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- 【ネタバレ】「このバカ息子!」☀ゴンッ! 3
- しゃりり 2012/08/11 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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ホントに。男性主人公・カーダル。女心がわからないにも程がある上に、酷い仕打ち(自覚無し)の結果ヒロイン・サブリナに逃げられて、言うに事欠いて「女心などわかりませんよ」。それでもサブリナは、悩みながらも、結局は、彼の(しかも、周囲に促されての)謝罪と愛の告白を受け入れてしまう。そうでないとお話にならない。“ハーレの印籠”効果。即ち“最後はハッピーエンド”の大前提の前には、無理があっても、引っかかっても、モヤッとしても、とにかく許して大団円。でも、今作中のカーダル母の一言が、象徴的な気がしました。『許すのは容易ではないわ。でも時としてそれが唯一の方法なの』。“ゆるし合いなさい”。これかあ。欧米(キリスト教文化圏)的な思想ですよね(アラビアン・ナイトなお話でも)。このセリフ、原作にもあるのでしょうか?(でも、ハーレでは、女性ばかりが許している気がするなぁ。それにしてもカーダルの父母、31年は長すぎでしょう。これまたモヤモヤ。どうなの?)
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- 【ネタバレ】うん。・・・う~ん。 3
- しゃりり 2012/08/11 このレビューを 17人の方が参考にしています。
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ヒロインに真摯に接しようとしているところは、イイ男なんですけどね、男性主人公のミッチ。でも、どーも、全体として、軟派、遊び人のイメージがぬぐえない。そもそも、本人が、ぬぐおうとしていない?過去に愛した人を亡くして、それから本気になれない遍歴人となっていたワケだけれども、本当に愛しく思うヒロイン・アニーを見つけて、彼女の成長と気持ちを待って見守っていこう、本当の愛になるのか自分の気持ちも見極めていこう、としていたのだったら、その時点で、自分の風評(と行動)の整理も始めるべきでしょう。でなければ、知人や親兄弟までもが『あのミッチ』というような男性では、ヒロインを困惑させ不安にさせてしまうのは当然です。しかも、最後のところは真面目にセーブしてても、アプローチの仕方はやっぱりこなれた軟派(長年のプレイボーイが身について?)で・・・。正攻法のアプローチではなく口説かれて、最後のところで『君しだいだ』って言われても、それはうら若き乙女のヒロイン(おまけに(?)自制心強し。笑)としては、戸惑いのほか無し。(う~ん。大事にしているからだと解釈しても。)そういうお話だとしても、年上の経験値の高い男性だったら、純でまだ若い相手を、いろいろ不安にさせてはいけませんねー。(原作はテイストが違うようですが・・・。←皆さまのレビュー、参考になります。)
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- アビー・アップル!・・・で、セットor 特集 希望 3
- しゃりり 2012/08/08 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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かわいくて素敵な絵柄にちょっと効いたユーモア。爽やかであたたかな読後感。本作が桜屋先生の初ハーレ・コミックス(?)とは、うれしい驚きを感じたものでした。右肩上がりの期待を感じつつ。王道を行きつつ、そんなまとまりのあるお話です♡(桜屋先生の作品は、巻末のコマ漫画も楽しみです。) で、作中のお菓子『アビー・アップル』。美味しそうです。ハーレ・コミックスの中には、結構、お菓子などがイイ位置を占めている作品がありますよね。世知辛い世の中に甘~い夢やビタースイートなロマンスなどを届けるハーレ。スイーツと通じ合う所が有り?スイーツが関連する作品のセットとか特集があっても楽しいかもしれません。更には、具現化・・・というか、商品化があっても良いかも?なんて思ってしまいました。(何かの記念企画とかでも、『○○作品の中の○○ケーキ』とか、『ヒロイン・○○の○○クッキー』とか。うむむ、イラスト付きレシピ本、とか?商売上手なハーレですし⌘・・・ととと、自主規制。笑。) ♥3.5超えで。
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- 【ネタバレ】も少し、ストレートでも、いいんじゃないの? 3
- しゃりり 2012/08/05 このレビューを 28人の方が参考にしています。
