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- せっかくの作品、惜しい 4
- しゃりり 2012/02/04 このレビューを 19人の方が参考にしています。
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すごくステキな作品だと思います。必死に懸命に生きるヒロインと、彼女に近付き惹かれ、そしてその真実の姿を知って守ろうとする強い男性主人公。それが無理なく魅力的に描かれています。イイです。ただ!ハーレ・コミックスには、誤字・脱字、『てにをは』の間違いや言葉の誤使用等が多い!(この作品についてはgenkiさんが書かれていますが、他にも、『砂丘ドライブ』は、『スポット』ではなく『スポーツ』でしょう。むしろ、競技というか技術、なので、それでも少し違和感は残りますが。)中には、その一句・一文字で、全く意味が違ってしまうケースもある。それも、イイ場面でと来た時には、物語全体・作品全体に傷が付いてしまいます。(無論、ささいな箇所での引っかかりでも、全体の意味合いやら色合いに、影響を与える場合もあります。)あああ、ダイヤやルビーに、キズがぁぁ、といった気分に。本当に惜しいです。編集や校正部門で、もっと校閲やチェックが出来ないのでしょうか?いつもそう思います。(・・・多いんだもん・・・。)
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- 【ネタバレ】情けは人の・・・♡ 4
- しゃりり 2012/02/02 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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良い事をすると、巡り巡って自分に良い事が還って来る。男性主人公・セバスチャンも、結局は知らず知らずのうちに、未来の自分の花嫁とその母親を救っていたのですね。それも、メロメロに愛することになる花嫁を。ヒロイン・アリージアも、懸命に生きて、幸せが還ってくる。その逆が、アリージアの祖父。悪事を尽くした挙げ句、ラスト、それが我が身に返る自業自得。美麗な絵で、収まるところに収まった感じです。因果応報が明瞭で、ハッキリしていて読みやすい。(でも、やっぱり、男性主人公がヒロイン好きになる入り口は、カオとカラダの良さかぁ・・・。そこに性格が追走する、と。お決まりの世界ですが・・・。まあ、気立ての良さやそれまでの生活が容姿の美しさに反映しているとか、性格が良くなければセバスチャンもそこまで惚れなかっただろう、とか、そういうことで。)
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- 【ネタバレ】男性主人公・・・なんだ・・・イイ男じゃないか! 4
- しゃりり 2012/01/29 このレビューを 15人の方が参考にしています。
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読み進む内に、そう思って来るお話。はじめ、お軽い跡継ぎプレイボーイなのかと思ったら、思ったよりも真面目で真摯、思いのほか中身のあるヤツ。これって、ヒロインの心情移行そのままなのかもしれません。読者にこれをなぞらせた時点で、うまーく成功しています。そしてそのまま読者を流れに乗せて、ラストへ導きます。イイお話!本当に大切となったら、自分のポリシーやライフスタイルも変えようとする男性主人公・レイフ。・・・イイ男じゃないか!(くりかえし。笑)男の、この中身に裏打ちされた柔軟性は、すごく貴重で魅力的です。そして、その包容力に包まれて、ヒロイン・ミランダも、自分のポリシーやライフスタイルの枠(枷)を壊していきます。脇役(レイフの祖母エルヴィラや部下サイモン、ミランダの妹オクタヴィア、そして、わんこ達)も魅力的。(サイモンとオクタヴィアの話も有ったら読んでみたいかも。)それにしても、水や飲み物をぶっかけるというのはよく(?)ありますが、スパゲッティぶっかけるというのはスゴイ。で、それを許しちゃうレイフもスゴイ。ホントに、好きなんだね。イイ男じゃ・・・(以下、再度くりかえし)。
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- 【ネタバレ】ときめきよりも教訓・・・ 3
- しゃりり 2012/01/29 このレビューを 19人の方が参考にしています。
