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- えっ?これだけ? 4
- しゃりり 2017/09/11 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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初読時、ラストページに至って、そう声が漏れました。ワニャンニュさん同様、もっと手ひどくヤラレるんだと思っていたので。男性主人公のバスティアン。皆様の“溜飲が下がる”的コメントで、物凄く期待が高まっちゃっていたのですね。でも。・・・うん、これがハーレコミックスの頁数の限界かぁ(これ以上の展開を望むのは、絵師先生に酷)、と自己納得。よって、♥3.8切り上げて♥4です。(もちょっと、頁数up~泣。) 過去の傷による自分の臆病さで、今度はヒロインを傷付けた情けない男性主人公も、成長して反省して、ヒロインに尽くせよ!と。もう少しピリリと辛子が利いていても良かったですが、お話はキレイにまとまっています。ハーレに有りがちなズブズブなし崩しに許しちゃうヒロインもののラストよりは、美味しく出来上がった一皿だったと思います。(あ゛。男性主人公が、やたらとヒロインを食事に誘うので、料理的評価に゛。) 一冊の規定量の中で、みっちり詰まって、楽しめると感じます。あと、マックスがいいキャラ(曲者だなー)。彼でスピンオフとか見てみたいかも。(変化球すぎか。笑。)
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- 癒し専用 4
- しゃりり 2017/04/09 このレビューを 19人の方が参考にしています。
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↑皆様のレビューを拝見して購入。ホント、優しく清廉な男性主人公の、降りそそぐ愛。慈愛。ずっと傷付き続けて来たヒロインを、包み癒す慈雨。誤解傲慢男性主人公達の話を聞かない傲岸不遜ぶりや激しい傷付け合い、そして会社カンケーのゴタゴタや心身の疲労、世俗の悩みや暮らしのアレコレ (って、あれ?) に疲れた時に、ピッタリです。オススメ。いやあ、男性主人公・ジェラールにとっても、大切にしたい宝石の様な女性との出会いだったわけで、奇跡の出会い。・・・でも、こんな奇跡のように降って湧いた出会いも、幸福な行く末も、耐えて努力の可愛いヒロインだったからこそだよなー、天のご褒美は、与えられて然るべき者の上に輝くんだよなー。(自分の様なダーメダメにはダメだよな゛ー) なーどと小難しく斜に構えずに、もう、ひたすらに二人ともにこんな出会いがあって良かったね!と読み倒して、♥4に切り上げです。男性主人公やヒロインの造形も、共に美麗。流石に美しいです。(デイヴィッドはもうちょっと痛い目見るとイイよ゛。)
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- ポチッとな! 3
- しゃりり 2016/08/07 このレビューを 61人の方が参考にしています。
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ぶわっははっ、ベティ・ニールズだっ☆これが、第一声。・・・葛城先生の新刊を見ると、原作者名をまず確認してしまう私です。もはや鉄板になって参りました。この組合せ。うん、またか、と思いつつ、買ってしまうのですよねー。購入ボタンを、ポチッと。(しかも、会員期間で。) 男性主人公、オランダ人で医者で犬を飼っていて、ヒロイン、地味で堅実で大人しめで、とこれまた似た(同じ、とも言う)パターン。それでも読んでしまう・・・。そういう流れに持ち込めるのは、もう流石なものだと思います。画といい、話の進め具合といい、やはり、“合っている”のでしょう。このタッグは。また次も期待してしまいます。と、言いつつ、他の原作者モノも見てみたい・・・?という葛藤もほんのチョッピリ。悩ましげな、♥3.8です。ホント、♥4近です。(でも、ウィルフ君、原作の時代感か、結婚観が古い・・・。ウマく行かないゾ⁈ と、ココに、イラッと来ました。)
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- 安定の画力と、定型話の安定感 3
- しゃりり 2016/05/14 このレビューを 6人の方が参考にしています。
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本当に、よくある型のお話です。話の流れも行き先も何気に読めているので、新鮮なワクワクドキドキ感は有りませんが、上手く描かれて流れて行くので、安心して味わえる一作だと思います。流石の画と流れ、流石の安定?ですね。でも、いつもハーレでふと思うのは、親の残した借金で無体なマネをさせられる娘達・・・えーっと、相続の『放棄』、は出来ないのかな?世間体?義理人情?連帯保証人にでもなっていれば別でしょうが、それとも、欧米は、法律とかがやはり日本と違うのかな?とか、話のしょっぱなから気にかかってしまって・・・。遺産の負の部分が圧倒的に多い場合は、正も負も全て放棄してしまえば、借金返済の法的な義務はかかって来ないのでは?まして、この話では、父親が亡くなってまだ2ヶ月。期限の3ヶ月は過ぎていないのですし(→って、あくまで日本の話ですね)。その辺の所、ハーレでは「そうよ、きっと違うのよ、いろいろあるのよ」とアタマに言い聞かせて読んでいます。そうすれば、ハイ、楽しめます。♥3.5近です。