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・・・男性主人公のジョエル(不器用なのは分かるけど)。実は惹かれて、ずっと気にかけていた。守っていきたいと思っていた。読んでいると、キュンとくる要素が散りばめられて描かれています♡ でも、(さとう先生の似た設定の他作品にもちょっと共通するのですが、)同時に、読んでいて、疲れも。何故だろう?よくよく考えると、男性主人公が、本当の思いの色を隠して、違う色の言葉で包んだり、時には反対に見せようとしたりする。ハーレではよくあるパターンですが、ある意味、その度合いが強い。プライドからであったり、もっとタチが悪いことに(?・・・というか何というか) ヒロインへの要らぬ気遣いからであったり。ヒロインを思いやっていながら、ことさらに本心を見せない。押し殺す。表面の冷静、内面の葛藤。それがまた他の誤解などと相まって、状況を更にややこしくして、互いの心を引っかき回してしまう。逆に傷付けてしまう。だから、ヒロインもキーッ(苦笑)とくる。(ヒロインも、素直になれずに突っ張るし。)で、ヒロイン(と男性主人公)に寄り添って読み進めてしまうと、疲れる。今作では、さらにヒロイン・ダーシーの父も類似人間でしたし。好きな感じのお話なんですけれども、疲れ倍増でしたー。(笑。こういう、ヤキモキ度合いが高く、ちょっと微妙な相克度が強いのがお好きな方にはオススメなのかもしれません。)
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- どうしても、しっくり来ない 3
- しゃりり 2012/08/01 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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何故なんだろう?牧先生の手によるお話は大体、いつも、きゅーんとしたりじわ~んとさせてくれたりして、ストーンと胸に来るものが多くて好きなのですが、このお話はどうにも不思議に胸に収まりが悪く、首を傾げました。ヒロインも綺麗でたおやかで、男性主人公も格好良いし素敵。なのに、何故なんだろう?そうか。‘実は一目惚れで、出会ったときからそういう運命だったんだろう’、などと後から理屈を付けて納得しようとはしてみても、ヒロイン・ルキアも、男性主人公のハンターも、結局、流されて流されて、それも奔流や激流に流されてではなく、現実から目を背けたり人の話を鵜呑みにしたりして流されての、‘月のせい’にしての恋。美しいけれども、何だか捉えどころがない・・・。それが、個人的には違和感だったのかもしれません。翡翠さんも書かれていますが、同原作者「孤独なプリンス」のスピンオフで、そして牧先生、ということで手にしましたが、やはり温度差・違和感(?)、つかみ所のなさ(決定打が無い⁈)、というようなものが先に立ってしまいました。♥2.7くらい・・・でしょうか。何だか、残念。
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- 【ネタバレ】エラ!☆・・・で、セットor 特集 希望 4
- しゃりり 2012/07/30 このレビューを 19人の方が参考にしています。
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犬飼いや犬好きにとっては、もう、たまらない子ですね(独断。笑)。♥3.5のところ、エラ・ポイントで4。ハーレ・コミックスには、犬や猫が活躍したり大きな役割を占めていたりする作品が結構ありますね。わんこセットやにゃんこセット、又は特集など、あったら良いなぁと思いました。作品については、可愛らしくて好きな作品です♡ よこた先生は、(これまでの感想では)表紙絵よりも中身の方が素敵な絵に感じます(スミマセン)。それから、ヒロインのキャンディダ、処女作を酷評されて書けなく(書かなく)なるというのは、どうなんでしょうか。作家、プロとしては。父親のセリフからも、その後書きためてもいない感じですし・・・。昔読んだ著名な(?)随筆・評論に、“何があっても『書かずにはいられない』という情熱、渇望がなければ、作家にはなれないし、作家ではいられない”、といったような一文があったと記憶します。又、キャンディダは、作家というよりも評論家・書評家に向いているのではないか?とも思いました。そして、作家同士(・・・に限らず、同業者同士?)の結婚って、結構いろいろとキビシイものがあるかも・・・と、ちょっと不安も。(奥さんガンガン売れて、旦那不調、とかなったらなー・・・。)あと、グラントの件は・・・?あれで済んだのでしょうか?
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- 題損・・・→※ 3
- しゃりり 2012/07/30 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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邦題が内容と別物・・・のような気がします。この邦題を見て、実は、最初、どろどろの愛憎・復讐劇(しかも舞台は大都会)を思い浮かべてしまいました。曜名先生でソレ?と、しばらく手を出さずにいたくらいで(あらすじ解説を見ればすぐわかるのですが、題だけザッと見しただけの印象も、馬鹿に出来ません)。ところが、いざフタを開けてみると、全然違う。アフリカの大地の“やさしい囚われ人”(原題『Tender Captive』。 ド直訳で、違ったらゴメンナサイ。)?こちらの方が、まだしっくりくる、ちょっと良いお話です。実際のアフリカの自然動物保護区での生活なんて、すごいものがあるのでしょうが(それこそサバイバル)、曜名先生独特の雰囲気で、笑いもドキドキもある作品になっていました。・・・多いのですよねー。ハーレに。題が作品と別物とか、題がネックで手が出ない、というような作品。結構、良い作品があるので、勿体ないことです。※余談ですが・・・このように、‘題で損をしている’ハーレの作品群を、個人的に、«ダイ○ン»・・・と呼んでいます(笑)。・・・・・・ダメ?