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ラスト近くの、ヒロイン・メグの兄の『結局おまえは~』のセリフ一つで、お話が集約されちゃいますね。読んでいて、『うん、そう、結局、ソレ。ソレの上塗り』と頷いてしまいました(笑)。そして、世の中ホントは案外もっと単純で、フクザツにしているのは当の本人達に他ならないという教訓を感じました(そうでないとお話にならないとはいえ)。それにしても、フクザツにした結果、親の因果が子に報いでは・・・。又、ヒロインのことを忘れるために男性主人公・ジャックが『手当たり次第に遊』びまくったという相手の女性達だってイイ迷惑。(他にも、日陰の身の女性、いるのでは?)更には、ヒロインの亡くなった夫も、あんまりな処遇(家庭は苦渋に満ちていた上に若くして事故死。無念と言うか、この旦那さんの親族は、知ったら復讐の一つもしたくなるかも。スピンオフが派生しそうです。)それに、もし、この夫が死ななければ、どうしていたんだ・・・?モヤモヤが残ります。ラスト、愛を認め合っても、めでたしめでたしなのか?にっこり笑って、それでいいのか?それに、政界進出って、それ以前に致命的スキャンダルなんじゃないか?夫婦そろって。(世間から見れば、夫は遊びまくって妊娠させた挙げ句やりっ放し、妻は世に隠したまま他の男と結婚し。で、その夫が死んだら・・・って。)荻丸先生の作品は、心情の描き方等、とても好きなのですが、この作品については、何だかいろいろな要素に邪魔をされたような感覚が残りました。♥は、2.5に近いかもです。
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- 『穏やかで丁寧、礼儀正しい』シーク! 5
- しゃりり 2012/01/29 このレビューを 20人の方が参考にしています。
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女性に対してもそんな扱い、もとい、接し方をする、ハーレには(しかも、シーク・カテゴリーで!)稀有な男性主人公です。(苦笑。藍先生も草食系シークとご指摘。)そう、皆さん書いてらっしゃる様に、敬語で話す。しかも、ちゃんと浅黒い肌の描写。それがものすごく魅力的です。そして、画面もストーリー進行も緻密に細密に描き込まれ、深くお話の中に引き込まれていくのは、全て相まって、藍先生の力量でしょう。静かに深まる想い。一読の、いえ、何度でも読む価値の有る一作だと思います。(個人的に、ハーレ・コミックスに手を出し始めた、もとい、知り始めた頃に入手して、ハマるきっかけとなった作品の一つですので、感慨深いです。しかも、それまであまりシークものは見ない方だったので、尚更。)ちなみに、ヒロイン・リーザの撮った写真集の中の写真に、同じく藍先生の『砂漠の楽園』のバリニャダウンズの家を発見して楽しくなってしまいました。リーザ、行ったんだー、なんて。(そうですよね?・・・あれ。)
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- 【ネタバレ】自分の足と価値観で立つヒロイン 4
- しゃりり 2012/01/28 このレビューを 14人の方が参考にしています。
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そんな在り方が魅力的なヒロイン・レブル。ナニー・カテゴリー(男性主人公の子供あるいは姪・甥などを世話する)としては、ちょっと異色です。なにせ、『喧嘩師匠』的な、ビシバシ方式(笑)。ここも読みどころでした。その彼女が男性主人公・ヒューやその姪・セレストの抱えるトラウマに向かいあって、癒していきます。しかし、しっかりしているとはいえ、やはり気弱になる所もあるレブルを、後半、彼女に惹かれ変わってきたヒューがスッと支えるようになっていく。その流れが無理なく入って来て、なかなかに良い読後感でした。
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- 【ネタバレ】プロポーズ3段活用・・・※追記アリ 4
- しゃりり 2012/01/28 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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ラストの、男性主人公・ジャックの感極まった『僕と結婚しよう、結婚して欲しい、結婚しくれないか?』には大いに喝采し、ウケました。その直前の、びっくりして眼鏡がずれる顔もキュート。ヒロインのモリーも、しっかりしながら、やっぱりキュート。子供達も、それぞれにキュート。バツイチ子持ち同士の、ちょっと現実にありそうなオトナの恋が、とても微笑ましくて良い読後感です。きっと、ハーレに珍しく(?笑)傲慢な人物や人を故意に傷付ける人物がいない作品だからでしょう。お話全体も、無理なく一冊に収まって、ラスト良ければ全て良しでスッキリ。ちょっと久しぶりにホッコリしたい、なんて人にお勧めだと思います。(他の方が書かれているように、タイトルだけが、ちょっと残念。『恋の呪文』だけでも良かったのでは?それとも、他作とカブる、とかなのでしょうか?)→追記:近頃(?)小説の方で改題本をチラホラ見かけます。これだけ声が集まれば(笑)コミックスでもアリでは・・・?それとも、このままの方が、話題になるのかな?
