ヒロインのとても辛い過去の切なさやそれを乗り越える為の努力の凄さ、それを巧くまとめて描いた著者が素晴らしい反面、前半のヒーローの行動に納得出来なかった。「僕の財力があれば」と言い切るなら、何故最初にその財力を使ってヒロインの事を調べなかったんだろう？最初に調べて解決したらお話にならないし、誰も愛さない信じないヒーローを描くためだったとは思うけど、それにしては一方的な情報だけでヒロインに暴言とか、傲慢で完璧を求める割には結構適当だよなーと。ヒーローの過去も子供の件を知った後も切ないもののはずなんだけど前半を思い出すと薄っぺらく感じ、ヒロイン程の女性ならもっとふさわしい人がいるだろうに……と思っちゃって、ヒーローに固執する辺りが全く共感出来なくてすんなり読めず。全体的にはとても良いお話で心に響いてきたし、特にお子さんをお持ちの方は凄い泣けると思う。

子供が激似なのに、気がつかないヒーローの鈍感さには無理があるような気もしましたが、お話は無理がなく？素直に読めました。

なまじお金がありすぎるのも大変なんだなと思うストーリーでした。でも、ヒーローが逆境に強いだけでなく、ぼさぼさでもハンサム、きちんとするとなおいいってのは、良くある話かもしれませんが、つぼにはまりますね。ヒロインパパがいい人なのに「人でなしビクター」と呼ばれていることを楽しんでいる風がお茶目ですきです。パパラッチに追い掛け回されて困ってるのに、山荘の外に風呂を作る人の気が知れません。

コミュ障な人に対する許容度で評価が分かれてそうな作品。 このヒーローは最近知られるようになった「アスペルガー症候群」な人なのでは…。 仕事や勉強では優秀だけど、コミュ障害な人。 こういう人がごく身近にいるので「あ～！あるあるあるある！」の連発でした。 オランダ医者の話を沢山書いてる作家さんのヒーローもこの系統だなあと思い出しました。外国にもこういう人が多いのかな。 多分ヒロインはこの先も「一番大きい子供」を抱えて生きていくことになるんだろうし、前途多難だけど、ラストで少し「人への理解が深まった」成長したのか？と思えるのでマシなような。 ヒロインも「察してちゃん」をやめて結果オーライ。 こんな状態で他に女性が出て来たらもう壁投げだけど、本人もわかってないけどヒロインにぞっこんなので、微笑ましく読めました。 ただ、原作にスピンオフが出て来たら、双子設定を削ったのは後でひびきそうですね。

ジェームズ「時間さえくれれば証明してみせるよ。君が僕のすべてだということを」エリー「･･････その時間はどのくらい必要なの？」ジェームズ「そうだな50年･･･いや60年は必要かな」･･･ん～プロポーズの言葉が洒落てます！

秋乃先生の絵は大好きです。ヒロインも素敵だし、子供もかわいい。ヒーローも悪い人じゃないんですが、やはり、家族の言葉と愛する人の言葉で、家族を全面的に信用しちゃうのは、ヒロインが可哀想だよ。。。弟も、ヒロインが妊娠してたこと知ってんだったら、もっと早く真実をヒーローに教えてあげるべきだよ。死に際って、どうよ。。。ヒーローは自分が悪かったこときちんとわかっているようですが、再会シーンはなんかな。思いっきり拒絶されてもおかしくないのに、あまり申し訳なさそうにみえない。まあ、最後はうまくまとまって、読後感もよかったので、よしとしますか。

丁寧な絵に気分良く読んでいたのに、さあヒーローの謝罪だ！（大好物）と待ち構えていたところに肩すかしを食らいました。あんなんじゃ満足できーーん！私はヒロインと違って器が極小なので、あの仕打ちに対してこんな謝罪じゃあ消化不良でイライラします。いやヒーローはちゃんと反省してるんだけどね。笑