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- 深すぎる問題 4
- しゃりり 2012/07/22 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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そして、大きすぎる問題に直面して、驚き、うろたえ、傷つくと、それに打ちのめされ呑み込まれない為に、溺れて腐って屍(生きても死んでも)と化さない為に、結局は自分達の出来る範囲で、自分達の出来る事から、一つずつ一歩ずつやっていくしかなくなる。男性主人公・カリムも、ヒロイン・リンダも、そうなのかもしれません。自分達の小ささを、自分達を取り巻く世界の大きさを、身に染みて思い知らされながら。それでも、自分達の和解(?折り合い?・・・いや、寄り添い、求め合い)と、その自分達の小さな幸せが押しつぶされないように、そして、その幸せが少しずつでも周りに波及していくようにと、祈りながら。願いながら。足掻きながら。(逆にこの困難で、二人の絆はより強まったとも見られるのでしょうか。) 血、民族、宗教。極めて難しい問題です。(それをハーレで書く原作者も、ある意味すごい?)でも、ハーレを通してでも、こういう問題が世界には長々と横たわっていると、“知る”だけでも、何か一つの一歩になるのかもしれません・・・。本当に、重い問題ですが。(ラストハッピーエンド原則のハーレでは、これが落とし所、というか、限界なのかもしれません。)
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- 【ネタバレ】ツケは大きくなって返って来る 3
- しゃりり 2012/07/22 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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自分は大丈夫とばかりに遊んでいると、倍返し以上で返って来る。本当に大切にしたい相手が出来た時、行状がタタって、まっったく信じてもらえない。思いを示しても語っても、『他の女の子たちに同じこと言ってるんでしょ』『口がウマイのね』。本気にしてもらえなくて、相手も自分も傷付いて。ハーレで往々にして起こるパターン。男性主人公・コナーもそのケースです。いつか現れるかもしれない本当のお相手。自分には現れない!と思っていても、万が一の時のために、少しは考えておかないと。特に殿方!(ハーレでは。笑)読んでいる側としては、«後悔しろ~苦しめ~男性主人公~»(特にコナーは本当に遊び人描写されているので⇒ヒロインの事考えながら他の女性とベットイン等)と、充分に溜飲を下げてラストに持ち込んで欲しいので、コナーが不安になり、モヤモヤしヤキモキしイライラし、どうしようもなくて最後にとった行動はまあまあだったかもしれません。♥3.5。
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- あねごっ! 3
- しゃりり 2012/07/16 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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語学堪能、分析に優れ、弁も立って男にも臆さないヒロイン・クレア。自分を持って、ガッツリ自分で立っている大人の女、ってカンジで、ハーレの中では珍しいタイプのヒロインかもしれません。作中いわく『カッコイイ系』。そんな姉御肌(?)のヒロインも、恋に落ちちゃえば、中身は悩んでカワイイ女の子になってしまう!余裕かましてヒロインとぶち当たる傲慢侯爵・男性主人公のグイードとの丁々発止のやり取りも楽しい!あまり変わらぬ表情(不機嫌だったり時に仏頂面だったり?)の下で実はヒロインにメロメロのグイードが隠し味(?)。美味しい楽しめるお話でした。♥ 4に近し。
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- 月下のハードボイルド・ロマンス 4
- しゃりり 2012/07/16 このレビューを 16人の方が参考にしています。
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流水先生は、かなり以前、ホラーを描いていらっしゃる頃から知っていますが、正直、ハーレとはどうなんだろう?と最初は思ったものでした。しかし杞憂!ハーレの幅の広さと底の深さ(広すぎて遭難し、深すぎてハマるというか蟻地獄?! 笑)、そして流水先生の画力で、そんな不安もどこぞへ霧散。こうしたサスペンスものやアクションものを描くと、ピッタリです。(あと、アラブものとかからヒストリカルまでも。)特に、男性主人公が魅力を発揮します。目に力があって。中にはハードすぎるものもあって、好みは分かれるところですが。今作では、(特にラストに向け)タフな男性主人公・サムが、ストレートに思いをぶつけて、ヒロイン・リサを守っていこうとするところが盛り上がりました。個人的に。邦題も原題も同じ“Moonlight Lady”。その通りに、海、そして森でも月が描かれ、とても印象的でした。ま、何だかんだで仇敵ともカタが付き、(どさくさ?怪我の功名?で)栄転、これで指揮官的立場にでもなれば、少しは落ち着くかな?サムのお仕事的には。これからは、リサ(と、そして家族)を守ることが、サムの心の重要事項になるでしょうし。