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- 深く沁みこむお薦め作品 5
- しゃりり 2012/01/22 このレビューを 20人の方が参考にしています。
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『読まず嫌い撲滅リスト』登録!パッと見、絵に好き嫌いがあるかもしれませんが、是非読んでみてもらいたい作品です。(私は絵も好きですが。)個人的に、これまでに読んだハーレ・コミックスの中で、上位五指に入って来ると思います。深く描かれた、ある意味での大人のハーレです。主人公達が二人とも大人で、強いところも弱いところも認め合い、紆余曲折を経て、男女としてだけでなく、人と人として、信頼と尊敬で結びついて行く様が、丁寧に描かれています。ページ数、話の運び等にも無理が無く、一冊の中でまとまって、安定の読み応えがありました。まるで、良い映画やドラマを一本、見終わったような読後感です。深い。(例えば、男性主人公・ランスが、はじめ、若い頃は『今目の前にあるものを追いかけて手に入れる』と言っていたのが、じっくりと年月をかけて、成長することによって手に入れられる本物もある、という経験をする、というように深読みも出来るし・・・。)最初と最後のエピソードは、話全体を、ワサビのようにぴりりと締めていて、個人的には、効いていたと思います。あと、原題はランスの愛称『ゴールデン・ボーイ』で男性側ですが、邦題がヒロインの瞳にちなんだ女性側からのものというのも興味をひかれました。(余談ですが、同時期にたまたま読んだハーレ・コミックスの中に、同じルーシー・ゴードンで、同じく盲目の男性主人公と看護師ヒロインものが・・・。『愛しくて憎い人』。良くある設定なんでしょうが、なんて偶然・・・。こちらも好きですが。)
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- 【ネタバレ】信じるか信じないか 3
- しゃりり 2012/01/21 このレビューを 16人の方が参考にしています。
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それを問うのはどちら?ラストの男性主人公・ブレアのさまに少し疑問が残りました。自分がヒロイン・シーアンのことを信じずにいた(しかも、信じたフリをしていた)のが、彼女を酷く二重に傷付け失いそうになった原因なのに、「後悔してる」「ひと言謝っておきたかった」(ひと言⁈)とは言ったものの、それ以上の明確な謝罪の言葉も懺悔もなく(‼)、逆にヒロインに「僕を信じるか信じないか」「僕はもう待てない」というのはいかがなものか。そして、何でヒロインが謝る・・・⁈ 雰囲気や方向性、言いたい事(?)は何となくは分かるのですが、なんか納得出来ないような釈然としないような。ううーん。ラストが、もう少し、ストーンと来る形だったなら、と思うのですが。
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- 【ネタバレ】疲れた頭脳に、カワイイ甘々がおすすめです 4
- しゃりり 2012/01/20 このレビューを 24人の方が参考にしています。
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極甘です。ハーレ・コミックスの中でも、どろどろの復讐劇や愛憎劇で疲れた時に、ちょっとこちらはどうですか?といった一作です。手に取る前と後では、良い意味で目から鱗(?)、気分が変わった感じがしました。やむちゃさんがコメントしていらっしゃいましたが、ありふれたケーキがすっごく美味だった驚き(言い得て妙)と“あらら、やったね♡”感。ホントは甘えたいのに強がりで突っ張って怒りんぼのヒロインを、実はよーく分かっている男性主人公。この男性主人公がイイのです。ハーレにはちょっと少なめなタイプではないでしょうか?からかってイジワルしているようでも、実は大きな包容力で包んであげようとしている。ヒロインに実はメロメロでベタ甘やかし。でも、決して軟弱でもないし、傲慢でもない(半分ギリシア人なのに!)。ある意味、優しくて大人な男性主人公なので(好みは分かれるかもしれませんが)読んでみてよろしいのではないでしょうか。(あ、この作品、思い起こすと無意識に“にまにま”してしまっている自分がいます。)
