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- 【ネタバレ】ホント、大丈夫・・・? 3
- しゃりり 2013/02/10 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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カロ・・・。トシ相応を通り越して、病の部類なのでは?で、それでもって、会社の経営者なんだ・・・。大丈夫なのか?そのままにしておいて。・・・そればっかり気になりました。ヒロインのキティーは、そんなカロを丸々信じちゃう、お嬢さん育ちなお人好しさんですが一生懸命で好感が持てますし、男性主人公・ダライアスも、クールなくせにチョコケーキが好きで、ここが「落ち着くんだ」とか言ってキティーのいるキッチンに仕事持込みで入り浸ったりと、何かカワイイ所があって。さらに、きちんと考えて公正に振る舞うことも出来る。そんな主役二人(とウェイン、マージー)はとても良いカンジなのですが、いかんせん、設定、ムリムリだろう⁈、と、カロがキョーレツすぎました(笑)。
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- 【ネタバレ】ああ、あのドゥラックス?! 3
- しゃりり 2013/02/10 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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もしかして?同原作者の『砂漠は魔法に満ちて』の男性主人公の弟。あちらでも、奥さん“サディー”でしたし(お幸せ中~)。“ドゥラーン”は“ダーラーン”、“ズラン”は“ズーラン”でしたケド。兄の名“ヴェレ”はビアハムの愛称(呼び名)なのでしょうか?ここだけ違っていましたが、あとは設定とか固有名詞等が、ほぼ同じなので。あちらでは、ドゥラックス、やんちゃ(というより、お茶目?)な感じの弟に描かれていました。(お兄ちゃんは肉食系でしたー。笑。)他にも関連作とか、あるのでしょうか?(ズーランは、『砂漠の恋人シリーズ』の、・・・ですよね?『真夏の千一夜』もズーラン。アラブ3国“ダーラーン”“ズーラン”“クルア”とありましたが・・・。うむむむむ。) 今作は、ほのぼの、カワイイお話でした。
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- 【ネタバレ】下にも置かぬプロポーズ 3
- しゃりり 2013/02/03 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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君は僕のものだ、ではなく「僕はもう君のものだ」「お願いだ」「君がいなければ・・・」以下、ひざまずいて。生涯かけて!と。爽やかです、この思い切り。男性主人公のマックス。上から目線ならぬ、尊敬と愛とを持った、下から目線。数あるハーレのプロポーズの中でも、ものすごく誠実かつ"敬愛"の情にあふれたプロポーズの一つだと思いました。その上、指輪ではないところが洒落ています。徹底的にシンデレラ、ですね。ヒロイン・シンシアならずとも、かたくなな心も溶かされます。シンシアも、しっかりしていて良い女性で、恋も愛も仕事(独立&事務所)までゲットして、万々歳。全て良し(?)のスッキリエンディングです。(ただし、「1日中一緒に過ごせる」のが「最高」かどうかは、イロイロ“再考”の余地もありそうですが(笑)。・・・夫婦が、四六時中仕事もプライベートも24時間365日ずーっと一緒・・・?ふむむ、人によりけり、ですか。)♥3.5。
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- 【ネタバレ】3年もイタリアにいたら、次の恋だろう・・・?! 3
- しゃりり 2013/01/27 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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カワイイ妙齢の女の子が一人傷心で3年もイタリア留学していたら、とーっくに、新しい良い彼氏と心癒す出会いをしているんじゃないのか?とか思うのは、私だけでしょうか(ほっとかないだろうが、男共。特にイタリア男⁈ 笑)。でもって、男性主人公・チャールズは後悔し、ヤキモキする(そもそも、3年前からヒロイン・ステファニーの気持ちがもう変わってしまっているかもとは思わないのだろうか?自主規制とはいえ、自分のやり方であれだけ傷付けて突き放したんだから、ね。それでまた迫るなんて、勝手というか都合がイイというか)。 読みはじめ、そんなふうに想像したり、ちょっと不思議に思ってしまっていました。でも、まあ、惚れまくっていて、やり方をミスったことは後悔しているようですし、良かったと思います。それにしてもホント、火のような二人。家庭内も激しいのかなぁ(ちょっと疲れ?)。♥3.4で。
