読者を果てしなく遠くに置いてけぼりする方ですなあ。最後の最後、トートツすぎるベッドシーンの最中にいきなり「ブレークはあなたの子供かも」なんて、読者のお口ぱっかーんですよ。スコットに「どことなく似てる」のか「そっくり」なのかどっちなの？ただのヒロインの思い込みなの？ほんとに子供なの？子供は「マイケル」じゃないの？んでもって最大のナゾは、ヒーロー、なんで元サヤに戻る気になったんだかさーーーーーーーーっぱり理解できない事。別れの理由だったハズの「年の差」ゆえのすれ違いもぜんぜん表現されていないし。ハート二つは、ミュータントみたいにとがりすぎだった恐ろしいアゴのまろやか化を筆頭に、少しだけ絵が見やすくなったのでオマケで。

「何よ！浮気者ばっかりじゃない！」 ええ、あなたが一番まともな方だったと理解しました。途中までは嫌な女だと思ってたけど(笑)ストーリーのテンポはそんなに悪くないけど、レイモンド⇒サイモン⇒レイモンドへ婚約者が変わったあたりがわかりにくい。結果読みにくい話になってる。

ていねいで美しい、ハーレの世界にマッチした作画をする人だなぁと思いつつ読み始めたところ・・・はい、一発アウト。話の設定がサイアクすぎます。離婚が成立してない不倫相手の所に「中途半端な気持ちじゃないの！」とか言っていきなり押しかけるっとか・・・アウトすぎてヘンな声出ました。ヒーローが作中でヒロインの魅力とやらをつらつら語ってますが、私には、頭が悪くて軽率で愚かで子供な女にしか見えなかったです。ハートふたつはおまけで作画者さんに。

誤植だと思うんですが、ヒロインが赤ちゃんの母親の姉になったり妹になったり、3つの嘘の中に本当の嘘は1つだけ…それを当てるゲームのはずが、「3つの事実を述べる。本当なのはその中の一つだけ」…って書かれているので、それだと2つが嘘になってしまって話のつじつまが合わないんですよね。そのためか今一つ入り込めなくって残念でした。

エドウィーナが妊娠したと嘘をついてヒーローと婚約したとありましたが、心あたりがあるから婚約したんですよね？ヒーローもしょうもないわ。 ヒロインもかつて離れ離れになった2人と自分たちを勝手に重ねあわせ、悲劇のヒロイン気取りなのがちょっと残念です。 読んでるときはきにならなかったけど、mczさんのレビューみてもう一度サッと見たらまさしく何度も同じアングルのお屋敷の背景でしたね〜

良いところが最後しかなかった。 こんなヒーロー、どこが良かったのか……ヒロインM気質なのかな？散々振り回して貶して侮辱して言い訳して。好きな作家さんだったけどこの作品だけは好きになれなかった。俺様ヒーローを描くのがとても上手い作家さんだけど、これは何か違う感じがする。

貴族で、お金持ちのお嬢様って生活感って言うか、人間味みたいなものが薄いようなイメージがあるけど、ヒーローの妹は物凄くギラギラした人間臭い感じですね。自分中心で世界が動いてないと我慢できないところはお嬢様だけど。ヒロイン姉がかわいそうで仕方がない。姉がいなくなってしまったときにちゃんと探したのかな？相手の男の身元が分かっているなら、海外に出国したかどうか、その時だれが連れだったのか、調べれば分かることだと思う。姉を守ってあげられなかったヒーローを許していいのだろうか。好きになってしまったからいいの？？もし姉が生きている状態でヒーローとヒロインが出会ってしまったら、離婚して妹と結婚するの？？

許嫁がバージンだったらそのまま何の疑問もなく結婚し続けてたってことでしょ？　ヒロインのことを思い出すこともなく、それっきりでしょ？　たまたま許嫁がダメだったからヒロインとヨリ戻そうと思ったんだよね？　ロマンスとしてサイテーのシチュエーション。ヒロインが私好みでなかったらハート１つです。

原作を知らない私としては、ヒーローとヒロインの姉の間にあった事が最後までわからず、？？？な読了でした。 子供の本当の父親？姉との関係？姉の人間性？ そこ結構重要じゃない？と。 ヒロインは納得したようだけど、私は納得してません。 そんな重要な設定以外にも、チョロチョロ疑問はありましたが。

好きになれない展開でした。ヒロインを想ってても、ヒーローは結局元妻とやることはやってたんだよね…。ヒロインを騙したこともわかった今、元妻はどの面下げてヒロインに会うんでしょうね。彼女の浅はかな嘘がなければここまで拗れなかっただろうからこそ、なんかイイヒトっぽい描写で終わってしまった辺りが納得行かず。

そんなに家の名誉が大事なら、ヒロインが裁判に勝てるよう助けたらいいじゃない！訴訟内容から考えて、裁判に負けるほうが家名に傷がつくんじゃない？もっと一緒にいる時間が欲しかったとか言ってるけど、ヒロインが裁判と仕事で時間ないって言ってるんだから、助けてあげれば時間作れると思うけど、それもしない。 しかも、ヒロインのライバルモデルを呼んで、イチャついてるところを見せつけるって…。裁判に負けてお金ないだろうから慰謝料あげるよ、みたいなつもりなのかと思ったけど、「さっさと追い出したかった」とか言ってるし。 2年半も経ってから現れて、これじゃヒロインが借金返すのを待ってたとしか思えない感じとか、ヒーロー親子のほぼ真相を知ってて隠すわ、邪魔するわの感じが…本当に家名のことしか考えてない。 最終的に、本当はヒーローのほうが財産目当てなんじゃないの？と思ってしまうほどなんだけど。 どこに愛があるんでしょうね？ ヒーローもヒーロー父も意味不明で、本当に似た者親子で恐ろしい。

別居中のスキャンダルについて全く触れてられず終了したけど妻がいないのに元婚約者と同棲とかどうなの？仮に根も葉もないデマだとしても全く触れないのはおかしい。ヒーローが話した内容はどうみても婚約に至った経緯だし。

アマンダ一人を悪者にするの?

ヒーローが許せない！トラウマだか生い立ちだかの理由があろうとも子供を失った悲しみはお互い同じなはず！なのにヒーロー、全部全部ヒロインのせいにして責めて出て行った、2年ほったらかし！記憶失って戻ってヒーローはヒロインのおかげで再生したかもしれないがヒロインはたまったもんじゃない！その間のヒロインを思うと切な過ぎる…ラストでヒロイン新たな出発、と思ったのに何で帰って来た、ヒーロー！と思ったのは私だけかしら？