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- アラブのお伽噺 5
- あやの 2018/08/06 このレビューを 12人の方が参考にしています。
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「お伽噺」というにはヒーローの幼少期は惨いものだし、ヒロインは守られているばかりのお姫様ではなく、体張っていますが。ヒーローの幼少期についてはHQで結構この設定を目にするので、本当にアラブの王族でよくあることなのか、西欧社会の偏見なのかは悩むところですが、この際それは置いておく。ヒロインは綺麗なだけでなく、聡明で行動力があるし(じゃじゃ馬とも言いますが)ヒーローはきちんと聞く耳をもっている包容力のあるイケメンだし、王女様も可愛い。アリババもあの目つきの悪さがイイ味出してます。津寺先生のお話は繊細で華麗な画に加え、いつも先生テイストの可愛らしい雰囲気なので、ついホッコリしちゃいます。私は自分の好きな作家さんのお話のご都合主義な部分は(津寺先生のせいではないが)「お伽噺」で流すことにしています。
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- リングレ原作でこんな可愛い作品が拝めるとは 5
- あやの 2018/08/05 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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綿菓子みたいに可憐なヒロインは泣いてばかりいた当初に比べ、母としても妻としても強くなって優しかった性格に磨きがかかり、余程極悪でない限り惚れちゃうってば。ヒーローは本人無自覚なうちからヒロインにメロメロだし、ヒロインの言葉にとびつくように、自分に都合が良いように強引に結婚に持ち込むし、その必死さが可愛すぎる(そして笑える場面多々あり)。性格の良いヒロインをヒーローが駆け引きもしなければ、虐げもせず不器用ながらもわかりやすく溺愛する、そして真崎先生の画はキレイ、満点以外の評価が思いつきません。
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- 【ネタバレ】カルロスはイイ人だ、そしてヒロインは頑張った 4
- あやの 2018/08/05 このレビューを 6人の方が参考にしています。
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しかし、ヒーローが馬鹿野郎様だ。ペニーヒーローを私は3パターンに大別しているんですが、出たよ「嫉妬のあまりネチネチと」!まあ二人がかりで結婚生活潰しにきているからね~、これはツライ。自分のしでかしたことにケジメをつけるのは当たり前といえば当たり前だけれど、バックれる奴が多いHQの中で、おかーさん双方に対して頑張った。ネチネチ一転、平謝り、怒涛の告白はペニー作品の定番、「平謝り」をすっ飛ばすと読者としては溜飲が下がらないのでココは大事。毎回「謝ればいいってモンじゃないんだよ」と思いつつ、ペニー作品つい読んじゃうんですよねえ。
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- 事故を起こした友人に言いたい 4
- あやの 2018/07/31 このレビューを 16人の方が参考にしています。
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「私も協力するわ」って・・・アンタの過失だろーが、ナニすっ呆けたコト言ってるんだー!ヒロインと違って心の狭い私はこの女にイライラし通しでした。ジェシカヒロインと言えば、ちょっとハナにつくカマトト系が多い(私の偏見?)けれど、この作品のヒロインは誠実な良い娘さんだし、ヒーローもジェシカ名物の頭のおかしい八つ当たりはしないので、H/Hに関してはストレスなし。ちょっと盛り上がりには欠けるけれど、原作者十八番をサブリミナル効果のように繰り出されるよりはずっとイイ。しのざき先生の優しい端正な画と作品とがマッチしていて、ホワッと和む度に件の「友人」が登場してイラッとしたので、満点ならず。ごめんなさい。
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- 【ネタバレ】上手い具合に気絶したな~ 2
- あやの 2018/07/29 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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H/H共に自分の気持ちに気が付かなくて遠回りしたのは、まあイイんだよ。だけれど人に迷惑をかけずにやれ、と言いたい。既読のマークはついていたけれど、内容を全く覚えていなかったのと、レビューで酷評されまくっているので興味を引かれ、再読しました。納得の低評価。ヒロインの迷走も大概だけれど、ヒーローも負けていない。お似合いの似たものカップルだった。コリンが良い人で身を引いてくれたから良かったものの、被害者の彼が邪魔者扱いって酷過ぎる。