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- 「本当の紳士は」・・・天晴れ! 3
- しゃりり 2013/01/27 このレビューを 14人の方が参考にしています。
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素晴らしい!男性主人公・ベネディクトのセリフの誠実なこと!その他大勢のハーレの男性主人公達に聞かせてやりたいほどの潔癖なセリフです。落ち着いてしっかりとしたヒロイン・エマと、律儀で優しいベネディクト。二人の関係は、大きな障害(ライバルやら身分の障壁やら)はあまり無しに穏やかに深まります。ミステリー仕立て(事件もの)なのに、穏やか。なので、ハラハラドキドキや身を焦がすような嫉妬やジレンマを味わいたい方にはちょっと向きが違うかもしれません。しっとり穏やかヒストリカルをお求めの方やそんな気分の時には、良いのではないでしょうか。画も雰囲気に合って、綺麗です♡
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- 【ネタバレ】意外!珍しい!カワイイ!傲慢男性主人公がっ! 3
- しゃりり 2013/01/18 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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いや、はじめは、いつもの傲慢セレブ男かと思ったんですよ。男性主人公・スティーヴ。ストーリーも良くあるパターンの契約結婚ものですし。しかし!謝罪と告白で、泣いてヒロインに弱みをさらけ出すとは。しかも、ヒロイン・アンバーを失いそうになって、『髪はぐしゃぐしゃ、タイもスーツもよれよれ』なくらいに打ちのめされて・・・って。普段は隙のない『いつもピシッと決めてる』傲慢美形男にそこまでされちゃ、そりゃまぁアンバーでなくともホロッと来ますわ。しかも、このスティーヴ、母にも祖母にも(そして多分きっとヨメにも)“頭が上がらない”(ヨシコさんのナイスコメント)なんて、オーストラリアが舞台でもイタリア系⁈ (女系・母系(マンマ)に弱い男達。)きっと、娘が生まれたら、またメロメロなんだろうなー、とか、カワイイ想像をしてしまえるラストでした。♥3.5。
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- いいなー、隠しベタボレ 4
- しゃりり 2013/01/18 このレビューを 12人の方が参考にしています。
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佐々木先生の、『淡々』とした筆致がもの凄く良く合った作品の一つ、だと思います。先生独自の『淡々』、作品と合う時と合わない時とがあるように感じるのですが、今作はバッチリ。『淡々』が各々の人物の個性や心を示し引き立て、ヒロイン・ドロテアの心情を読んでいたはずが、読み終わってみれば、男性主人公・ランドルフの実はベタボレぶりにじんわり。うっとり。あらあら♡変わらない表情の下で、そんなにホレてたんかい、と。カワイイ夢物語、楽しめました。(黒髪侍女とリズ夫人、他脇役もナイス。そして、読後、なるほど、の邦題。)
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- 【ネタバレ】「卑怯な手段は何もとってない」 3
- しゃりり 2013/01/14 このレビューを 22人の方が参考にしています。
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・・・って。男性主人公・マックス。企業買収に有利な情報をつかむ為に、相手企業の社長秘書に密かに近づき籠絡する。・・・確かに盗み見や盗聴はしていない(ヒロイン・クレアが喋っちゃっただけ⁈ だ)し、本気になってしまったんだ、と言うんだけど、ねぇ。“卑怯”じゃないにしても“姑息”ですかね(笑)。説得も強引な詭弁に聞こえてしまうし(情報は、ちゃーんと買収に利用しているわけだったし)、やましくないから“謝罪”はナシ?反省ナシ?公私混同?(人事権濫用だし。)原作ではマックスがもっと手痛い目にあっているとのこと(翡翠さん参考になります☆)。コミックスでも、もうひと味、ヘコませてやるエピソードがあっても良かったかもしれません。(サムがイイ人だなー。)でも、楽しめたので、♥3.5。
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- 世の中を知ってからの怖れや悩み 3