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- でも、胃がね・・・ 4
- しゃりり 2012/07/13 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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『読まず嫌い撲滅リスト』登録ものです。“独自”の絵と表紙、内容の筆致の強さと激しさとではじめ退いてしまったのですが、いや!良かったです。確かに、取っつきにくい絵柄かもしれません。でも、しっかりときっちりと描き込まれ、話も流れも引き込むものがかなりあります。絵・話ともに、好みはかなり分かれるかもしれませんが、一度読んでみるのも良いと思う作品です。(気に入ってしまうと、何度でも。) ただし、最後の方で、『いったい何日食べてないんだ』という状況からの、あの朝食。あり得ません。しかも完食?あの量と内容(しかもコーヒー付き)では、胃ケイレンもしくは急性胃炎起こして、愛の話をする前に、最悪、要・医者モノです。(経験者。体調良くなくてしばらくあまり食べられないでいた状態からは、普通の食事でも胃が受け付けません。まずは少量のお粥(外国だと、ミルク粥?ポーリッジ?)とかからでしょう。)そんな現実がチラついて、ラストのい~いシーンが~・・・ちょっと残念。(料理できる男は好きですが。笑。)
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- 【ネタバレ】女を、物事を流しちゃう・・・ 3
- しゃりり 2012/07/08 このレビューを 14人の方が参考にしています。
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何か、つるーっと、“流れるように読んでしまいました感”が。そうじゃないだろう、男性主人公・ラファエル!本当はそこで(途中で)流れを堰き止めなければいけなかったのに、惚れて抱いた女の子(ヒロイン)を、流れのままに手放し流して(スルーして)しまった。有り体に言えば、一時と割り切って捨ててしまった。相手にそれを明示して、“合意”という名のもとに。ヘタレですねー。三浦先生もあとがきで『ダメ人間』と書かれているとおり。『なまじ顔も頭も良くて金がある』もんだから、自分の状況とホントの気持ちさえ読めない。後で後悔しても、ぐだぐだの対応でヒロイン・エイミーにはねつけられる。ま、最終的にはキチンと気持ちを自覚して、対応もキッチリ出来たことですし、これからは、エイミーがしっかり手綱を取ることでしょう。そう、カッコイイんだから、『顔も頭も良くて金がある』んだから、ホントのイイ男に昇段すべく。(・・・敷かれるな。絶対。)
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- 【ネタバレ】本当に、難しい・・・ 2
- しゃりり 2012/07/08 このレビューを 30人の方が参考にしています。
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すももさんが書かれているとおり、難しい問題ですね。とても。それこそ、三者三様、千差万別、この問題に関する思いや感覚は、多様多岐に渡るからです。状況も様々ですし。産む気もないのに産んじゃって捨てる親もあれば、いざ産んでも子に向かって「自慢できない子なら要らない」「自慢できないのはアンタ(子)が努力しないせいだ」「アンタなんか産まなきゃ良かった」と言う親もいる。挙げ句、虐待(含・精神的)やネグレクト、子殺し・・・。その一方で、自身や家族の身や心、生活の全てをかけてまで子を授かろう、産もうとする者もいる。行き着くところ、自分にとって(そして配偶者や周囲にとっても)、何が本当の幸せなのか、それは時を経てもそうであるのか、などになるのでしょうが(人生のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)も含め)、何が正しくて何が正しくないなんて、一概に言える問題ではないわけで。・・・ハーレの中には、『子供が産めないという女性の恋』のお話がよくあります。この作品もその中に一つで、切なさや愛情・葛藤がよく描かれていました。ただ、ラスト。これも意見の分かれるところでしょうが、診療・執刀にあたった医師が『もうたぶん妊娠はできないだろう』と言い、前夫との2年の生活でも授からなかったものを、男性主人公と結婚した途端、『ストレスがなくなったとたん自然妊娠するっていうのはよくあること』、チャンチャン、で片付けるのは、なんだかすごく安易ではないかと感じました。これまでの葛藤は何だったの?的に。まあ、人生って往々にしてそういうこともあるのですが、このラストが救いになったと感じる人もいれば、逆にこのラストで傷付いたり憤ったりする人もいるかもしれません。本当に、難しい。(レビューにも気を遣うのですが・・・。星の数ほどあるハーレ作品の中には、同様の題材で、子供を授からないラストのものもありますし、そこはそれこそ千差万別。お好みで・・・。ただ、配偶者(お相手)とはキチンと、じっくり話した方が良いというのは共通のようです。)
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- 【ネタバレ】う~ん。好きなんですが・・・。 2
