でも、移民局側のサポートメンバーはいずこ？とは思いました。一匹狼なのか、ヒロイン。あと、カギとなるハーレーのバイクがかっこよく見えなかったので残念です。バイク愛のある女性漫画家はそういないと思うのでしょうがないかな？

立ち読み部分だけ読んで、父、息子、若い女性の三角関係の話だと思い込んでいたのですがそういうわけではなく、後半では元夫登場。こういう前半と後半ががらりと変わるストーリーって結構ありますね。ちょっとテーマがばらける感じで、短いページには収めにくいんだろうなあ。篠崎先生大好きなんですが、魅力が存分に発揮できなかったように思いました。ヒロインはDV被害者が「悪いのは自分」と思い込んじゃう典型的な人。途中の姑の発言が怖かったです。

絵は綺麗ですし、トーン多めでキラキラした作風で素敵です。 ヒーロー思い込み激しすぎませんか？ 医者から可能性があると言われた程度で子を持てないと決めつけ、ヒロインや子供に酷いことしてますよね。 こんな男嫌ですわ

再会した後も、ヒロインがひたすら待っているだけでこれといったエピソードもないので、いまいち盛り上がりに欠けました。ヒーローが愛を自覚するきっかけになった事件も、現実にあり得そうなことだとは思いますが、ロマンスとしてはなんかショボい。 あと、序盤でヒロインが「母にぶたれて育った」と言っていますが、親しくもない人、まして雇い主に普通そんな話しますかね？言われた方は困ると思うんですが…。

話自体はまあ普通でしたが、ヒロインの「被害者ぶって人を傷つけているのはあなたよ！」という台詞が痛快。元カノがお金目当てだったからとヒロインを侮辱するハーレのヒーローすべてに共通していて、よく言ってくれた！と膝を打ちました。 ヒーロー弟の隠ぺいはもう少し制裁があってもよかった気がします。

１話目『富豪の愛人』、終盤の、男性主人公･ルークが『ﾄﾞｵｯ 』と倒れ込むほどのﾋﾛｲﾝ･ミランダのﾊﾟﾝﾁ炸裂に、おおっ！(拍手)。それくらいやられて、年長の大人ぶってﾋﾛｲﾝをからかっていたルークが、降参、やっと本音を吐きます。年下の、思いがけない女の子に振り回されて戸惑っても、やっぱり素直な吐露が一番ですね。結局、ﾍﾞﾀﾎﾞﾚなんですから。それは２話目の『ダーリンをさがして』にも言えることで、小細工してｼﾞﾀﾊﾞﾀしないで、素直に言っちゃいなさい、男性諸氏！･･･ってことですかね。(それだと、お話にならないのかもしれませんが。笑。) 威張っている裏でｶﾜｲｲ(⁈)男の本音とうろたえが楽しく(？)読めて、♥４つに近いです。

素敵なヒーロー、ヒロイン、そのご家族なのですが、ヒーローとヒロインがどうして惹かれあったのか、心の動きがあまり見えにくく、ライバル？のへスターとヒーローとの関係も、誤解する程か？っていう感じだったので、ヒーローの「愛している」が唐突に感じられました。 亡くなったお父様、おじい様、ヒーローのお母様みんないい人で好感が持てました。

「そっくり」で惹かれるという所には感情移入できなかった。なんとなく似たような雰囲気があって惹かれるとか、一緒にいると落ち着く⇒そして実は遠縁だった。ならまだいいかなと思うけど。。でも、HQは似たような話が多いので、少し変わった話で新鮮でした。確かに自分にそっくりな人がいたら、好きにはならないけど不思議だから気にはなるかも。きっかけとしては面白い。

一番最初に読んだ時には、どうにもﾄﾞﾀﾊﾞﾀでｲﾏｲﾁ、という感じがしたのですが、時を置いて読んでみたら、じわりと来ました。笑いとｷｭｰﾄさが。ﾊｰﾚは、ﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞが前提だから、ひっ絡まった擦れ違いもｺﾞﾀｺﾞﾀも、ﾄﾞﾀﾊﾞﾀさえも、最後は、解けてほどけてﾄｷﾒｷになる。ｺﾐｶﾙなｾｵﾘｰ作品です。橋本先生、熟練の手さばき。しかし、男性主人公･ジョシュの父、ﾌｸｻﾞﾂだなー(笑)。ﾌﾟﾛﾎﾟｰｽﾞ断られた相手の娘が息子と結婚して、縁続き。しかも彼女にゃ、年下の若いﾀﾞﾝﾅ(リチャード。ｲｲ味の人だなー)が出来ていると来たもんだ。ﾍｺむだろうな゛ー。いろいろと。♥３．３。

「えっ？」をどれだけつけたら良いのかわからないくらい（笑）ただヒロインがあそこまで自己評価が低くて卑屈なのにあれだけの影響力が出るものなのだろうか（まあ自信過剰だったらもっとないんだけど）と思わなくもない。今までのグロリアが酷すぎた分、もう少しじっくりあっても良かったかな。やはりシリーズの敵役というかキーパーソンだし。2冊じゃ足りなくなるけど（笑）。そしてマデリンの死が大きい。このシリーズは全体的にご都合主義が控え目で重いドラマを扱っているけれど、グロリアの変化で一族全体に光が見えた分、読者に与える衝撃も強かった。ラストの駆け足も勿体ない。

えーっと・・・単純に「ハッピーエンドでよかったね」とは言えないラスト。ヒーローは婚約者がいるけどヒロインに心惹かれて、近寄らずにはいられなかったんだな。ヒロインとキスはしたけど、それ以上の関係に進めたり、ヒロインの気持ちを確認してから、じゃなくて、その前に婚約者との関係をちゃんと終わらせてきたなんて誠実だと思う。ヒロインとの出会いがちょっと遅かっただけだもの。ヒーロー＆ヒロインはしっかりしてるし良いと思うけど、これからの家族関係が大変そうね・・・。円満に・・というには時間がかかりそう。まあ、欧米だと親族間の付き合いも日本とは違いそうだから、大丈夫なのかもしれないけどね。

子供が可哀想な話です。 改心したからって、許されないですね。

何時も人体のボディバランスが微妙ですが、今回は輪にかけておかしかったです…特にヒロイン!半端ないろくろ首ぶりでしたね…粗探しのように、ろくろ首のコマ探ししてしまい話に集中出来ませんでした。

小説ではかなりラブラブなシーンが多々出てくるのですが、漫画ではページ数の関係でこれが限界でしょうか。問題の夜這いシーンは、小説ではやけ酒して深夜に帰ってきたヒーローがヒロインに聞きたいことがあって部屋を訪ねる→寝てるヒロインを揺すったら胸ぽろん→隣に入るのが自然な気持ちになる→しかし酔いに負けて爆睡、という流れ。原作の2人のラブラブっぷりを見たら割と自然に見えてしまうのです。欲を言うなら、パブロワを2人で食べるシーンは省かないでほしかったです。

家のために結婚するのにあたって元彼に何も連絡しない…。後から妊娠に気づくけど、その件も真実は教えない。言ってもしょうがない、もう会うつもりがないからって…うーん、やっぱりちょっと酷すぎるような…。

いい人そうでヒロインのことも気にいってるようだけど、このお母さんがさりげなく悪いイメージを持たせる発言をしていた前妻、実は魅力的な女性ですよね。ヒロインも、今は良くても今後どうなるか安心できないんじゃなかろうか。