- しゃりり 2013/01/14 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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はじめ、邦題から、スパイもの?アクションもの?とか思っていましたが、違いました(笑。いや、ある意味、そうなのですが)。32才(←それにしてはカワイイ)バツイチで心に傷を抱えながら仕事に精を出す・・・。ヒロイン・クレアの年齢設定が少し高めのなが、ちょっと好感(?)です。10代~20代初頭の初々しい怖れや悩みも良いけれども、世の中をある程度知ってからの怖れや悩みもある意味リアルです。そして、1-2巻通して友や家族・知人の知恵やアドバイスが効いているところも、ある程度の年代になって各々の経験が積まれてきたからこそでしょうか?この作品は、2巻目のジンクス(←2巻目は失速しがち)は特になく、1-2巻にわたって勢いがあって楽しめました。♥3.5。
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- 『とげのある頑固な』男 3
- しゃりり 2013/01/03 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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そして、『優しい言葉も態度もない人』。でも、ヒロイン・ゲイルは『心を捕らえ』られてしまった。うーん、厄介ですが、惹かれるパターンでもあります。しかもその相手の男性主人公・アレックスは、彼女の事を思っても、その行動は方向違い。不器用なんですね。そしてお互いに激しいものを持つ気性。(さらに、双方、過去の傷持ち。)すれ違い、ぶつかり、傷付け合って。最後、すったもんだの末に結ばれますが(ハーレの大原則。笑)、これからもモメるんだろうなー・・・この二人。でも、お互いに、愛の前に変わる(折れる、譲歩する、素直になる)ことを学んだようですし、少しは丸くなっていくかもしれませんね。美麗で雰囲気もあって、良かったです。♥3.5。
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- マリア姉さん、イイ味です! 3
- しゃりり 2013/01/03 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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4人の姉を持つ末っ子で、家来・おもちゃ扱いされて「幸か不幸か女性には親切にするようにガキの頃からたたきこまれている」プレイボーイって(笑)。男性主人公・リッキー。美味しすぎ。姉弟の会話や遣り取りが面白かったです。職業や障害を含む重いテーマを抱えながら、暗く重くなりすぎず、考えさせつつも良い読後感なのは、主人公のふたりと、周りの人物達が皆明るく前向きだからでしょう。犬や猫もカワイイし。(マリア姉さんの旦那さんが見てみたいなぁ。きっとイイ男。)♥3.5。
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- 才能ある者たちがする、『淡々』とした取引 3
- しゃりり 2013/01/02 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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そこに、地下水脈のように恋愛感情が伴走してゆく・・・そんな感じでした。ので、たくらみの恋の埋もれた熱は感じても、情熱のわき上がるような愛や恋は出て来ません。好きか嫌いかは、もうホント、好みの問題だと思います。個人的には、どこかに一点、燃えあがるような恋愛感情の噴出があったら良かったかなー、と。(それにしても、才能保持者ばかりでうらやましいです。自分には商才があるから人の金は要らないという男性主人公・コリンと卓越したデザイン感覚のあるヒロイン・エイミーをはじめ、みーんな、何かしら才がある。ヴィヴィアンは社交の才、ショーンも実は“能ある鷹”のようですし。)『淡々』、今一つでした。♥2.6くらい。
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- 【ネタバレ】やり方を間違えたわね・・・ 3
- しゃりり 2013/01/02 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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本当は惹かれていてどうしようもないのに、男のプライドとか怖れとか立場等から、素直に愛していると言えずに、何かをダシにして近づく。妊娠や子供であったり、契約上の結婚であったり。それは往々にして逆効果であり、反動は大きいのに。少しは学べよ男ども!(でないとお話にならないが。)男性主人公のジャックもこれです。しかも相手が、ヒロイン・マギーのように自分の手腕や才覚で稼げる(不動産関連と市場投資?大したモンだ・・・)、言いなりにならない頑固で反発心の強い我が儘お嬢だと、さらに大変。先見の明ある事業家でも、ホレた女の心と行動は読み切れないわけで、ツケは払わせられますが(笑)。パターンではあっても、全体に面白かったです。ただラスト、マギーに誘導尋問的に折れるように(?)『結婚』を言わせるのではなく、その前にジャックが約束違反でも全面降伏という方が、良かったかなぁと思います。片膝付いての謝罪と告白は◯でしたケド。
