じいちゃん、やり過ぎじゃない？ 母親もグルなの? 人生を見つめ直すためにジャングルって…私は蛇とか大嫌いだから、アレに遭遇することを考えただけでもじいちゃん許すまじ!!だよ。ヒロインは既に自分の生き方に疑問を持ってた。ちょっとのアドバイスだけで良かったと思う。…まぁ、それだと物語が成立しないか？ 話自体はヒーロー＆ヒロインが割と素直な方々で好感もてた。

冒頭でヒーローがヒロインを見て「とても20歳には見えない」と思うシーンがあったので、アメリカは大卒でなくても小学校の先生になれるのか、まさか飛び級？などと思って読みすすめると、やれ博士論文だの大学教授になるの、元夫とは6年前の手術をきっかけに別れただのと、どう考えても20歳じゃない展開でいらぬ混乱をしてしまいました。結局いくつなのかわかりませんが、要はヒーローにはヒロインがとても若く見えたというだけのことならば「20歳」と断言するような表現は紛らわしくはないでしょうか。お話自体はすごくよかった（ヒーロー自分の都合ばっかりとは思いましたが）のに、変なところでひっかかって入り込めなかったのがとても残念。

お姉ちゃんがひたすら不憫で可哀そう。嫁ぎ先の家族からは嫌われて、旦那からは安心する言葉を貰えず、いなくなってからもまともに探してもらえず。事故死して退場したから妹の方とハッピーエンド風だけどもし生きてたらどうなったんだろう？実は事故で入院してたとかでその後誤解がとけて帰ってきた方がスッキリしたなぁ。それにしてもヒロインのようなハッキリと意見を言う対等な人が好きなんだって、それほんとお姉ちゃん立場ないよね。ヒロインの事嫌いじゃないけどどうしてもスッキリしない嫌悪感があります。もしお姉ちゃんがクソ女だったならヒロインおめでとうって言えるのに・・・

名付け親に紹介するといって将来を期待させておきながら、自分の眼前で使用人にもアプローチするなんて酷い、というライバルの涙ながらの言葉に「そうだよねえ」と思ってしまいました。これはさすがに酷い。少なくとも彼女はヒーローのことが好きだったのだろうし、だからこそヒロインに対しても最初から釘を刺していたわけで。肉体関係も普通にあったようですし。まあヒーローがヒロインに惚れてしまった以上破局はどうしようもないのですが、自分の都合で手近な相手と結婚しようとし、欲望に負けて使用人に手を出し、何をどう説明したのだかわかりませんが女性から去るように仕向けておいて「仕方がない」、……なんかすごいヒーローです。ヒロインもその振る舞いほどには内面は善良ではないように感じられたので微妙な話だと思いました。ヒロインの独白の一つ一つが結構黒いんです。ヒロインの善良さ素朴さを推すような描き方でなければ等身大の女性で良かったのかもしれないけど、言動と内心の不一致がときどき不快でした。

ヒロインは健気で一途ですし、従姉の前妻も悪い人ではないし、ヒーローの友人も家族も、ヒーロー本人も別に悪い人ではないのだけれど、後味爽やかなお話とは言いがたいです。登場人物の「良さ」が独善的だからかなあと思いますが…… 今まさに恋が成就するというときに破れたヒロインは可哀相だけれど、一度成就した後に去られ、戻られ、となるよりは、お話としては美しいのかな、とか。いろいろ考えることが多くてさっぱりしないのかもしれません

一二巻同時販売開始じゃなかったのは残念でしたが、面白かったです。ヒーローに愛があるのは最初から伝わりましたが、やはりヒロインが貴族で相応しい身分になる前にプロポーズして欲しかったなー

ヒロインの献身的な愛（従妹やその子に対して、心が広いから皆に愛されてもいる）にヒーローも惹かれたということでしょうか。最後の婚約指輪がいいです。

HQって「愛してる」って言葉が永遠の魔法の言葉のように扱われてますが、そうでしょうかね～？ ヒロインを信じずひどいこと言っておいて、ブレスレットの裏に魔法の言葉が書いてあるから許せってのも理解できないんですけど・・・。 でもこの作家さんの作品が好きなのでおまけです！

HQに有りがちなツンデレもなく、お互いが好きでどうしようも無いといった感じの2人。 ヒロインの行動に、一喜一憂しているヒーロが可愛い。 セクハラ上司へのとっちめ方が、「水戸黄門」みたいで気持ちよかった。

ちょっと変わった感じのお話で面白かったです。 わたしはどちらかと言うとヒーローのほうに同情してしまいました。 途中途中で（言ったのに忘れてるんだ…）みたいなヒーローのため息が聞こえるようで…。 あれもこれも疑心の原因の半分はヒロインの無関心さにあるんではないかと…ヒーローのポーカーフェイスも昔はそれほどじゃなかった様子だし、心を閉ざしている表れのような気がします。 たしかにヒーローが冷たいしやったことは腹立たしいと思いますが、ヒロインもけっこう酷いし、なんだかんだ言って両想いで犬も食わない夫婦喧嘩ですね。 それにしても夫婦の立場が逆転してるようなお話でした。

ヒロイン母がのっけから「愛人」発言するので、なんだか「援交」みたいな感じだったけど、日本風に言えば「遠距離恋愛」という感覚が一番近いのでは。あとがきに笑いましたが、ヒロインに「あの日から変わった」と云われる程のヒーローのプレイって一体何を…。結婚を考えた機に、家族のあり方を見つめて家庭中心であろうとするヒーローには好感が持てました。

引き込まれるストーリーで一気読みしました！ヒロインのせつなさ＆健気さがすごく伝わります。なのにヒーローはかなりの鈍感というかそれを通り越して無神経ではないかって思うくらいでした。H/Hともに話し合いが足りないとは思いましたが、ヒーローの方が分が悪い、てか味方になれない。ヒロインへの愛にいつのまにか気づいたって言うなら「いつだよ？早く伝えろ！！」と正直思いましたね。そんなんだからヒロインが我慢しちゃったんだよなあ。最後のヒーローの告白大会＆謝罪はもう少しページが欲しかった。”言葉はいらずに抱きしめる”と言う趣旨なのか？それって聞こえは良いけど、この作品の場合、ヒロインも読者側も消化不良な気がするなあ。。。