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- 【ネタバレ】本当にハッピーなエンディング 5
- あやの 2018/07/09 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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さちみ先生のお話は会員期間購入と決めています。しかし、このお話をどこをどうしたらレビュアーの皆さんが仰るような心温まるエンディングに持っていけると言うのだ・・・とちょっとだけ不安になりましたが、本当に失礼すぎる杞憂でした。ヒロインやヒーローに(ヒロイン経由ですが)大切な言葉をくれた優しい人も当事者になると頑なになってしまったりするのも人間らしいと思います。逆に今度は二人が困難な状況にも諦めずにいたことで、周囲の人たちも皆幸せになりました。ヒロインが身も心も美しく成長したのは、本人の資質もさることながら、今日に至るまで大切に育ててくれたデュボア先生あってのことでしょう。原作も素晴らしいのかもしれませんが(未読です)、画で優しさを表現できるさちみ先生は素晴らしいと思います。
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- 【ネタバレ】白百合のようなヒロイン 5
- あやの 2018/07/08 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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妹を単純に嫌な女にしないのは流石まりと先生。妹も嫉妬とヒロインに対するコンプレックスで自分でもどうにもならなかったのかなー、と思わせます。それでも腹は立ちますが。ヒーローはダイアナヒーローにありがちな「胸糞悪い」傲慢な八つ当たりはしないのですが、後半、誤解からこっぴどくヒロインを傷つけるダイアナヒーロー王道路線を披露。まりと先生のダイアナヒーローはマッチョすぎず色っぽく、本人が思いのたけを語るシーンを読む前に、ヒロインを大切にするが故のジレンマが分かるので、「ばかったれ~!」とは思うものの「こんな奴許すな」とは思いませんでした。兄姉が嫉妬と誤解からヒロインに対して酷い仕打ちをする中、ぶれずにヒロインの人間性を信じる双子の弟たちの存在に救われます。 心優しくて健気なヒロインが「もう誰も信じない」と卒業式でバッサリこの兄妹と決別するシーンは切なくて悲しいですが、跡形もなく姿を消したヒロインに兄妹がショックを受ける様に不謹慎にも溜飲が下がってしまいました。表紙のヒロインは本当に純白が似合う清らかな白百合のようで美しいですが、ウェディングドレス姿は可憐で幸福全開で、二度美味しい。これで初HQって、まりと先生、最初からすごかったんですね。
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- ヒーローの方がヒロインに感化されているから 4
- あやの 2018/05/27 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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ベティさんのお話はいくつかの決まったパターンの組み合わせで、よく似たお話が多いのですが、このタイプは初めて見ました。ヒーローが、多忙のあまり本来の自分を見失っていたのに(人間味にも欠けていたよなあ。ベティさんのお医者さんヒーローでこの描写は珍しい)ヒロインの言葉で反省して態度が変化する、とかもう驚きました。ヒーローは、読者サイドから見てもヒロインにベタボレってわかるし、しかもベティさん定番の「野暮ったかったヒロインが洗練されて」更にヒーローを魅了するのではなく、ありのまま愛されるというこれまた珍しいお話でただもうビックリ。作画さんの描き方のお蔭でしょうか、と淡々としていて時として起伏に欠ける傾向のあるベティさん作品が、優しい作風はそのままにドラマチックな素敵なお話に仕上がりました。色々珍しいことずくめで驚いたなあ。
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- 骨太ハーレクイン 5
- あやの 2018/05/13 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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キラッキラのロマンスも大好きなんですが、ハーレの中では異色中の異色のこの作品は読み応え十分でした。128ページの中にギュッと凝縮された実に骨太なお話、ある意味戦友同士の二人には、型にはまった「普通」の幸せとは違っていても、この二人なりのに幸せを手に入れてほしいです。