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- 【ネタバレ】ニッキー、いい人だー。・・・いつもながらに、医者はヤブ・・・? 3
- しゃりり 2012/12/31 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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皆様の突っ込みに+αでございます。男性主人公・カスペル、ずいぶんと浮き名を流しているようですが、子を成せない身だと思い込んで、(ヒロイン・ホリーに見るように)女性にあんなに無節操に手を出していたのだとしたら、まだ何人か一笑に付されたご落胤がいるのでは⁈大丈夫か⁈ その他にも突っ込み所は満載。どーなのよ大公ー。でも、最後には、大公の身で、片膝付いて謝罪をし、愛を公言して許しを請うところは良かったです。(しかも、公衆の面前で。ハッキリと。良い反省っぷり。でもやっぱり捜索に1年半はかかり過ぎです。) ヒロインの前向きな天然さにも好感あり。それにつけてもニッキー、良い友人ですねー。最初、ライバルキャラ、もしくはトラブルキャラかと思っていたのですが。彼女にも、幸せになって欲しいですね。(スピンオフ、無いのかな?)
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- 【ネタバレ】正解! 3
- しゃりり 2012/12/31 このレビューを 42人の方が参考にしています。
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満点、とはいかないまでも、“ぼくら”(私たち)の過ちではなく、ましてや愛を“失った”、のでもなく“あなた”が「私を捨てたのよ」とヒロイン・ティルダは男性主人公・ラシャドの非を、ちゃんと、理と言葉を以て、責めています。偽りだけを鵜呑みにし、ヒロインをきちんと見ようとせず、信じずに酷い扱いをする。ハーレに多い男性主人公のパターンです。それをラストでなし崩しに許してしまうのではなく、ハッキリとその酷さ、悲しみ、怒りを正面から突き付けている。これによって、ラシャドも彼女の前に過ちを認めて反省し、(彼女に逃げられないように(笑))「価値ある結婚になるように全力を尽くす」と誓います。わめくのではなく簡単に許すのでもなく、突き付け、猛省をうながし、信頼を誓わせる。ハーレに蔓延する傲慢早のみこみ誤解男への正しい処方箋!だと思いましたね。女の懐の広さ深さと、安易に許すのとは、違うのですから。(・・・でないと、なにか今後もやらかす・・・と思う。男ってヤツは。)♥3.5。
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- しょーもないけどほっとけない男 3
- しゃりり 2012/12/30 このレビューを 14人の方が参考にしています。
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・・・のパターンだなー、男性主人公のボビー(ハーレには珍しく?)。 幼少期からの肉親の呪縛とトラウマで、事実や真実を自分だけの力で見い出せないままで、さらには愛する者と自分自身まで傷付ける。・・・ヘタレです。有事には頼れそうにない。なのに、ルックスとミョーな“男のかわいげ”で捨ておけない。組合せによっては、ハマるとマズいタイプ(ヘタすると一緒に奈落へ真っ逆さま?)ですが、しっかり者の男前世話女房型(ガチガチの兄貴二人付き)のヒロイン・ジェーンならば、大丈夫でしょう(笑)。二人で上昇して行けるはず。ホント、組合せの妙、出会いの不思議、ですね。♥3.7で。(え? 刻みすぎ? )
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- 【ネタバレ】最後までしっかりとしたヒロインと、メロメロになっていく男性主人公 4
- しゃりり 2012/12/29 このレビューを 12人の方が参考にしています。
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女性に偏見を持っていて、ヒロイン・モリーのことまで徹底的に疑う男性主人公・ニック。そのニックが、彼女に惹かれ、最後にはいなくなった彼女を捜して動転し憔悴するさまは、読んでいてちょっと嬉しくなってしまいました(ニマニマ)。「どこだろうと飛んでいく!」の完全ベタボレ。前半とのギャップ萌えでしょうか?(笑)出会いのエピソードも洒落ていて、ラストには溜飲が下がる、いえ、満足度のある一作です。『手のかかる』ニックとお幸せにね、モリー♡ニックの従兄弟・ドニーがイイ男。私も彼のお話が読んでみたいです。(小林先生で。)
