残念な話。 ヒーロー最悪ですね。愛人がいいなら他の女でもいいじゃないの！と思ってしまいました。 ヒーローの弟もクズだし。 ですが、資格もないのに妹のキャリアを潰さない為といいつつ仕事を請け負うのもどうかと思います。お話の中だからOKなんでしょうか？

お話も雰囲気も文句なしなんですが、どうしても、どうしても1ページに入っている文字の多さ。というか、吹き出しの多さがもったいない気がします。 でも、これも文月先生ならではの描き方なのかなーと思ってはいるのですが、それでももう少し。読者が想像巡らせるくらいの余地あればいいかなと思います。

DNA鑑定って親子なのか兄弟なのか検査で分からないのかな？と そこにモヤモヤしてしまいました。母親の遺伝子調査物が無いので出来ないのか・・鑑定結果出てからヒーローがオリビアのもとに行ったあの時点、どうしてもヒーローがヒロインに好意を持っていたようにも思えないし、17歳で離れてから全く思い出しもしていない、なのでヒーローに対してトキメキ度低いです。 そうそうヒロインのお隣から借金は借りた車が貰い事故した弁償のお金。金目当てで転がり込んだとか言いがかりつけてるのもマイナスです。 それでも津谷先生のお話なので平均レベルです。

絵があまり好みでナイのと評価が高くないのとで期待していなかったのですが（スミマセン！）・・・終盤には不覚にも涙が滲みました。ヒロインは真面目に健気に生きているのに対し、ヒーロー・ヒロイン母・友人どれも不誠実でヒドイ。でもヒーローの立場上ヒロインの愛を受け入れることは困難だったハズ。愛の深さの勝利♪ということで。も～ちょっとヒロインにモデルとしてのオーラがあるとヨカッタんですが。

本当に働いてる21歳？ってくらい頭が軽く後先も考えず思慮深くなく下品で感情的であげく暴力的。婚約者から乗り換えてまで結婚する相手を信じると言っても口先だけで自分の気持ちが最優先。主人公なのにどこにも魅力がない。 この方の描かれる絵は本当に毛量が多くて頭が重そう。（反して中身は何も詰まってないように軽い）ほとんど見えてないはずのヒーローの額に入った斜線は何を表現しようとしているのか？表紙を見たときはファンタジーものかと思いました。

芸術大学の教授も、自分の一言がこれだけヒーローに影響を及ぼしていたとは知る由も無いであろう。恋人や友人が「そんなことない」って言っても届かないほど教授に心酔していたのかな。センセーがダメって言ったからダメだって思い込むならその程度の情熱だったんだろうな。ミッシーの方がまだガッツがあるね。妊娠の件もスティック一本で簡単に人生操作されかかっちゃって…、なんて弱いヒーロー。ヒロインも、いくら父親の件があったとしてもちょっとわがままではないかと。

ヒロインが痛々しくてかわいそうだった。 レイプされて3年しかたっていないのに、立ち直らないのはヒロインがおかしいみたいな感じだし、義母に話されたら自分だったらヒーローを殺したいくらいになる。セカンドレイプまでされかわいそうすぎ。それなのに身を削ってまでヒーロをつなぎ止めようとして、読んでいてもはや気持ち悪かった。

読み応えがあります。記憶喪失とヒーローの心情が謎でグイグイ引き込まれました。ただ・・ヒロインのしたことに怒り報復するための考えがえプランげつなさすぎ、結婚して脅し財産と産まれてくる子どもを取り上げるつもりにドン引きしました。「復讐じゃない罰だ」って・・なのに「復讐を留まらせた」どっちやネン？やっぱり復讐ですよね突っ込みさせていただきます！

どうしたら、そんなに憎悪で周りを巻き込めるのか 読んでいて、怖さを感じました。

評価が高いのは絵柄のおかげでしょうか。 全体のお話としては面白いと思うけれど、あまりにもヒロインが浅知恵なのと、彼を拒否する理由がよく説明されていないことでヒロインの独りよがりストーリーに。 お話に広がりもなく、お互いに惹かれた理由があまりにもわからない、、結局見た目が気に入っただけなんだろうな〜という感じですかね。