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- 【ネタバレ】絶対にミスは犯せないから(笑) 4
- あやの 2018/05/07 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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慎重にヒロインを手に入れるためにひたすら耐え続けたんだもん、そりゃヒーロー、必死にもなるよね。ヒロインに気持ちを打ち明けた後は八つ当たりも駆け引きもなく、ストレートな愛情表現をする彼はペニー作品のヒーローとは思えません(褒めてます)。ヒロインが家に連れてきた恋人候補は「狡猾な弟」に追い払われていたのか、そっかあ。フィオレ夫妻、イイお仕事しています。特にルチアさんの優しさは、お母さんみたいでヒロインの頑なな心が解れていくのを見てこちらもホッとしました。それにしても、ルシーラがどうして執拗にヒロインに辛く当たるのか理解できない。しむしむさんの仰る通り、篠原先生に彼女主役の原作をコミカライズしてもらって、この性悪がどうヒロインになるのか見てみたいです。
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- 【ネタバレ】相変わらず素晴らしい 5
- あやの 2018/05/07 このレビューを 26人の方が参考にしています。
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画の繊細な美しさもさることながら、人の心情の描き方も繊細で美しい作者さんです。描き方によっては、ヒーローは冷酷非道な権力欲の強い自己中男に、ヒロインも自己主張が強いクセに覚悟の足りない恋愛脳になりがちなのに、それぞれの心の機微や葛藤、相手への思いやりがあますことなく描かれていて、思わずため息が出てしまいます。ヒーローが決心した途端、主役に都合よく物事が進んだり、ヒロインが欧米人なのに「おいおい、そんな姿勢で臨んでいいのかい」というお気楽さが否めなかったりするご都合主義な作品が多いのに(ハッピーエンド好きだから、無理矢理納得します)、この作品はそんなことはなかった。白井先生の作品はお互い寄り添って生きていくH/Hの生き様が美しいのですが、一番大切なものを手に入れるために、お互いに大切なものを諦め、静かな覚悟を決めて生きていこうとするこの作品の二人の姿もやっぱり素敵でした。
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- 【ネタバレ】オチが怖い・・・ 4
- あやの 2018/05/03 このレビューを 17人の方が参考にしています。
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もうもうヒーローが本当にバカッタレで、父親と幼馴染に振り回されすぎていて辟易しました。二人とも、ヒーローが心を捧げる価値なんて無い極悪感性の持ち主。ヒーローは二人に認められたいと思う気持ちはトロフィーを欲しがるようなものだったと述懐しているけれど、もっと純粋な気持ちだったんじゃないかな。そうでなかったらヒーローも屈折通り越して歪んでいるので、ちょっと怖い。無償の愛を捧げるお人好しヒロイン(例の手術を受けた理由は理解できないけれど)に許され救われハッピーエンド。なんか釈然としない感じが所々にあるのですが、有言実行のレティさんのお蔭で、少し溜飲が下がりました。しかも2往復かあ(笑)。 ラスト近くのオチはヒーローじゃないけれど「怖っ」の一言につきます。捨て台詞のハズだったのに、ナイスな提案になっちゃたんだね、コワイ。
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- 【ネタバレ】TPOはわきまえて欲しい 4
- あやの 2018/04/16 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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ヒーローのレストランやバレエを観に行っている時の振る舞いは「野蛮」以外の何物でもありません。別に気取りかえれ、とは言いませんが、他の人に迷惑な行為は慎みましょう、せめて黙れ。あれはヒロイン怒って当然だと思う。自分に何かが足りないのはわかっているけれど、どうしたら良いのかわからず空回りしつつも奮闘するなんて、ヒーローとっても健気。学位をもっていたり、意外な特技があって実は繊細なヒーロー(弱い犬ほど、っていうのを思い出しました)、ヒロインに対してギャップ萌えという点ではバッチリだ!後半、殻に閉じこもった上品なレディだったヒロインがスゴイ変貌を遂げます。いやあ、化けたなあ。時々ヒーローの子供じみた振る舞いにイラッとしたけれど、ヒロインにベタボレだし、ヒロインは猛獣使いのようで、ダイアナさんらしからぬ明るい作品で楽しめました。