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- 『淡々』具合 2
- しゃりり 2012/12/28 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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加減、バランスでしょうか。佐々木先生の筆の持つ『淡々』が、作品と合ってとてもステキなお話になる場合もあれば、通り越して『平坦』になってしまう場合もある・・・。今作では、雰囲気は好きだったのですが、他の方も触れていらっしゃるように、男性主人公・エリックが、ちよーっと、『平坦』に片足突っ込んでしまったかな?と。再会のはじめ、もしかしたら昔からヒロイン・ジュリーに惹かれるものがあったのでは?とは推測されるものの、確たる気持ちの変化やパッションが『平坦』で見えにくく、もう少し(一ヶ所でも)それがガツンと現れてくれていると良かったと思います。ジュリーの一般人娘(しかも雇われ人)としての悶々と葛藤は『淡々』ながら出ていましたので、それを受けるエリックの方にも誠意や情熱の発現が期待されたのかもしれません。寿司におけるネタとシャリのバランスのように(笑)。♥2.8くらい。
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- ゆきずりのプリンセス 3
- しゃりり 2012/12/22 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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の弱みにつけこむって。大受けしました。確かに、ハーレって、行きずりの王族や通りすがりの大富豪(笑)とかが多いですよね☆いやいや。それにしても、顔に出さないとか言いながら、ベタボレっぷりが思いっきり態度に出ていて、イイですねー、男性主人公のルッカ。わかりやすくて。なのに、ヒロイン・アレクサンドラだけは、というか当事者同士だけはわかってない。笑。そんなほのぼの加減が、森先生の筆致によってとても楽しめました。♥3.5超。(妹編の『恋のブリンセス』では、王様っぷり増してるルッカが。プロフェッソーレ・モレッリも二度オイシイ!)
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- 【ネタバレ】広がる作品の世界 3
- しゃりり 2012/12/17 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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いろいろとスピンオフや関連作があるようですね。関連作とまでいかなくても、例えば、今作の男性主人公・ジョーが展開するレストラン«ハウス・ミラノ»(の支店?)が、他作の一場面に登場していたり。他の原作者さんにもありますけれども、遊び心が楽しいですね。作品の世界が生き生きとして広がって感じられます。この作品自体も、ヒロイン・マティーのミョーなこだわりやらタッパー(どうしても‘タッパーウェア’が思い浮かんで→製造会社の創始者が‘タッパー’氏)やジョイのことやら、突っ込み所はありますが、とてもほほえましくて適度にホットで楽しくて、クリスマスにはイイ感じです。♥3.5超。 (ただ、「家族に受け入れてもらうために君が優等生である必要はないんだよ」「不完全だろうと受け入れられるのが‘愛’で‘家族’だ」というラストの言葉に、“・・・理想だけど、そういうのは少ないって・・・”(経験)と、現実にかえってしまった私に、♥-1。イカーン!泣。)
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- 【ネタバレ】インフルエンザは?! 3
- しゃりり 2012/12/16 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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48時間以内に薬を飲んだから大丈夫、とか?もしそうだとしても、この展開じゃ、症状悪化するし感染(ウツ)しまくりでしょう。そもそも、外出禁止、もしくは自粛じゃ・・・?(欧米は違うのかな?) それともこれは、インフルの熱に浮かされて・・・?それに、皆様ご指摘のラスト、半年も連絡無しでほったらかし?いくら忙しかったからって、愛する相手に?どんな理由があったって、それじゃあ相手、捨てられたと思いますよ。(半年もあれば、新しいロマンスへ移行もあり得ますよ?もっとしっかりつかまえなきゃ。)等々、突っ込み所満載で。もっと話の整合性に注意があれば、スッキリして評価が上がるのになぁ、と惜しいです。強引なのは、日高先生の作風(スミマセン)と男性主人公の特徴ですか?(嫌いじゃないですけど☆笑。)あと、男性主人公・ハビエが出会いからヒロイン・ケイトに惹かれてて契約を持ち出したんだろうな、とか、ハビエの気持ちがもう少しわかりやすく出ていると良かったかもしれません。