- しゃりり 2012/07/01 このレビューを 22人の方が参考にしています。
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過去の過ちの軌道修正と再出発。大人の雰囲気に仕上げられた、素敵なお話。・・・なのですが、何をどう言っても、不倫。不貞行為、なのですよね。ハーレの中にもチラホラと存在するのですが、寝たきり、もしくは植物状態等の配偶者や婚約者を持つ者(なぜか男性側のケースが多い様だけれども・・・。多分に、男性の方が衝動的だからか?)の恋。はっきり言って、このくくりのお話には、一概には何とも言えないものがあって、ケースバイケースでもあるでしょうし、又、人によっての感じ方も大きく違ってくるでしょうし、重い題材です。(しかも、このお話の場合、女性の側は男が消えた後でそれを他から知らされ、しかも身ごもってしまい、ショックで流産という極悪パターン・・・。男性主人公・アンドレは、状況や本当の事をヒロイン・ハリーに言っておくべきでした。お互いの抑止の為にも。ましてやハリーは当時18。後のことも気にかけるべきでした。)心や愛、恋は、時としてどうにもならないこともある、理屈が壊されてしまう時もある、というのはわかりますが、難しいですね゛ー。それでも、この作品が嫌いではないのは、佐伯先生の静かな熟練の筆致と、これが、先に明るさを示した、非現実の“お話”だからでしょう。(8年(10年?)の時を経て仲介をしたチャールズは、二人の状況と3年経ってアンドレの奥さんの喪も明けた頃合いを見て、自分が関わった責任を果たしたのかもしれませんね。) ♥2.7 (微妙ー)。
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- 【ネタバレ】バキ! 3
- しゃりり 2012/06/30 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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1話目『富豪の愛人』、終盤の、男性主人公・ルークが『ドオッ 』と倒れ込むほどのヒロイン・ミランダのパンチ炸裂に、おおっ!(拍手)。それくらいやられて、年長の大人ぶってヒロインをからかっていたルークが、降参、やっと本音を吐きます。年下の、思いがけない女の子に振り回されて戸惑っても、やっぱり素直な吐露が一番ですね。結局、ベタボレなんですから。それは2話目の『ダーリンをさがして』にも言えることで、小細工してジタバタしないで、素直に言っちゃいなさい、男性諸氏!・・・ってことですかね。(それだと、お話にならないのかもしれませんが。笑。) 威張っている裏でカワイイ(⁈)男の本音とうろたえが楽しく(?)読めて、♥4つに近いです。
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- 理想的!・・・でも、知りたい! 3
- しゃりり 2012/06/30 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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気になる!ホントに。他の方々も書いていらっしゃいますが、男性主人公・ジャスティンの仕事が知りたい。何やっている人なんでしょう?優しくて誠実で正直で温和で(つまり性格良くて)、ルックス良くて、そこそこの経済力があって、遊んでなくて苦労人!料理も含めて家事が上手で、赤子もあやす。ハーレには珍しい(傲慢でない、オレ様でない)稀少なフツウ感覚(?笑)のカレ。こんなヒトがアパートの隣人で、しかも好意を持ってくれているだなんて、ヒロインのローラ・・・美味しすぎる!お話、ほのぼの系で、ちょっとキュンとして、とても素敵に読み進められます。でも、どうにも↑そんなことが気になって(笑)。原作はどうなのでしょう?(小説家?料理研究家?ケータリング系経営者??) ♥ 4に近いです☆
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- 半分イタリア人で、半分テキサス人?! 4
- しゃりり 2012/06/28 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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スゴイ血の組合せですねー・・・男性主人公のマックス。その血どおりに(?笑)こんなに熱くてまっすぐじゃ、ヒロイン・ケリーならずとも、押されて惹かれちゃいますね。しかも、押しが強くて大胆なのに、強引じゃないし傲慢でもない。策略練ったりの腹黒さとも縁遠い。守るべき者への優しさと保護本能にもあふれている。富豪だけど(?)率直さと素直さも持っている。それで、ちょっと粋でハンサム長身で・・・。あらあら。書いていて、なんてイイ男だ!と、再認識しちゃいましたよ。前夫のこと子供のこと、いろいろと苦労したケリーも、やっとイイ人と巡り会えて、良かったねえぇ、と思えるお話です♡ (もう一組、CJとランディも、良かったね。赤ちゃんのジェイミーもカワイイし、ティートもイイ味。)前半ちょっとドタバタですが、後半イイカンジに。⤴ ♡
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- 【ネタバレ】裏庭の手入れ、心の手入れ 4