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- 宗真先生、頑張ったんですね 2
- あやの 2018/04/16 このレビューを 43人の方が参考にしています。
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ここまで自分勝手でモラルの無いヒーローって、うわあ~と腹立つの通りこして、呆れ果てていたら、原作のレビュー見て更に驚いた。原作は最低の底を抜いたトンデモ本なんですね。コミックのレビュアーさんにも原作既読の方がいて、どう表現したって原作はヒーローという名のクズのお話なんだということと、コミックは宗真先生の渾身のアレンジによるものだということがわかりました。いくら作画さんが頑張ってアレンジしても、限界があるんだから、万人が見て「最低」と思う作品はコミカライズしないでほしい。宗真先生、お疲れ様でした。
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- 【ネタバレ】煌びやかな画だな~ 3
- あやの 2018/04/14 このレビューを 15人の方が参考にしています。
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ヒーローのバカっぷりが突き抜けていて、ビックリ。一度でも許せない殺傷能力の高い暴言を二回も、しかも反省したそばから、バカなの!?バカだよね。コンプレックスと八つ当たりから見当違いの暴言をぶつけられたヒロインが可哀そう。ツンデレだったけれど、恋する乙女な表情のヒロインがとっても可愛くてキュンキュンしちゃいました。こんな小さいバカ男のどこがイイのか、ヒロインの男の趣味は残念ですが(コイツの取り柄である端麗な容姿と優秀な(人としてのヒーローの思考はポンコツだが)頭脳や社会的な地位はヒロインも備えているから猶更)、頑張るヒロインが幸せになれたのは良いことです。ちょっと濃いけれど画もキレイ、ただヒーローがなあ。
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- 【ネタバレ】全然悪い人じゃないのに・・・ 3
- あやの 2018/04/14 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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ヒーロー母が初対面にヒロインに言ったことは厳しいけれど、本当のことだよなあ。具体的に課題を提示してくれているし、ずっと嫁として認めないって言ったんじゃないのに。心尽くしの贈り物は第三者に悪意あるものにすり替えられ、愚息と一緒にヒロインの実家にまで行っても追い返され(ヒロイン母が悪いとは思いませんが)、最後まで心を痛めていたって気の毒すぎる。そしてガレス。確かに無理矢理のキスはいただけないが(でも逆上するのもわかる)、それまでヒロインを支えていたのに悪夢扱い、悪者扱い。普通に話せばわかる人相手に、この仕打ちはあんまりだし、報われなさすぎる。H/Hがお子様なばっかりに(特にヒーロー。10年前の破たんに至るまでの状況はヒロインに同情する)他の傷ついてしまった人たちに同情してしまった。バカな二人だな~、と思いつつ結構お話は楽しめた。画は主役二人が全く年相応に見えなかったけれど、結構好きです。
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- 【ネタバレ】またまた聖母降臨 4
- あやの 2018/04/09 このレビューを 14人の方が参考にしています。
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本当は自分も怯えて傷ついているのに、考えるより先に体を張って他人を守れる本当に心の優しい良い娘です。(しかしお子様達・・・何故にキミらは飲み物を持って雲上人の下に走り寄るのか)個人的には、ヒロインの優しさに真っ先に陥落したと思われる王妃様が好きです。それに比べて男どもが・・・!公人としての立場を理解しているのなら、最初から手を出すなー!(てか最初の質の悪い「冗談」はなんだ、ちっとも笑えないぞ!)それでも抗いきれずに、というオチは理解できる。葛藤した挙句、存在を否定されてばかりのヒロインに大切な言葉を贈っているし、本当に大切にしているので、ぜひ二人で幸せになってほしい。しかし、親父~、ヒロインは去ったんじゃない、アンタが追い出したんだろがっ!お前は一生後悔していろ、と心の狭い私は思いましたが、ヒロイン母娘が二人揃って、清らかな慈愛溢れる心の持ち主なので、当然父も許されハッピーエンド。繊細で麗しい画も相変わらず眼福ですが、言葉の持つ意味までもが美しい作品でした。