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- 【ネタバレ】“ナイわ”設定。でも、 3
- しゃりり 2016/03/19 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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まあ、ハーレだしね、と読めば、楽しめると思います。最後まで、ほぼ、予想通りに近い展開(読める進行)なのですが、それを肩透かしととるか、安心ととるかは、読み手の好きずき、そして、読む時の心境によるのでしょう。個人的には、流れるようにアッサリ、だったなと。でも、勇気と無謀は紙一重?ヒロイン・コリーの行動を、好意的に(即ち、自分の相手として見合う、勇敢で感嘆出来る、的に)感じてしまった時点で、もう、オチてしまっているワケですね男性主人公・フレイザー。客観的に見れば、やっぱり、ムチャ・短慮、ですもんね。(でも、岩絵が見つかったのは、怪我の功名・・・ですか。結果オーライ?) それにしても、マークといい、日常からかけ離れた状態にあると、ラブが芽生えやすいようですが、そこ(現地)で主人公達がくっついてのエンドではなく、日常に戻って、ワンクッション置いての来訪であったのは、良かったです。(プレゼントのための)調査・準備だけでなく、心を確認していたのでしょうね、フレイザーも。互いのためにも(読者の読後のためにも)、良かったです。
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- 【ネタバレ】耳が痛い、クリスマスのお話。 3
- しゃりり 2015/12/12 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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人生を、『言いなり』に敷かれたレールの上を歩かされて来た、と、誰かのせいにしてみても、結局はそれも、自分がそう自分の『意思で選んできた』道。受け入れてしまって来たのだ。ヒロイン・ルーシーが男性主人公・リックの弟・ティムに言った言葉。・・・まあ、ね。確かにね。正論。ううう、イタイ、と思った作品です。(まあ・・・抵抗し難い、不可避の場合もあるのですがね。DV(含・メンタル)が絡んでたりとかね。今作では、そこまでにはなっていないので、ほんわり。)あと、ラスト、ルーシーも、『わざと』試しちゃダメだよ。相手の思いの強さを。でも、ま、このくらいしないと、ダメなのか。リックは。踏み出せないカレへの、荒療治ですかね(←効果はテキメン!キメてくれますね)。無さそうで有りそうなクリスマスの出来事が結んだ、人の、家族の縁、幸せな読後感の、♥3.5です。
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- 【ネタバレ】よほど自分に自信が・・・ 3
- しゃりり 2015/08/15 このレビューを 21人の方が参考にしています。
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・・・あるんだなあぁ。男性主人公のクレイン。自分の環境を整えたいという理由だけで、ヒロインの気持ちも状況も無視して、いきなりグイグイ。それで断られないと思ってるんだー(自分のハイスペックを自認しているんだ?)、と、最初、びっくりしました。それに対して、自分に自信がなさ過ぎるヒロイン。こんな女の子に、対処を間違えましたねえ、クレイン。しかも、自分にも相手にも最後の方まで間違えっぱなし。結局、あんな申し出をしていたのも、無意識にかなり気に入っていて側に置きたいからなのに自覚が無かったと。恋愛朴念仁。そう、葛城先生、引き続いてのベティ・ニールズでしたが、男性主人公が、このパターンです。悪い人ではない(?)けれども、朴念仁タイプの専門バ○。即ち、イケメンに限り、ハーレの男性主人公になれるタイプ(笑)ですね。医者でオランダ人(歩きスマホならぬ歩きカルテ)。そして、動物を飼っていました!話としては、後半にもう一山アリでも良かった感じがして、クレインがアンドレをシメるとかあっても良かったかも?(ちらと出たクレインの失恋話(過去)とかも知りたかった。) そうした“もう一山”があれば濃くなったかもしれませんが、一方でこの、読み返すとジワる“淡々日常”の味わいも捨てがたく、微妙、なところです。ううむ。3作目ともなれば、変化やインパクトも欲しくはなりますが、でも、ベティ・ニールズです。笑。嵐はそうありませんよね。画は、相変わらずキレイです。クレインが、表紙カラーでは黒髪ですが、作品内では白抜き髪なのですね。ベタ髪でなくとも、トーン髪とかの方が、画が白くならなかったかも?(アンドレとの対比かな? )♥は、惜しい!もうちょっとで4!ちょっと切って、3.7~8くらいでしょうか。葛城先生、他原作者や変化球のお話も、見てみたい・・・かも??