- しゃりり 2012/06/23 このレビューを 17人の方が参考にしています。
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素敵ですね。『茨やツタや藪が伸び放題で向こう側が見えない』庭の手入れを便利屋のトム(男性主人公)に頼んだら。手入れが終わって藪の先の美しいビーチが見えるようになる頃には、世間のしがらみや過去の痛みや身動きのとれない感情で傷付いて先が見えなくなっていた心の手入れも出来ていて、その先(未来)が見えるようになっていた。・・・そして、気が付けば、かたわらに立って一緒にそれを見ていてくれる人もいて・・・。象徴的です。トムとヒロインのマギー、互いに大人で誠実なふたりの、心の浄化、心の澱(オリ)の昇華。それがこの一篇の作品を通して感じられます。そして新しい一歩を始めよう、という感覚。作中では、犬のスマイリーが、先にビーチに踏み出しちゃいましたけどね(笑)。ふたりの友人達も粋(イキ)です。邦題もオシャレ。見える人にしか見えない、「“ビッグ・ブルー”がなんなのか」。これもまた、象徴的で、印象的。(原題も素敵だけど。)良い、大人な作品です。
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- 結婚までの経緯も、 3
- しゃりり 2012/06/19 このレビューを 15人の方が参考にしています。
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・・・ここまでカッ飛んでいると、何も言えません。(ヒロイン・サラの両親のように。笑。) あ、そっか、って。でも、男性主人公のカルンも、契約だ、監視だとか言いながら結構、独占欲強くて、どーも、前々から取引相手の娘としてサラのことを知っていて気に懸けていたのではないのか、とか、勘ぐってしまいますね。(そうでなきゃ、やっぱ、あまりにもカッ飛んで・・・。) いろいろ細かく考えずに、ほほえましく読みました♡ (結構、好きかも。)
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- 【ネタバレ】でも、結局、いたのね。愛人 3
- しゃりり 2012/06/18 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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知られているだけで、二人も。男性主人公のニコス。うう~ん。・・・まとまった、良いお話でした。ラブラブでハッピーなエンディング(古い言い方でスミマセン)で、好きです♡ はい。でも、アタマ、よぎっちゃうんですよね・・・。こういう生活に慣れた“ギリシア男”(←この作品だけ読むと、かなり偏見、生まれそう。笑)が、真の愛に目覚めたからといって、即、理想の夫に?(それとも、ギリシア男は、真に愛したら一途?)・・・それに、あのじいさんと闘わなければならないんですし。不安です。多難です。子供が生まれたらすぐに、誘拐されないようにSP付けなきゃ。(警備的にも法的にもメンタル的にも対策必須。)頑張れ、ヒロイン・アンドレア。あ、愛に水を差してはいけませんね。二人の愛が、強く、全てを打ち破ってくれますように。♥ 3.5。
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- 程良い苦労は、良い女性を創る・・・ 3
- しゃりり 2012/06/17 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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・・・まあ、男女問いませんが。ハーレ読んでの傾向として。現実世界でもそうかもしれません。でも、苦労し過ぎると、性格ねじまがって、歪んじゃうことも多いようで、その例が、男性主人公・セスの母親でしょう。しかし彼女は幸せなほうです。あんな頑なでひどい事をしておきながら、それでも夫(セスの父)は「まだ彼女を愛している」と言うのですから。過酷な幼少期があるとはいえ、うらやましい愛され方です。わかっているのでしょうか?本人。程良く苦労して、程良く紆余曲折を経た(?)セスとヒロイン・リアは、良いカップル、良い親になることでしょう。ただ、少し、ラスト、セスが愛を自覚するところが、唐突(?)で、はしょりすぎな感じがします。ページの関係でしょうか。(ところで、これまたハーレの傾向として、姿を消した想い人を『探したけど見つけられなかった』・・・って。又、見つけるのに数年かけているケースもある。大金持ちや大資産家・大企業主が!?これって、どうなんでしょう。そうでないとお話にならないのでしょうけれども、詰めが甘い?手ぬるい?それでも、資産の運用や経営はやっていけるのね・・・。)
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- 【ネタバレ】うーん、いい話だー。 4