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- 【ネタバレ】この男のどこがイイのだろうか 2
- あやの 2018/04/08 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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あ、ルックスは良かったか。そして金持ち。多少性格に難があってもある程度はカバーできるはずのポイントを帳消しにしてお釣りがくるバカ男ぶり。ヒロインの色々な事情がなかったとしても、かなり年下の若すぎる女性に対する許しがたい言動の数々。ヒロインも言っていたけれど「君を傷つけないと約束したのに」アッサリその約束を破りこっ酷く傷つけた後にまだ「僕は君を傷つけない」と宣う厚顔無恥ぶりには開いた口が塞がらなかった。これだけ色々やらかしたら、普通二度とヒロインの前に姿を現すなんてできないよ。まして、許しを請うだけならともかく、ヒロインの不幸な事故のドサクサに紛れて迫りまくるとか有り得ない。しかも出会ったころからの数々の無礼を「君を僕から守るため」とは恐れ入った。繰り返されるDV、挙句レイプ未遂って犯罪者だよ・・・。地に足のついた現実的なヒロインなのに、男の趣味が悪すぎる。違う話になってもイイから、ヒロインにはこの男を「きらいになって」縋られようがなんだろうが、他の素晴らしい男性とこれみよがしに幸せになって欲しかったです。
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- 【ネタバレ】よく許せたなあ 4
- あやの 2018/04/02 このレビューを 38人の方が参考にしています。
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HQのヒロインたるもの寛容であれ、慈悲深くあれ。そんな掟でもあるんだろうか。今回の離婚の経緯にはそれなりの理由もあったので、少しだけ納得できる面もありますが、独善的すぎるだろう。ヒーロー的には自己犠牲をはらっているつもりだったから、憎さ百倍だったのかもしれないけれど、酷過ぎる。「どうやったら君の信頼を取り戻せるんだ」ってナニ寝言言ってるんだ、酷い仕打ちに対してアッサリとした謝罪、挙句脅迫。それでもスルーを試みるヒロインに対して外堀から埋めて退路を断つあざとさ。いけしゃあしゃあとした態度に私はむかつきましたが、HQ十八番で、惚れた弱みと聖母スピリッツでヒロイン、許しちゃうんだよなあ。そして麻生先生お得意の苦悩するヒーロー、まあ美しいし(自分がやられたワケじゃないから)ヒロインがイイならいっかあ、とコロッと麻生マジックにかかってしまう私。しかし「ヒーローは再会直後にもっと頭を低くして十分謝り倒せ、ナニふんぞり返っているのさ!」との思いは拭えないのでした。
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- 眼福 5
- あやの 2018/04/01 このレビューを 15人の方が参考にしています。
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繊細な絵本を見ているみたいでした。とにかく画が繊細で美しい。そしてストーリーも負けずに繊細で美しい。純粋無垢で可憐なヒロインは勿論ですが、最初に誤解からヒロインを傷つけて以来ヒロインに恥じぬ人間になろうと放蕩者から一転、努力を重ねるヒーローの純情がいじらしい。やれば出来る子だったヒーロー、荒事もOKなんて素晴らしい。神様に祝福されたかのような身も心も美しい二人の紡ぐハッピーエンドまでの道のりは眼福以外の何物でもありません。
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- 【ネタバレ】DVギリギリの不器用さ 4
- あやの 2018/03/31
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私のダイアナヒーローへの評価ポイントは、まずヒーローの態度がDVレベルか否かです。(ソレがポイントってどうかと思うけれど)言葉足らずで気持ちがすれ違うのも問題だけれど、酷い言葉ばっかりぶつけるなら、黙ってろ、と思う。ヒロインがヒーローにキッチリと「ヒーローを信頼できない理由」を自分で言うので、その点はスッキリ。ヒーローも自分の言動の酷さと気持ちを自覚しているので、その点も「まあ、いいか」と思える。ヒロインに酷い仕打ち⇒当然ヒロインはヒーローを心から締め出す⇒ヒロインの心を手に入れようとジタバタする、は最早ダイアナ作品の様式美。かろうじてDVレベルには達しないヒーローだったので、そのお約束を楽しみましたが、ソッチはセーフでも、拉致は犯罪だからね!