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- 【ネタバレ】集中したい・・・ 3
- しゃりり 2012/01/17 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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別府先生が、あとがきで『ハーレクインの醍醐味は~中略~ハンサムをいくら出してもいいコト』と書いていらっしゃいますが、やっぱり、一人一作(?)、男性主人公だけに集中したいです(泣。『見知らぬヒーロー』の時も似たような感じを覚えました)。ヒロイン・テイのボーイフレンドが皆結構ハンサムで、中でもジュリアンは、他の作品で主役張れるくらい(もしかしてスピンオフ有りですか?)。なのに、男性主人公のマグナスと正面切って対峙するわけでもなく、扱いはチョイ役。気持ちというか視線が分散されて、勿体ない。ううう、ハンサムキャラの無駄遣いみたいで、勿体ない。(先生の描くハンサムキャラが素敵なので尚更に・・・。)でも、マグナスは、ハンサムだけど穏やかで(笑)、優しくて時々イジワルで実はお金持ちで、結局頭一つリード?良かったね、テイ。
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- 【ネタバレ】“ラストの駆け込み”が惜しい⌘(ハーレ・コミックスにはよくあるケド) 4
- しゃりり 2012/01/15 このレビューを 17人の方が参考にしています。
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ハーレのコミックスには良くある事なのですが、ラストの所で『もうあと1~2ページあれば!!』ということが少なくありません。この、あと1~2ページが何とかならないものかなあぁ、というのがこの作品でも大きな感想でした。せっかくの大団円に、残念な急展開や書き込み(頁)不足では、そこまでが素敵でも、画竜点睛を欠く気がします。『終わりよければ全て良し』と世に言われるとおり、『満足な』ハッピーエンドこそが、ハーレにとってもまさに命題、真骨頂でしょう。そりゃあ、制作や製造原価等々の関係で頁数に制限があるのは当然かもしれません。しかし、溜飲の充分に下がるラスト、満足のいく充実の結末、これらをあと1~2ページで、もっと満たせば、読者はより満足して更にいっそう作品を求めるはずです。広告宣伝費積むより、有効なのではないかしら?なんて、この作品もきっかけになって、思ってしまいました。(ミス・オリヴァーとのいきさつとかも、ちょっと分かりにくかったなー、と。でも、序盤、ミス・オリヴァーを守るために二度と会わないという方法をとったプリンス・コンラッドをヒロインのリジーは責めますが、終盤、脅されたリジーはコンラッドを守るために、やはり離れることを一度は選びます。リジーを昔捨てた母も、『手放すのは愛しているからこそ』と手紙を残していますが、それも重なる感じです。でも、それだけでは本当に愛する相手を守ることにはならない、と、ヒロインはプリンスの会見の会場に再び向かう。この、一歩踏み出すところが、ヒロインの強さであり、プリンスを惹きつけたものの一つなのでしょうか。なんて解釈を想像するにつけても、ああ、それにつけても、あと1~2ページ・・・※以下繰り返し。笑。)
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- 【ネタバレ】国家繁栄、国家安泰?(アルパカパワーも寄与) 3
- しゃりり 2012/01/15
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主人公達各々がしっかりとしていて、その上でしっかりと結びついたカップルなので、強い絆と実行力で、国を良い方向に導いてくれることでしょう。読後感も安心。(ただ、跡継ぎは誰に?やっぱりエドワールとは思うけど、摂政夫妻たる主人公達の子供も、巻き込まれそうだなー。)ところで、はじめ大人っぽくて年齢高め(29才だけど)の『女性』に見えたヒロインの顔が、進むにつれ、どんどん若く、『女の子』の顔になって来ているように見えたのですが、気のせいでしょうか。そういう演出だとしても、少し違和感がありました。全体として、アルパカが効いてます(笑)。
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- 【ネタバレ】享楽性明示のプリンス? 2