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- ランダロン王国3兄妹 3
- しゃりり 2012/12/14 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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の、ステキな恋のお話は、まずはご次男から。キュートなお話ですね。画はキレイ、セリフもオシャレ、人物も魅力的。国王(父君)も余計な事はするものの、結局は暴君ではないし、ファーラ叔母様も洒落ていて。(描いている先生はそれぞれ違いますが、このお二人とヒロイン・フランをはじめ登場人物の皆々様は、他作にも出ていて、楽しめます。)それにしても、フランが言うような、「ゴールデン・レトリバーに似て」「安心感」がある「温和で社交的な」恋人って・・・イイですね(笑)。個人的には、一途さ(社交より飼い主至上傾向)の柴ミックスが好きですが。♥3.5。
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- 【ネタバレ】ランダロン王家はなんかホンワカ 3
- しゃりり 2012/12/14 このレビューを 3人の方が参考にしています。
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描いている先生が皆異なっていて、特にシリーズと銘打ってもいないみたいなのですが、ランダロン王国の3兄妹のお話(『霧の中のシンデレラ』、本作、『悩めるプリンス』)の真ん中。(互いの作中の人物も、ちょいちょい顔を出しています。画は全然違うのですが。)3作読んでみると、ほんわりホッコリ。だって、なんだかんだ言っても、王様(父君)は権威振りかざす暴君ではないし、洒脱な叔母上も良い味だし(父君・叔母上は他の2作でご活躍)、みーんな(主役以外もひっくるめて)素敵なお相手を見つけてわだかまりの残らないハッピーエンド。この3つはちょっと気持ちをふんわりさせたい時に、よろしいかもしれません。それにしても、可愛くて無垢で無邪気な女の子に、男はやっぱり弱いのね。男性主人公・ダン、ヒロイン・キャシーにメロメロですね。(名付け方からして。笑。) ♥3.5近。
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- 【ネタバレ】男性主人公・ラモンの伯母さんがイヤだけど 3
- しゃりり 2012/12/09 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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ヒロイン・ジェニーに、平然と、貴女は彼とは結婚できないんだからと、にこやかに愛人になることを勧める。かなり酷いことを言っているのに、自分は当然の事を当たり前に、むしろ貴女のためを思って言ってあげているのよとばかりに。まるで物わかりの良い善人のような物言いで。自分は良い事をしていると思って自覚乏しく相手を傷付けている人っていますよね。本人、悪気がない。こういう人ほど始末におえないものです。イラッと来ました。恋を、愛を失いかけて、片や父を殺されて負の心理に縛られるラモンと、片や息子を亡くしても前向きに進もうと心を決めたジェニーと。ジェニーの勇気と前進が、ラモンを変え、周囲を良い方向へと向かわせるラストには、安直ではあってもホッとしました。イヤな事あっても終わり良し。影あるラモンの、繰り返される『僕のジェニー』がナゼかツボでした。♥3.5。
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- 【ネタバレ】「若い男は可愛いわねぇ♡」・・・ウマいなあ 4
- しゃりり 2012/12/02 このレビューを 18人の方が参考にしています。
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主役級は勿論、脇役までキャラがしっかり。その内の一人、トリシャの言葉。男性主人公・ソーンは、過去の傷と経験による偏見と誤解から、ヒロイン・サビナの心を傷付け粉々にしてしまいます。そこには、制御し難い自覚のない嫉妬心も混じっていて、愛していたのに。己の過ちの大きさを悟ったソーンは、本当の気持ちに全面降伏。傲慢で冷酷な実業家にしてプレイボーイだった彼が、トリシャをして↑上の言葉を言わしめるようになります。かなり酷い傷付け方だったのですが、最後に向かってのソーンの一途さや、メロメロのベタ甘やかしぶり(?)には、サビナならずともほだされて、心が溶かされるかも。重いもののある内容にもかかわらずドロドロ味があまり無いのは、ちりばめられた丁々発止の遣り取りや笑い、小気味良い会話、人物達の性格付けや見せ方等の功でしょうか。巧(ウマ)いですねえ。