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- 【ネタバレ】服務規程・・・? 3
- しゃりり 2015/08/15 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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働く大人の話が多いから。ハーレは。だから、ドリームストーリーだとしても現実と密接にリンクしちゃって、そこで入り込めない要素があると、いろいろと削がれてしまうのだということを、身をもって感じました(泣)。看護師・・・バイトとはいえ、欧米では、兼業、出来るの・・・?規定とか、引っかからないの?正式な看護師とかだと、兼業・副業は禁止や制限にならないのかなぁ。命に関わる仕事だし。(日本だと公立だと禁止ですし、民間でも規定で禁止している所も多いらしいですし、) そもそも、仕事自体ハードで、気分転換にバイト、なんてやっていられないのでは?・・・どうしても、のっけからそこに引っかかってしまって、お話に入り込めませんでした(泣)。"きっと、違うんだわ、システムが"と言い聞かせても。残念です。あと、男性主人公も頑なに偏っていましたし、下の娘が、"子供"ながらにも、かなり言動が突飛すぎで、大丈夫か?・・・というのも気になってしまいました。惜しいな、・・・という作品でした。辛うじて♥3、で。
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- 【ネタバレ】三段跳び 3
- しゃりり 2015/08/01 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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とびすぎ・・・。初読でそう思いました。①男性主人公の改心(?)が、唐突すぎる。あれだけの、一種病的なまでの思い込みと主義主張が、コロッと翻り一転して、ページをとばしたかと思いました。(心の中では波立つものがあり、ネックレスの事が決定打というのは分かりますが、それを勘案しても、つながりが。)②男性主人公と母との和解の描写が、端折りすぎる。もっと、いえ、せめてもう少しジンワリさせて~(2コマなんて・・・。泣)。③ヒロインが、あまりにも簡単に許しすぎる。コレまでの経緯から見れば、もう少し疑うなり距離を置くなり、傷を引きずりそうに思いますケド。(何か、まだやらかしそうだし・・・。男性主人公、もっとヘコんで罪を贖えー。)・・・実に惜しいです。助走(前半)が長すぎて、ジャンプ(後半)距離が足りなかった感が。重点配分の求めどころが、少し、後半でグワッと行きたい当方の望みと、ズレたのかもしれません。(ワガママですねー。スミマセン。)
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- 【ネタバレ】チョコレート中毒者(花嫁までチョコレート色の瞳♡) 3
- しゃりり 2015/08/01 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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笑!軽くたのしいテイストのお話ですね。主人公二人のやり取りも楽しいし、秘書のツッコミ、養育係のまなざしも笑えます。(しかし、あのパワポの資料やグラフの作成、秘書がやったの?敏腕秘書が?爆笑です。どんなオフィスワークなんだ。)弟も、ナイス。あと、Hシーンは、TLっぽい?でも、まあ、SMまでは行かずに、(手首もするりとほどける程度ですし)ちょっとしたプレイということで・・・(オイオイ)。大好きなチョコレートと同じ以上に愛しく思える相手が出来て、浮かれてしまったワケね、とスルーしてあげました。苦労人のヒロインと、意外にも傲慢でなかった真っ当な男性主人公をめぐって、全体として、楽しい作品でした。ただ、ヒロイン姉弟の親の問題や、男性主人公の父親の問題が未解決スルーであったのにはモヤりましたが、これからみんなで解決して行けるね、という形なのでしょう。♥3.5超え。これまであまり読んでいなかった絵師先生でしたが(スミマセン、少し人物が幼い感覚があったので)、他の作品にも興味をひかれた一作です。(&他絵師先生のハーレの他作中の『名も無きチョコレート中毒者』Tシャツを思い浮かべてしまった私は・・・。爆。)
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- 【ネタバレ】至上事項 4