- しゃりり 2012/01/14 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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結婚を考えているわけではなく、今を楽しく過ごしたい相手、として、ヒロインに近づいたプリンス。でも、それならそうと、もっときちんと、「実は自分には政略結婚の婚約者がいるが」云々は言っておくべき。その上で、大人の(?)関係を女性に提示しないとフェアじゃないです。そう、良くある、『言っておくべき』パターン、のお話の一つですね。いや、最初に突然に一夜の誘いをかけた時点で、享楽目的は明示したつもりだったのでしょうか。(ヒロインも、下心は感じ取っています。が、それには抵抗していますし。)しかし、本気でヒロインを愛し始めた時点、あるいは深い関係に仲になった時点で、彼女がそういう対象の性質の女性じゃないことも分かったのですし、もっと早急にキチンとさせておくべきだったでしょう。「僕が君を守る。もう誰にも傷付けさせやしない」とか言いながら、一番傷付けているのは当の本人ということに。でも、最後、自分の気持ちを自覚して、身辺整理つけてヒロインを迎えに来たところは評価できますが。
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- 【ネタバレ】その自信、いつ、どこで・・・ 3
- しゃりり 2012/01/14 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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うーん、良かったんですけれども、最後、迎えに来た男性主人公に、ヒロインが言った「遅かったわね、オリヴァー」(当然のように微笑んで、で、しかもファーストネーム呼びかけ)のセリフが・・・。どうにも違和感で。そういう女の子だっだ?そう返事する?と、流れがつまずいた感じがしました。あと、画面に光の『キラキラ』が過多に飛んでいるのも、オーバーなゼスチャーや表情等も、意図的な演出だとしても、気になりました。(結果、コメディー調になっているし・・・。他の作品では、これほど極端ではなかったような・・・?)でも、全体としては、ほんわかなお話になっています。『真面目で大人』型(?)な男性主人公がナイスですし。(ちなみに、『シンデレラ』というよりは、『小公女』がふと頭に浮かんでしまったのは、オリヴァーの執事(召使い?)カリのせいでしょうか。彼にもちょっと目がとまります。あとがきにも、ニヤリ。)んー、♥は2.5くらいでしょうか・・・。
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- 【ネタバレ】男性主人公は誰? 2
- しゃりり 2012/01/11 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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そうなのです。るるるさんが書いていらっしゃいましたが、ヒロインのお兄さんが、格好良すぎて、サブキャラにしては雰囲気がありすぎて、(しかも実は血のつながりが濃すぎず?)、男性主人公ジョーを喰ってしまっている感じがしてしまいます。少なくとも、ライバルキャラ的・・・。なのに、そうでもなく。(もしかして、原作ではそうなのでしょうか?)それもあってか、全体的にお話のイメージが分散してしまったような、そんな印象がありました。ところでジョーは、ヒロイン・フェンの家出の原因や悩んでいたことを知ったのでしょうか?そこもモヤッと。別府先生の作品は、皆明るく軽快ですっきり読めて楽しいのですが、ちょっ惜しかったです。(余談ですが、バーのピアノ担当のマーティンくんにも、目がとまった・・・。)
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- 【ネタバレ】痛みのバランス 2
