に勝ってしまうのはどうしてか?
第10章 年収の20倍もするチューリップは、なぜ飛ぶように売れたのか?
第11章 どんなに騒がしくても、「あ! カネが落ちてる!」が聞こえてしまうのはなぜか?
第12章 「海外市場より日本市場の方が安心!」は本当か?
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(C) Mitoshi Yamamoto 2007
出版日:2007/12/14