- しゃりり 2015/07/14 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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ああ!〈自己犠牲〉ね ‼ 男性主人公・ゲイブ自身をも救ったのは。ラスト近く、天国の門(?)のシーンで、心の中でそう叫んでしまいました。キリスト教思想で、(キリストが自らの命を以て人間を救ったように、自分を犠牲にしてでも他者を助けようとする) 最も尊いとされる愛の行為。最終切り札です。自己犠牲による許しと再生・新たなる歩み。ハーレ原作の地盤、欧米キリスト教圏では馴染みのある安心のパターンでしょうか。(『ナルニア』とか映画『コンスタンティン』とかでもありましたっけ。) で。そこに更に、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』的なものも見てしまった私は、日本人的?あの時、とっとと門をくぐってしまっていたなら、さて?ゲイブは?本当の意味で救われた?・・・なんて、余計な事を考えてしまいましたが、考えさせられる以上に、良いお話でした。あれこれ小難しく考えずに、ファンタジーなラブストーリーとして、藤田先生の画で、美しく、じんわり、味わえると感じます。ゲイブ、長年身についた不死身の時の加減のままに、ムチャしないでネ。心配。(それにしても、“ゲイブ(ゲイブリエル)”って、大天使名ですよね?名字の“ドナー”は、“提供者”?“アニー・ローリー”って、歌もありますしね。で、教え子が“デーモン”って・・・。ああ゛ー、また、いろいろ考えちゃった。スミマセンっ。) 読むたびにじんわり。
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- 【ネタバレ】話としてはイイけれど。 3
- しゃりり 2015/07/14 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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画と雰囲気で、大人なカンジの運びですね。・・・でも、ヒロインがね。人目に触れる場所で下着を直すとか、血縁でもない異性(しかも職場の、既婚者。この上司も上司だが)を家に入れて暮らすとか、その他、人として社会人としての品性や公序良俗意識(?)、マナーに欠けていて、ビックリしました。原作がこうなのでしょうか?欧米ではフツウなの?だらしのない女性と思われても仕方ないの(身から出た錆び)では?そういう女性と、地位もあるキチンとした男性が、恋におちたり真面目に付き合うのでしょうか?惚れたら問題ナシ?でも、大人な話のヒロインには、出来れば常識的な慎みとか品位とかは欲しいなぁ・・・と感じてしまいました。読んで行けば、思ったよりしっかりした女性というのは分かるのですが、出だしの部分でつまづいて、ヒロインにマイナスイメージが残りました。あと、結局、仕事、(上手く行ったようですが)どういう顛末になったのか、詳細不明すぎ。他、遭難救助時は、あのまま救急車に乗せるべきでは?とか、家柄や跡継ぎの件で婚約破棄したチャーリー、主人公カップルが結婚して子供が出来てフクザツではないのかとか、いろいろとツッコミ所有り有り。雰囲気有るだけに、惜しいなあぁ。♥3.3で。
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- 【ネタバレ】親が親なら子も子パターン。 3
- しゃりり 2015/05/28 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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アンタらのことだよ、男性主人公とその父親!と、憤慨してしまいました。世間を泳いで来てイイ年になって、事実確認もしないで親の言う事を盲目的に信じて鵜呑みにするファザコン息子もお馬鹿さんなら、その親も馬鹿。自分の思う通りにしようとして横車を押せば、時経てそれが全く逆の効果となってはね返ってくる事も往々にしてあると、世の中生きて来て学べなかったのかと、ため息が出ました。いつまでもお子ちゃまな男どもです。(それでよく富豪がつとまるものです。しわ寄せくらう女性はたまったものではありません。) ヒロイン、ここは、一筆とっとくべきでは。法的に力は無くとも、後々、同様のケースに陥った時、「あの時はこうだったわよねぇ?」と子供と一緒に突き付けて、ヘコませるよすがにはなります。お約束で許すにしても、常に正気に戻す反省材料は握っとかなきゃ。(でなきゃコヤツら、安心できーん!)・・・という中身の一作でした。画はいつもながらにキレイです。なので、辛うじて、♥3つスレっスレです。
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- 【ネタバレ】あいたたた・・・ 3