- しゃりり 2012/01/11 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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本当はヒロインにベタ惚れのオレ様男性主人公。嫌いじゃありませんよ?でも、自分が傷付くのが怖いから相手を傷付け、おとしめる。女性相手に。愛したヒロイン相手にここまで疑い、話も聞かず、捨てて、踏みつけにして、更に追い打ちまでかけたのですから(うーん、リングレ節?笑。スミマセン・・・しかし、ホントに愛しているのか?)、後半(?)、男性主人公・ロッコにも、千切れんばかりの後悔と苦痛を、もっともっと味わわせないと、(又は何か大きな償いをするとか)、バランスがとれなくて、読んでいる側としても溜飲が下がらない気がします。何だか、理不尽なモヤモヤが残る気がして。そのためには、もしかしたら、2作1冊はなく、両方のお話とも独立で1冊ずつ(肉付けして)で読めたら面白かったかもしれない、などと、ゼイタクな事も考えてしまいます。
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- いやあ、良かった! 5
- しゃりり 2012/01/11 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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ラストページに到達して、まず、そんな感想を持ちます。喝采。絵の良さも勿論、ストーリーの運び、人物達の感情の流れ、どれも無理なく進んで盛り上がり、そして大団円。悪役もライバルも現れないけれども、決して単調にはならず、かえってお話は気持ち良くまとまっています。狩野先生の作品はどれも素敵ですが、これは個人的に上位に来るでしょう。強いて言えば、途中、男性主人公が『大人ぶる』屁理屈に、ちょっと納得いかず、というところですね。
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- 母になったつもりで・・・? 2
- しゃりり 2012/01/11
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社会的に成功していても、子供の頃の傷を心身共に引きずりまくり、成熟しきれない男性主人公。(ハーレのヒロイン達の中でも)本当に母性の、母性愛のかなり強いヒロインでないと、上手くいかないかも・・・。『女の包容力』を求めるお話のようで、『男の包容力』を期待する方には、好みが分かれるかと思います。
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- 【ネタバレ】温室育ちの世間知らずヒーロー? 2
- しゃりり 2012/01/10 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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明るくほのぼのハッピーエンド、で、読後感はそう悪くありません。でも、終わり良ければ全て良し、なんだろうけれども、男性主人公(『ヒーロー』(英雄)とは呼びたくないな~)のライアンが(性格・外見は基本的には良いのですが)、恋人であるヒロイン・シルクに、儀礼と思慮を欠きすぎかと。きちんと、「実は自分には政略結婚の婚約者がいるが、愛しているのは君だけだから、婚約は破棄する。待っていてくれ」と言っておくべき。いや、本来は、シルクを愛し始めた、あるいは深い仲になる(なった)時点でもっと早急にキチンと身辺整理に乗り出すべき。ぜーんぶそのまま黙っていて、パーティーの席で事実を突き付けられて周りからそれを知らされた日には、ヒロイン、誰だってヒキます。それに、政略結婚の婚約者とはいえ、他の恋人のデザインしたアクセサリーを身に付けさせる(贈った?)というのは、もしそうならば、かなり無神経かと。坊っちゃん育ちで、女性の心情、もとい相手の心情が分からない?はじめシルクの冗談を真に受けてしまう所といい、世間知らず(ビジネスは知っていても)で、あとあと大変そうだな、と・・・。ま、ヒロインもヒロインで、ラスト、ライアン(しかもすんなり身を退きそうな)から一言の謝罪も弁明も無いのに、許してその胸に飛び込んでしまうのだから、割れ鍋に綴じ蓋でしょうか。(スミマセン。)あと、男性主人公が『俺』、途中(から?)、ヒロインに『おまえ』と言う所は違和感を感じました。いいとこ育ち、なのですし、親しさの進展の表現だとしても、一貫していた方がしっくり来たかもしれません。ヒロインが『ちっこい』のはツボ、でした。個人的に。
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