- しゃりり 2012/06/16 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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・・・そう感じさせるお話でした。世知辛い世の中にあって、人と人とのふれあいも良いものなのかもしれない、ふとそんな気にさせてくれる作品です。(ハーレではよくあるものの)‘記憶喪失’からして夢物語要素かもしれません。でも、リアルでもある。よくある、思い出して解決・ハッピーエンド、ではない。最後まで思い出さない。でも、繰り返し見る夢のように、魂の中に灯り続ける火がある。(だから、覚えていなくても、男性主人公・ニックも結婚が出来なかったのかもしれません。他の誰かとは。)印象深い設定です。そして再び出会った二人が、再び想いを抱き、新たに世界を創っていく。昔からの心の火も内包して。静かな中に、明るさやほほえましさもあって、オススメです。ニックの姉が許しにくいですが、娘・キンバリーが良く育って、主人公達のキューピット役をしているのが救いですね。(それにしても、もっと早く、事故後とかに、自分が空白期間にどうしていたのか等、友人達に聞こうと思わなかったのでしょうかね?記憶の隙間を探して埋めようとしそうなものなのに。友人達も、なんで当時に話さなかったんでしょう?・・・まあ、例によって、お話が成り立たなくなるので、それはそれですか。)
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- 【ネタバレ】逆パターン。・・・心にしっくり来ず・・・ 2
- しゃりり 2012/06/09 このレビューを 12人の方が参考にしています。
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キスの途中やベッドで、男性主人公が違う女性の名を口にしてしまうパターンは、ハーレで時々見かけます。が、この作品は逆。ヒロイン・ローラが、キスの途中で元カレ(しかも男性主人公・ジェドの死んだ双子の兄・ジョーダン)の名を言ってしまいます。しかし、間違う、いや、口走るか⁈ 双子とは言えこの進行で⁈ ジョーダンをそれほど強く愛していた感じでもなく、裏切られて自分からきっぱり別れを切り出し、苦々しく思っている様子の彼女が⁈ と、すごく違和感を感じてしまいました。又、ローラもジェドも、二人ともそろって、理性派というか内に秘めて溜め込むタイプなので、好感は持てますが、進行が沈みがち。それでいて、双子ゆえの葛藤とか、ジェドの母親の双子の息子達への極端な分け隔ての意味合い(もしやまさか単なる気分?)等が消化不良のような。絵は申し分なく雰囲気も好きですが、大沢先生が手がけた他作品に比べると(スミマセン)、心に迫る力が弱かった感じがしました。♥2.5くらいでしょうか・・・。
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- 【ネタバレ】ひどく残念 2
- しゃりり 2012/06/06 このレビューを 20人の方が参考にしています。
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長崎先生の絵や描写は好きなのですが、原作(長崎先生もあとがきで葛藤して(?)いらっしゃいましたが)の問題なのでしょうか。どうしても、受け入れられませんでした。ヒロインの両親が腹立たしすぎる。夫婦の争いに子供を巻き込んで、片や置き去り(母)、片や支配しておこうとし(父)、20年以上に渡ってヒロイン・ジェネッサの子供時代・少女時代を踏みにじっておきながら、挙げ句の果てにヨリを戻したから、祝福してくれ、不満をぶつけて甘えてくれ?身勝手にも程がある。(似たような状況がわかるので。)(父親に至っては、ヒロインに面と向かってお前が息子なら良かったのにと言って、男性主人公・ブライスを息子のようにかわいがっていたワケで。)謝れば許されて取り戻せるのか。いつも、傷付けた方は、思っている以上の相手の傷の深刻さに気が付かないものです。ブライスもそう。自分の傷をかかげるくせに、相手の傷には理解が浅い。自分勝手に迫りながら、自分の傷を広げないために相手を傷付ける男は、どうかと思いますが。ヒロインを人として女性としてあれだけ傷付けておいて。(ヒロインは心が広いなぁ。あ、私が狭いのか。)・・・それにしても、親に捨てられ荒んでいた過去があるとはいえ、ああもヒロインを傷付けるほどに、ブライスが何故バージン拒否症なのか、愛や結婚を完全否定していたのかという事も、少し、釈然としませんでした。
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- 【ネタバレ】節度・・・ 2
- しゃりり 2012/06/04 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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ハーレで野暮なことは言いたくないのですが・・・。時と場合と節度は欲しいなあぁ、と・・・。ハーレには時々あるようですが、エレベーターの中で行為に及んでしまうというのが。キスくらい(?)までならともかく(それでも・・・ですが、笑)、公共の空間ですよね。で、たいてい、監視カメラ、付いてますよね。セキュリティ上。そうなれば、モラル上の問題も勿論、自分たちの行動が誰かに見られる、更に悪い場合には、その映像がどこかに漏れる可能性もあるというのは、想像の範囲内です。なのに状況を認識して自分達を律しきれないというのは・・・立場ある者、いや公人(しかも、かたや政治家)としてどうなのかと(公序良俗及び判断)・・・。愛が強いのはわかるのですよ。男性主人公もカッコイイし、ヒロインの思いもわかるのですよ。三浦先生の作品も、好きなのですよ。(だから、なおさら、残念、口惜しい。更に、真に愛しているなら、ほんのしばしの間なんだから、抑制しなさいな・・・泣。)・・・とにもかくにも、日本だったら、考えられないお話、設定、シチュエーションだなあぁ、と思う事しきりでした。(お国柄や民族性の違いなのかしら・・・。)
