淑女と男装の医師というばれたら破滅の二重生活を送るレティ。 医療への情熱と女性を特定の役割へ閉じ込める社会への憤りがしっかりと描かれます。 ナポレオン戦争帰りで深く傷ついたアンソニーとの対立と葛藤が良かった。レティの立場への無理解からくるアンソニーのやらかしがあちゃーですが、まあ当時の女性規範を念頭に置いてたらそうなるよな･･･という。 だからこそ、ヒロインの情熱と行動を理解しようと努め始めるヒーローの変化が良かったです。ホット度は朝チュン程度、ストーリー重視のロマンスでした。

母を置き去りにした父への復讐のため現れたベトナム系のヒロインと、彼女の正体を疑いつつも恋に落ちるネイティブアメリカン系のボディガード。 作中にも言及があるミス・サイゴンへのオマージュ的なロマンスでした。ヒロインと父の関係をもっと深く描いたらより面白くなったのではと思う。

ロマンスだけでなく親子の関係についても切り込んだ小説でした。登場人物達の会話もとても興味深かったです。素晴らしい内容でしたが、読後感は複雑な思いでした。

娘が巣立ったバリスタのグレイスと人気作家のノア。 娘のおせっかいで始まった40代での新たな恋に、今までとは変らねばとそれぞれ悩みながら模索する二人の心情が細やかに描かれていて良かったです。 ネット越しにグレイスを応援するチャットルームの友人らH/Hを囲む人々も素敵でした。

運命の出会い大好き。最初垢抜けないドレスを着ていたヒロインにどうしようもなく惹きつけられたヒーロー。その後ヒロインが裏切り者の仲間？という状況になっても惹かれる気持は抑えられない。タイやニューヨークに連れて行って着飾らせ甘やかす！特にタイのプールでの描写は情熱的でうっとり。そのほかの描写も大変ロマンチックで素敵でした。

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クリスマス短編。生育歴のため周囲に素直になれない消防士クリスティーナと、彼女を追い続けるも変らない態度に疲れを見せる救急救命士のダスティン。 お互いプライベートでは色々揉めつつも、救命現場ではきっちりプロフェッショナルな良いコンビでした。 だいぶぶっきらぼうなヒロインなのでもっとラフな口調だとよりぴったりだったかと。

シャロン・サラに通じる作風。悲惨な子供時代を過ごしたエヴァンの精神的強さと不運な事件を思って泣けた。ヒーローが誰だか分からない展開で、最後はあっと驚いた。

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ほかの方のレビューを参考におもいきって購入しました。結果満足です。橋本先生の作品はすきですがこちらはなかなかよかったですよ。 たまに期待はずれのもあるけど？？これはヒロインのかわいらしさとたくましさがよく表現され購入してよかったかなと思います。ヒーローももちろんいいし、ユスラもあーなるほどとおもしろかったです。

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とてもいい感じのストーリーでした ホッ♪と心が温かくなるお話です

舞台はナポレオンが流刑後の1812年。 ロシア皇帝の英国訪問に随行する男装の軽騎兵士官ヒロインと、一行の接待役を仰せつかった公爵の悩める恋最高ですね。 ヒロインが職務に邁進＆一部を除きほぼ男装なのが良いです。ただ、区別をつけるためでしょうが、ヒロインは軍人なのだしもう少し中性的な口調にして欲しかったな。 そして彼女のモデルとなった実在の人物(Nadezhda Durova)がいるというのが凄い。 ロシアのアレクサンドル1世やカースルレー子爵、ブリュッヒャー元帥もチラッと登場します。

試合もパーフェクト試合でした！

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シリーズの中で今回は神話や戦いよりもロマンスに比重が高かった様に思います。何に対しても真正面から立ち向かうヒロインは、外見は儚げなのに真の強さを持った戦士そのものです。ヒーローはタトゥーだらけの破壊的外見とは逆に、正義と誠実を秘めた真面目な人物です。二人が結ばれて良かった。今後も楽しみです。

おもしろかったです。絵も綺麗！ ただ、キャラクターの見分けがつかないときがあります。たとえばヒロインとヒーローの元婚約者、セドリックとヒロイン兄など。髪色が違えばさすがに見分けがつきますが同じだと難しい。服装も似たり寄ったりだったので。

読後にじわっと幸福感が残るようなすてきなお話でした。

何もかも自分の思い通りにする傲慢ヒーローはヒロインにも支配的です。ヒロインは表面上波風を立てない様に見えて不屈の魂の持ち主なのです。緊張感溢れる二人のやり取りが面白かった。ラストはどんな風に和解するのか、どんな風に愛を請うのかとてもワクワクしました。楽しんで読めました。

いい～ 意地っ張りは二人が惹かれあっているのに相手の気持ちに気づかず、すれちがうやりとりが、胸がキュンキュンする。 ハーレにぴったりな、うるうる、癒されるストーリ。

人を素敵に描いてるし、ヒーローがヒロインよりヒロイン。こんな話なのに見られるのは凄い

あらすじを読んだ時はHQによくある傲慢なヒーローの話だと思っていました。しかし全く違う愛と感動の物語でした。親子の深い確執、ヒーローとヒロインの孤独と愛情。人間の生きる意味も考えさせられる素晴らしい小説でした。

物語の視点が登場人物ごとにコロコロ変わりますが、散漫な印象を受けないのは編み物を通じてつながっているためでしょうか？　私も小学生の頃に棒針編みを習いましたが、あまりうまく行かずに投げてしまいました。ヒロインのリディアみたいな先生だったら続いたかなと思います。生徒３人＋講師であり毛糸点の店主でもあるヒロインの葛藤と恋模様は、同時進行でありながら細やかな印象を受けました。ちなみに私が一番好きなキャラは、３部作全編を通じてアリックスです。