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- 脳ミソ惨敗~ 4
- しゃりり 2012/12/02 このレビューを 22人の方が参考にしています。
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男の(情けない)本音が、ここまでダダモレ、いえ表示されてしまってイイのか⁈、と大笑いさせて頂きました。見せ方が、ウマイですねー。実は、原のり子先生、絵柄で少し敬遠していたのですが、ヤラレました。これも一種の『読まず嫌い撲滅リスト』入り?いろいろ読んでみています。(いい笑い、いえ、いい味出している作品がありますねー。)男性主人公・マシューとヒロイン・スザンナはじめ、その他脇役達まで個性がしっかり。ぎっしり詰まった食べ応えのあるチョコバーみたい。気取らないけど小腹に満足。楽しめますね。
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- 【ネタバレ】子供がいなきゃ、「もう終わったこと」?! 3
- しゃりり 2012/12/01 このレビューを 20人の方が参考にしています。
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違うだろう!それ!・・・思いっきり、ど突きたくなりました。弟の死に際の告白に、はじめ『今さら』とか『遅い』とか言って、子供がいると知った途端、即行動?ヒロインだけだったら、放っておく?あれだけ酷く傷付けたのに、謝罪も無し?男性主人公のルチアーノ、父親もヒドイが本人もヒドイ(弟も)。更に、ヒロイン・スカイとの再会以降も、読んでいる方はイライラモヤモヤ。ヒロインの大変さや傷の深さに対して、贖罪や謝罪の態度がまるでなっていない。謝れば全て許されるのかといえばそうでもないでしょうが、せめて、子供や彼女を求める前に、まず、懺悔でしょう、ルチアーノ‼(裁判までチラつかせて!何が『父親としての責任』『息子に会う権利』だ!)・・・父親に対しては毅然とした態度がとれて良かったものの、スカイに対しての態度には溜飲の下がらないモヤッと感が残る作品でした。♥2.7でビミョウ。絵は素敵なんですけどね、ちょっとスッキリしなくて、惜しいです。
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- お馬鹿さんねえぇ♡ 3
- しゃりり 2012/11/24 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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男の見栄やプライドや要らぬ気遣い(苦笑)が、余計に事をややこしくする。とっとと、もとい、早期に本音や本当のこと(気持ちや真実)を、言ってしまっていた方が、良かったのに。そういうケースが、本当に多い。ホント、男って、いえ、人間って、お馬鹿さんよねえぇ。(男性って、喜ばせようとして逆に女性を怒らせるようなことをしてしまって、「なんでだ?」(理由も分からず自覚無し。苦笑)ってことも、まま有りますし。男女差かなあぁ。)まあ、そうでないと、‘お話’にならないのですけれどね。じれったさを、 楽しませて頂きました☆“スティープウッド・スキャンダル”シリーズは全16競作(・・・スゴイ)らしいですが、本作と『うるわしき縁組』『社交界の評判』『愛の忘れもの』の他にどんなお話が・・・?(知りたいような怖いような。)♥3.5。
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- あの両親で・・・ 3
- しゃりり 2012/11/24 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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母親はヒステリーで資産・金偏重主義、父親は気弱な賭け事好き。よくもまあこの両親から、あんな娘達が生まれ育ったものだと感心(?)しました。聡明な姉に可愛い妹。鳶が鷹を生みまくったなと。“スティープウッド・スキャンダル”シリーズ、くくりが良くわからなかったのですが、“スティープウッドで起こった事件”を中心に複数の原作者が競作するヒストリカル作品群(全16作⁉)ということのようですね・・・?他作でのヒロイン、パーシヴァル家のヘスターが出て来ていて、楽しめました。描き手が一緒(原先生)だと、こういう所が違和感なく楽しめて、良いですね。♥3.5。
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