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- 【ネタバレ】後手後手の・・・ 2
- しゃりり 2012/06/03 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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誤解、思い込み、疑心暗鬼。これに尽きます。ハーレにはありがちなパターンンかもしれませんが、はじめから、事実をもっとちゃんと調べて、正面から向き合っていたなら。(それではお話にならないのでしょうが、でも、4年も時間を無駄にして、その間、子供(ケイトリン)は、大人の事情で振り回されたわけですし。)ヒロインも男性主人公も、足掻きながら、傷付くのが怖くて正規の道に踏み出せない。そして、余計に傷付き迷走する。気持ちはわかるのですが・・・。散々傷付け合って回り道した挙げ句に「自分がどんなに愚かだったかと思うとめまいがしそうだ」と男性主人公・マシューが言っていますが、それを強引に“これで良かったのよ”解決にしてしまうのも、結果オーライ⁈ 本人達が幸せに辿り着いたのなら良いのですが、読んでいて、少し疲れました。♥2.5くらいかなと。
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- これまた題損なタイトル 3
- しゃりり 2012/06/03 このレビューを 15人の方が参考にしています。
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ハーレによくあるのですよね。題名(邦題)で手を止めそうになるパターン。そういうのを縮めて、個人的に、«ダイ○ン»(題で損している)と呼んでいます(笑。・・・ダメ?)。この作品に関しては、はじめ題から、愛人絡み、酷い扱い絡みのドロドロ愛憎モノかと思って読むのを躊躇してしまいました。でも、読んでみると、逆(?)、明るく元気でコメディ風味混じりで、可愛らしい!金髪碧眼ナイスバディ(笑)でちょっと天然(かなり純粋)ゆえに、頭の軽い愛人狙いの尻軽女と誤解されてしまったヒロイン・レーシーが、めげずに愛犬カーンと頑張ります。ヒロイン兄のヒューゴも飄々としてイイ味出してて。男性主人公・ジョンもレーシーに振り回されてもっとアタマ柔軟になるといいよ!的な、楽しい読後感です。
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- 魅力の魔力 3
- しゃりり 2012/06/03 このレビューを 15人の方が参考にしています。
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はじめ、実は長崎先生の絵柄を、敬遠していました。独特の雰囲気や描き方で、“なんか、合わないかな?”と思い、遠巻きにしていたのです。・・・が。・・・読んでみれば・・・今や、読みまくりです(笑)。個人的に言えば、これもまた『読まず嫌い撲滅リスト』登録モノ?不思議なものです。“これはイイ”と思っていたものが“あ、やっぱダメだ”となることもあるかと思えば、このように“ちょっと・・・”と思っていたものが、お気に入りのひとつになってしまったり。そんなことがあるものですから、銀河の星々の如くに数多いハーレ・コミックス(増える増える。この商売上手っ!⌘ 苦笑)、まあまずは読んでみるべきなんでしょうね。その点で、『立ち読み』システムは良い“入り口”だと感心、感謝しています。(この商売上・・・⌘)・・・で、この作品が、長崎先生の、読んでみた最初の作品でした。♥3.5超えです。
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- 読後の幸福 4
- しゃりり 2012/06/02 このレビューを 19人の方が参考にしています。
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誤解、裏切り、酷い仕打ち、そして後悔、そんな嵐を乗り越えての激動の愛も良いけれど、そういう刺激やドロドロに疲れた時に、ホッと幸せに浸ってみたい時に、おススメです。安心感のある、ホンワカとした読後です。珍しく(?)、大富豪とかではない浮世離れしてない一般人(?笑)のお話ですし、悪意の人物が出て来ません。すれ違いや波乱はあっても、ヒロインも男性主人公もその娘も、そして周囲の人達も、みんな心の傷や悩みを抱えて、日々の生活を懸命に生きている。その中で、ふれ合って気持ちを育てていく。傷や悩みも、共にわかり合って、分かち合っていける・・・。夢物語のようかもしれませんが、でも、現実味も凄くある。良いお話だったなと思える作品です。(男性主人公のジャックが、強引な所はあっても傲慢でなく懐が深く、ヒロインのアビーも頑張り屋さんで愛情が深い。素敵な二人だと思います。ジャックの娘・キティも幸せですね。アビーの前夫はダメ男だったけど。)
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