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- 【ネタバレ】民族性?の違いが 5
- あやの 2018/03/31 このレビューを 6人の方が参考にしています。
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プライドと自己犠牲と嫉妬と愛情で、ヒーロー大変なことになっています。自分の感情すら分かっていないお子ちゃまDV男でないというだけでポイントが高くなるダイアナヒーローの不思議。ヒーローのプライド故の意地っ張り発言に翻弄されたヒロインにはお疲れ様、という他ありませんが、ヒーローの愛情が読者的にはダダ漏れなので安心して読めました。よくHQにはヒーローの胸毛がセクシーポイントのように描かれていて「ああ、欧米では(この作品は豪ですが)それ魅力なんだね」と思って読んでいましたが、ヒーローの胸毛の魅力について、今作ほどページが費やされている作品を私は知りません。家族包みのディナー(もしくはランチ)の席で、キッチン(や庭で)肉食的にイチャつくのもよくある設定ですが、「なんか長年肉食べていた民族との違いかねえ」と変な所にも関心がいってしまいました。
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- 【ネタバレ】ゴメンで済めば警察はいらない 3
- あやの 2018/03/26 このレビューを 27人の方が参考にしています。
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HQを読んで何度となく抱いた感想ですが、今回特にそう思った。やってしまったことは百歩譲って、仕方ないとしても(魔が差したとか、一瞬の判断ミスとか人間誰しも間違いは仕出かすので)なんで今更。お前ら、自分たちが許されてラクになりたかっただけだろー!あの時結婚していても今のそれぞれの成功は無かったかもしれないけれど、それはあくまで結果論。しかも絶対許してくれそうなヒロインにだけ告白して、あとは知らんふり。憧れていた人に憎まれるのはイヤだというのがミエミエで、腹がたつことこの上ない。出来得る限り責任取ろうと努力くらいしろー!今作のH/Hは若さゆえに突っ走ってしまったという落ち度はあるものの、とっても気の毒でした。もっと気の毒なのはケイトだけど。ヒロイン母といい、脇役がロクでもない。こういうのもキャラが立つというんだろうか。いや、違う。マイナスつけたいくらい腹が立ったのですが、画はとってもキレイで眼福モノなので、これは作画さんポイントです。
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- 【ネタバレ】やっぱりダイアナヒーローだ(笑) 4
- あやの 2018/03/25 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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先にコミックスを読んだので、てっきりこの作品のヒーローは多少の気持ちの乱高下はあるにしても、落ち着いた男性なんだと思っていました。原作を読んでの感想「そんなことはなかった」(笑)。ダイアナさんの多くの作品とは比較にならないくらい、結ばれるまでの間、忍耐強くヒロインを友人として大切に扱う姿勢はポイント高し。前半はトラウマを拗らせたヒロインの方が、(ヒロインの気持ちは理解はできるけれど)無意識の小悪魔ぶりでヒーローを振り回しているので、寧ろヒーローに同情していたけれど、後半、どっちもどっちの意地の張り合いが続いた後、たたみかけるようにすんごい拒絶3連発。24時間のうちに、あんなスゴイのを立て続けに喰らったら(しかも念入り)、そりゃヒロインも及び腰になると思う。ソコまでやっちゃたら、後修復するの大変だよ~っていう所までやらかして、いかにヒロインの閉じた心を開くかがダイアナ作品の醍醐味なんでしょうが、この作品ではヒーローの言動はあくまでも嫉妬に端を発しているので、いつもみたいに不愉快な気分にはなりませんでした。やっぱり、過度のモラハラやドアマットヒロインにはストレスが溜まります。最初からわかりやすくヒロインにメロメロなヒーローが、残り3割のページを費やして、ヒロインからスゴい肘鉄を喰らいながらも、頑張る姿は楽しかったです。
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- このヒーローにこのヒロインは勿体ない 4
