藤原基央先生の作品は全て読破していたと思っていましたが、こちらの作品は初めて読みました。お堅いヒロインと魅力的なヒーロー。相手を疑いながらも誠実に自分の仕事を全うするヒロイン。ヒーローに惹かれて葛藤する姿は良く描写されていました。初期の作品の頃の藤原ヒーローはちょっと渋いおじさんでしたが（笑）今作は若くて素敵な億万長者のヒーローでした。

ベネチアが舞台のハーレクイン。あの何とも言えないベネチアの夜の雰囲気とそれプラスカーニバルの季節も相まって楽しく、時にはドキドキしながら読みました。流石の尾方先生です。読ませてくれます。

同好会レベルの絵しか描けない先生方を、アシスタントにしてしばらくしごいてもらいたい。そんな感情を抱かせます。モノが違いすぎます。他の作者のものと同じ値段だなんて、お得なんだろうか。他が価値以上の値段を吹っ掛けられているのだろうか。私は後者だと思う。

クリスマス時期に読みたい１冊になりました。甘々ではないですけど、すごく優しい気持ちになります。

今時の時代にそぐわないギリシャ人ヒーローでしたが最後はヒロインにメロメロになる展開はリングレの定番ですね。今作のヒロインは医師という自立した職業でもありましたが思いやりのあるとても素敵なヒロインでした。リングレと麻生先生の相性はお見事です(*´▽｀*)

後半衝撃の事実が明らかになるまで2人の過去に何が⋯？とグイグイ引っ張られました。泣ける！ 面白かったです！

ちょっとテーマは重いハーレクインですが、ヒーローが良い人でその上ビジュアルもストライクなのでこの評価に。トラウマを克服するのには、やはり愛が必要なのは言うまでもなく。ヒーローがかっこよくてドキドキしました！

弟ver.の関連作品に登場したヒーローが気になってこの作品へ！。辛い過去を思えばヒーローの冷徹な態度も頷ける…清らかな心を持つヒロインに癒されていく過程にキュンキュンしました。

当時の時代背景と英国ならではの階級社会がよく描写されていました。社交界で繰り広げられる会話もユーモアがきいていて面白かったです。ストーリー構成も良く練られていてベテランの先生ならでは。画もキレイで読みやすくとても愉しめました。

個人的な事ですが、友人が結婚一週間目に車の事故で半身不随(悲しい事にマティと違いもう一生自分の足で歩くことは出来なくなってしまいました…)になってしまった、という経験があるので、正直平常心では読めませんでした。しかも、マティは結婚前で、女性で…　友人は男性で結婚した後だったので、同じ半身不随でもかなり状況は違うと思いますから…　HQでハッピーエンドが約束されているとはいえ、読み終わるまでマティに幸せが来るように祈るような気持ちでした。津谷さんの美しい描写にも救われました。難しい題材とはいえ、現実の世界でも多くの同じような境遇の人にハッピーエンドを願ってやみません…

面白かったです。シリアスもコメディもいける作家さんですよね。すんごい男前も絶世の美女も描けるのに、今作のようなちょっとへたれな可愛い男もお上手でステキ。ヒロインもけなげで◎でした。

さちみりほ先生の描く作品はどれも素敵なお話ばかりですが、今回のヒロインの壮絶な生い立ちには言葉を失いました。複雑に絡みあう人間関係…素敵な展開。何度か涙するシーンが！

ウイーンを舞台に華麗なヒストリカルのハーレクインでした。うっとりしながらページを捲りながら読みました。読了後もいつまでもロマンチックな余韻に浸りました❤

それがすごく腑に落ちない。Ｈ／Ｈの愛情はさておき、今回の結婚も国益とか諸々の条件が政略的にバッチリ、ということで成立したわけだし（それとも情勢に変化があったのか）。その結果二人の女性が不幸になりました。前妻はトバッチリ・・・という現実的なツッコミはさておき、ギラギラしてないけれどグイグイくるヒーローの色っぽさに評価がアップ。災害現場にノコノコ、ヒールのある靴で出向いたヒロインの軽率さには「おバカさんめ！」とガックリきたけれど、すれ違った初恋の成就を楽しめました。ある種のファンタジーだとは思うけれど、相変わらず子供が可愛らしくて癒されました。

かわゆい♥かわいすぎる♥♥　　　彼女がまっすぐで健気でウルウル泣けてきた。　それにしても、彼ちゃま・・・めんどくせぇ！！　いい人だけにめんどくせぇ！！　　『いくらなんでも不器用すぎるだろ！！』と独り言。　　でも、いい二人だわ♥かわいくてニヤニヤ。　

紳士的で素敵なシークでした。 ヒロインも厚かましくなく結婚に迫ることなく良識ある行動が好感度大でした。

話の展開を見ると、何世代も醜聞なしに続いてきた名家の嫁として、ヒロインは果たして受け入れられたのかな？と思います。おばさまの偏愛ともとれる過度の期待、そしてそれがかなわない夢と悟った時の行動… この話は少し前のアメリカの歴史の一面を描いていて、ヒストリカルに通じる面白さがありました。

良い話が多いので好きです。 このお話は特にヒロインが流されすぎないので良いですね。 絵もコメディチックなストーリーと合っています。 魅力的な脇役もポイント、立ち読み後に現れるキャラを楽しんで下さい。

ヒロインを一途に思い愛してくれたヒーローがツボです！

明るく楽しいお話なので、軽い気持ちでサクッと読めます。DVとか親に捨てられてとか裏切りとか、重い話を読みたくないときに読むのがオススメです。仕事ができるヒロインも好感が持てます。

まず、原作よりもタイトルがよい！せつないです。お話の中でもちょいちょい出てくるキーワード「帰らざる日々」。子供も可愛らしいし、ヒーローの号泣にももらい泣きしそうになっちゃいました。家族３人、仲よく暮らせるといいですね。

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重い話ではないので軽い気持ちで読んでみたのですが、気がつくと泣いておりました（笑）片思いの切なさがキュ〜っと胸にクる良いお話でした。何度も読み返したくなります！

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津谷先生そんなこと考えてプロット作るんです、ね？！ ヒストリカルの名作のひとつだと思っているだけに、笑っちゃいました！ なるほど～いつも先生の作品はポイントがしっかり押さえられているわけですね、感服しました！

トンプソンさん大人気！　

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スーザン・フォックスの牧場主はD・パーマーのと違ってちゃんと人を見る目がある正義の人が多い印象。（たまに例外はあるけど。）好きな子いじめもしないし良い男が多い。こちらのヒーローも最初こそ家族を守るためヒロインを攻撃するけど、その後ちゃんと自分の目で事実を見て判断できる人で良かったです。ピクニックのあたりもとてもロマンチックな展開で好き。/ところで最近の日替わりセールでより多くの小説が安く買える様になってとても嬉しく思います。正直ハーレの文庫本は古本屋でかなり安く売られているので、申し訳ないですが定価で買う気にはなかなかならなくて。それでもセールとは言えこちらで買った方が出版社や作家さんへの利益になるかと思うので、罪悪感も薄らぎます。

シリーズで作画が変わるのが残念。最初にアリスン先生が良かったのでそのイメージが強くて･･･｡全部アリスン先生で読みたかったです。ヒロインが命とひきかえのシーンでは号泣しちゃいました。