あの祖父を見ていながらイギリスで育てられたのは「母親の教育方針」と思い込むヒーローって馬鹿なの？が第一印象。と言うかHQのギリシャ男性は総じておかしいだろ。まあヒーローも後はヒロインに一途に一直線だったから良いけど。是非ともきっちり極悪非道なヒロイン祖父に今までの分お返しして欲しかった。ので♡-1個。カラーよりモノクロの方が絵が綺麗なので表紙で損してると思う。

ＢＬの時はこれでもかという位にエロかった覚えがあるので、セーブされてコレ位がロマンチックでステキだなと思いました。 女性の絵も女性らしく見えてきてますし、これからの作品にも期待したいです。

事故→記憶喪失→別人のような妻＝別人＆双子の生き別れの姉妹。定番なのですが、お話が二転三転、奥行きがあるので面白く読み進めました。ここで終わり？かと思ったら続きがあって、ただのハッピーエンドじゃ終わらなかった。そしてなによりヒロインが魅力的！すごくポジティブ！特にラストでヒロインがひっかかっていたところにぎゅっとしました。誠実な人だなと思いました。

ヒロインが子供を置き去りにしたのはとても無責任なことだけれど、海外ではホームレスシェルターなんかにいたら子供は福祉局に取り上げられるはず。それと父親の元に預けるのと天秤にかけたのかな？小説のほうが情報が多いので、父親の元にやる決心をした時には最後のミルクと紙おむつを替えた時だった、とある。ヒーローがちゃんと赤ちゃんを見つけてくれるか心配で外から覗いてるし。ヒーローに会社を乗っ取られたことを憎む一族、名もない一般人の自分を楽しむヒロイン、偶然ヒーローに出会い宿敵と分かりながらも惹かれるヒロイン、一矢報いたいと息巻くヒロイン従姉妹、その気持ちが分からないでもないヒロイン、いけないことと思いつつ返すつもりで盗みを働いてしまい思いがけない妊娠までしてしまったヒロイン。しかも宿敵の子だからと両親にも告げられず音信不通になってるし。八方塞がりのヒロインと、いきなり赤ちゃんを置いてかれてあたふたしつつも赤子の世話をしようとするヒーロー。ヒーローの懐の深さには感服です。結局はヒロイン一族も幸せになる方向で終わり、良かったかな。いや、赤ちゃん置き去りにしたり人のもの盗むのはいけませんよ！ヒロイン！

どうしても気にかかる点がいくつか。生理前が一番妊娠しやすいのに生理前だから大丈夫だと思っていたとか、予定日を聞かれて「来年の12月」えっ!!・・・何か月生まれるまでかかるんだろう。今、年末でも14か月以上妊娠していることになると思うんだけど。誤植にしてもひどい。

クリスマスにぴったりの暖かいストーリー。 ちょっとびっくりしたのが、ヒーローがクリスマスプレゼントとしてくれた高価な置物を子供が壊してしまい、ヒロインが笑うシーン。 そこは、笑うのが壊した子への優しさなんでしょうけれど、大切なプレゼントを壊されてのその反応にびっくりでした。 ヒーローは最初ボサボサの髪によれよれの服なのですが、やっぱり美男子だったのが途中で分かりました。 しかもお金持ちなところが、ハーレクイン的ヒーローですが、性格が、ありがちな傲慢なタイプじゃなかったので、高感度は高いです。

なんなの？　なんなのよ！！　　　原作を読んでいないので皆さんの仰っていることは分からないけど、姉との対決シーンは面白かったけど、私が思っていた最後のシーンはこれじゃないぞ！　　ね～、秘密って・・・姉の出生のことだけ？　あの出産シーンは？　秘密の複線じゃないの？　　お話はそれなりに面白かったのに、あれぇ～・・・どうしてくれるのよ！！　　秘密を秘密にされたら・・・コミックだけでは済まされないぞって事か？　　子供・・・いるの？よね？？？　『あぁ～～～～！！モヤモヤするっ！！』　　なんか腹立ってきた。　

美しい絵とドラマチックなストーリーで、映画でも見ているような感覚でした。 ヒロインが美しい♫ 失明に次いで片腕まで…は重過ぎて引きましたが、ハッピーエンドには納得。 独特の世界観があり、キャラクターも定まっていて引き込まれました。 すごい。