- あやの 2018/03/08 このレビューを 21人の方が参考にしています。
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おじい様はあんなに素敵な良い人なのにねえ。育ちの良い(ハズの)ロクデナシを「ましな」人間にしたヒロインの功績は計り知れない。
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- これは絶対スピンオフがあるでしょう 5
- あやの 2018/03/06 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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お話自体は、既視感いっぱいのHQですが、それぞれの親友たちのリアクションとか随所に橋本先生らしさが溢れていて、笑ってしまいました。今作のヒロインはいつもの可愛い系ではなく(中身は可愛いけれど)洗練された大人の美女だったので、そちらも麗しくて目のご馳走でした。優男風の上品なヒーローのビジュアルはあまり好みじゃないんだけどなあ、それでも十分魅力的に描かれています。スピンオフでは、今作とは違った魅力のH/Hが見られるのでしょう。楽しみです。
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- いつもと作品の雰囲気が違う 4
- あやの 2018/02/23 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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勿論この作者さんらしく、ヒーローもヒロインも美しいのですが、いつもは原作のチョイスのせいかヒーローはミステリアスな雰囲気の影のあるイケメンが多かったような。この作品のヒーローは自制しているけれどわかりやすい性格で、猛獣使いのようなヒロインのお蔭で、なんだかとっても可愛かった(←重要。感情的でも男のヒステリーや逆切れは見苦しい)。これ見よがしに「さあ、笑ってください」というのではなく、全体的に散りばめられた笑いに和んでしまいました。本当に珍しくコメディ要素が強いけれど優しい作品でした。脇役さん達もイイ味出してます。
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- 2話ともシークレットベッビーのお話 4
- あやの 2018/02/10 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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そして2話ともヒーローが誠実で包容力のある人柄なので、ストレスなく読めました。碧先生のヒーローは相変わらず端正だし、お子様も可愛らしく、暖かさのにじみ出る作品でした。普段よりも更に制約のあるページでよくここまで上手にまとめたなー、と漫画家さんとしての手腕を素晴らしいとは思いますが、皆さんの仰る通り、短編ではなくそれぞれ1冊でじっくり読みたかったです。
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- 一生懸命なヒロインが可愛い 4
- あやの 2018/01/31
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甘やかされた役立たずなバカ娘のお話かと思っていたら、とんでもない。自分の足で立つと決めたら、骨身惜しまずオフィスをピカピカに磨き上げ、効率的に整理整頓。全く労働経験が無いお嬢様育ちなのに実に前向きです。(遅刻に関しては、まあ朝のラッシュもバスの当てにならなさ加減も今まで知らなかったので、まあ頑張れ。)画は正直全然好みじゃないし(ごめんなんさい)、色々バランス崩れてるなーと思いますが、アッサリしているけれど人物の表情や間の取り方に優れているので、マイナスポイントにはなりませんでした。よく描き込まれた繊細だったり、華やかな、いわゆるキレイな画が好きですが、この作者さんの見せ方もアリだなあ。「少女」の時は好みから外れている画は一顧だにしなかったので、新たな発見です。個性的な女性陣の描き方も好きです。
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