続き物作品の魅力は、そのシリーズを複数読んで、多角的な視点から、物語の深みを知るところにある。しかし前提条件として、単巻のみでも登場人物の心情や行動の帰結点に、納得できる結末が示されるべきで、それが破綻していると困惑しか残らない。上記の点において、この本は最悪。ふつう、騙されて敵対的買収を仕掛けられ、おまえが無能すぎるので社長から引きずり落とした、と侮辱的なネタバレをされた人間は、例え肉体的に惹かれていたとしても、そいつのプロポーズを速攻で受けたりしない。さらに残念なのは、H/Hが常に性衝動を抑えられない未熟な人間として描かれているので、他のシリーズを読む原動力になるどころか、マイナス要因になっていること。結果としてこの本は、単なる股の緩い女が、兄の思惑で仕事を取り上げられ、安易なロマンスに逃げ込んだ、非常に底の浅い話になっており、失敗作だと思う。

社会的に見るとハンサムで富豪の申し分のないヒーローだけど、人間として本質的にどこか変質してる危ない男。勘違いレイプに記憶喪失に乗じての強引な結婚と拉致監禁。記憶を取り戻して取り乱したヒロインを無表情で叩いて、安定剤を無理に飲ませる様子は恐ろしい。社会的地位や恵まれた容姿が無ければ、変質者として逮捕されるような人間じゃないか。妹をレイプするような男と親友だったのも、本質的に類友だったんだろうなと思うわ。

ヒーローが最低すぎて、イライラ、モヤモヤが半端ない。ヒロインに対して、罵倒、侮辱は当たり前。バージンじゃなかったからと（バージンを奪った張本人なのに記憶なし）逆ギレし、ヒロインをほったらかしにして再び女遊びにはしる姿は、百年の恋も冷める。夫としての家庭生活もさることながらこれが大企業のトップだと思うと企業の先行きも不安になる。散々、無視していた息子がDNA鑑定で自分の子だとわかると手のひらを返して子煩悩ぶりを発揮してきた所はかなり胸くそ悪かった。ヒロインも今までの非道をすんなり許すし、ヒーローにはもう少し痛い目あって欲しかった。読み返すとイライラするから、もう読まない。

誘拐犯が、なぜ身代金も取れない人質を3ヶ月もただ養ってたのかほんとうに不思議。ただでさえ流産しやすい妊娠初期に流産もさせないどころか、肉体面では医者の折り紙つきなくらい、暴行もせず食事も与え妊娠している自覚もないヒロインの身の回りの世話もきちんとみていたなんて、なんという非現実的な誘拐犯なんでしょう。一方医者が心配したのは精神的苦痛で、その主因3つのうち、1.5くらいはヒーローの責任となると、ヒーローよりも誘拐犯のほうが優しいいい男だったんじゃないかって気がふとしてしまう。それくらいこのヒーローはひどいし、話の根幹がおかしい。

人はそんな急には変われない。 思い違い？いえ、これはモラハラ。行き過ぎた束縛と呪縛ですよ。言葉の暴力と支配。 何かのはずみでまたネチネチきそうなタイプに ハートマーク♥️は差し上げられません、悪しからず。

最初はヒロインの思い込みの激しさにドン引き。 ヒーローはまぁ最初は偽名を使ったのはしょうがないとしても、 ヒロインと関係を持った後も自分がルークだとは言わず。。。 ヒロインがヒーローの義父を知っていたからバレたけど、知らなかったらいつ告白する予定だったんだろう。 義妹とまぁ結婚したのはいいとして、子供まで作るって。 義妹や義父に幸せになって欲しいから、諦めて結婚しちゃうのはいいけど、結局Sexして子供作っちゃうって性欲には逆らえなかったのかな？そして死後、2週間で子供を置いてヒロインに会いに行こうとはいやはやびっくり。 なんていうか最低。なんか読み終わった後にふつふつ怒りがわいてきちゃう、そんな話でした。

まず、ヒロインの行動に理解が出来ない。仲が良かった訳でも無いのに里親の娘の復讐って、凄い考え方にビックリ。そして最初は常識人に思われたヒロインの友人も、指輪を勝手に調べたり、情報を売ったりと、やりたい放題。里親の娘は、想像通り。なのに全てを許すヒーローは、人間が出来てるんでしょうか？

愛人契約とかしてる時点でキモイ！ 名ばかりとは言え７年もよくガマンしたよな…コレ、ヒロインだったから元サヤ??的な感じだけどもし別の女でそんな出会いとかあったなら離婚してたんでない？まぁハーレあるあるだろうけど…このヒーローは好きじゃないな～

ストーリーよりも、法制度に目が行ってしまって楽しめない。うら若い娘を殺人者にして刑務所暮らしをさせて、ごめんなさいで済むはずない。自分の夫婦関係がごたごたしていたからを理由に、罪を着せたヒーロー家族も、どうせ有能な弁護士が付いて無罪になるにしても、法廷に引っ張り出されて恥をさらせよ!と思ってしまう。十分苦しんだ?のうのうと自宅で自由に贅沢三昧しながら?冗談じゃない、刑務所で苦しめ!!

女性陣が犯罪レベルに幼く見える。特にパーティー同伴者の金髪の女性、小学生でヒーローの娘だろうと思ったので仰天。話の中でも若い設定だけどそれにしてもあんまりじゃないかと。ヒロインは皆に大絶賛されているけど欠片も魅力が伝わって来ない。何作読んでみても、たむらさんはHQには向いているとは思えない。

自分が発端なのに、被害者面して逃げる、謝罪もしないバカな妹。何故かそれを無条件に「可哀相じゃない」と庇うヒロイン。そしてヒーローに至っては、もう相手は誰でも良かったんじゃない？という気持ちしかしません。正気姉妹と関係を持ち、それぞれに子供を産ませるという発想は、気持ちが悪いとしか言えません。最初から最後まで盛り上がりに欠ける話で、同じテンポで始まって終わったという感じでした。。

ってオチの方がスッキリする ヒーローも元妻も性悪すぎてイライラする。元妻は楽に事故死ではなく生きて自分のした事を反省して苦しんで欲しかった。今まで読んだ中で1番性悪でクソ女だった。そんなクソ女に騙されて結婚式直前にヒロインを捨ててクソ女とデキ婚したバカヒーローもクズだけど…。 子供は被害者かなっとも思うけど、クズとクソ女との子供だと思うとやっぱり遺伝子引き継い出るんじゃない？とも思ってしまう。 クズと結婚したら一生子供とクズに振り回されて苦しむんだからヒロインは別の人と結婚した方がいいと思う。正直、クズ男は当然見たいな顔でヒロイン追って来たけど、そんな資格ない死んで詫びて欲しい

ヒロインの両親の、ヒロインに対するそっけなさっぷりに意欲を削がれ続けた作品でした。冒険が好きじゃないってだけで烙印を押したように彼女に対してそっけない冒険家の両親。最後までそのわだかまりが解かれるストーリー展開もなく。ただただヒロインが不憫で…こんな両親が「他人に会社を譲る」なんてヒロイン抜きで話を進めていれば、そりゃこんな風に話はこじれますよね。可哀想…。ラブストーリーが読みたくてハーレクインを読んでいるのですが、今回は家族愛にもう少し焦点が欲しかったなぁなんて思ってしまいました。