- しゃりり 2015/05/17 このレビューを 12人の方が参考にしています。
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現代モノだったら、世知辛い設定ですよねー。男の都合で、9年間も結婚を引き延ばされ、結局してもらえず、家族は脳天気に借金まみれだし、職は無いし。人生50-60年的な時代での26才って、現代的に言えばアラフォー的立ち位置でしょうか?それにしては、(都会の)社会や世間の知識・常識・認識にも少し欠けているヒロインだし(9年も準備期間があったなら、諸情報の仕入れも花嫁修業の一環かと)。更にはサイドビジネス、いや、もとい趣味でも痛い目見るし(事態の転がり方次第では、致命的失態)。ヒストリカルのフィルターが無いと(ついうっかり現代に脳内変換しちゃったら←×)キツすぎの状況。イタタタタ・・・涙、と読みました。でも、そこはハーレ、ヒロインは、捨てる神あれば拾う神・助ける神ありで、丸ーく幸せな結末です。描き込みも流石です。余談ですが、どうしても題名が、ゆずられた(譲られた)花嫁、ではなく、ゆすられた(強請られた)花嫁、に見えてしまう私って・・・(大泣)。いや、こっちの題名でも、話の一つも出来そうかも(ハーレなら)?とか思ってしまう自分に苦笑い。・・・スミマセン。辛めの♥3.5近(期待大きすぎた自分のせい)で、重ね重ねスミマセン。(あと、男性主人公、奥さんの秘密のスケブ(イラスト)、黙って持ち出して人に見せちゃ、ダメ・・・あ、これはヒストリカル、現代ではなかっ・・・黙。笑。)
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- チョ、チョコレート~っっ! 4
- しゃりり 2015/04/01 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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まとめると、“ある日王子様が花しょってチョコレート”。(なんのこっちゃ。) とても、可愛らしい、明るいお話です。楽しくて、ちょっとキュンとして、画もステキ。でも!ホットチョコレートとチョコレートが食べたくなる゛ー。しかも、高級品を!・・・あまりチョコの好きでない私がそうなのですから、お気を付けてお読み下さい。(いいなぁ、あんなに食べても太らないヒロイン。泣。) 読後感も、甘いです。(ミルクチョコレートですな。) ♥も甘々に、♥3.8 切り上げしちゃいました。
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- 【ネタバレ】歴史は繰り返す・・・て言うか、結局・・・ 3
- しゃりり 2015/03/31 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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ある意味マザコン?(笑)。男性主人公のギル。ダメだダメだと言いながら、結局自分の母親(嫌ってはいない)と同じタイプの(?)女性に惹かれちゃったのね。あぁ、血筋?きっと、お父さんも、振り回されながらも愛していたんでしょうねえぇ。仕様がないかー(笑)、と、からりと楽しませて頂きました。ただ、ギル、振り回されすぎて、お父さんのように若死にしないかと心配。ダンナ様の健康と長生きの為に、程度と加減、そして料理とかも覚えないとね。ヒロイン・デボラ。それにしても、(ありそうにない) 面白い設定ですね。同姓同名?日本で言えば、同じ氏名だけど字が違う、というところでしょうか?あと、デビー、まさかその時の上司とくっつくタイプ?その他イロイロと連想。画のタイプやセリフの多さ、コマ割りの細かさ等は、さほど苦になりませんでした。(千差万別のハーレ・コミックス、いろいろと読んで鍛えられて(?)キャパが広くなったのかもしれません。→コラコラ。) 特徴的で見づらい時もありますが、個人的には、割に好きです。(描き込み過ぎやコマ割り等がスッキリすれば、より良いかな?) ♥3.6くらいでしょうか。楽しめました。
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- いい人だー☆ 4
- しゃりり 2015/02/15 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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男性主人公のケマル君。(ホント、なぜか、“君”を付けたくなりますねぇ。)自分は仕事も多忙で疲れていて踏んだり蹴ったりなのに、(何故自分が責められるのかと憤りながらも) ヒロインを気遣ってやる。寛容?うーん、ヒロイン・リジーは彼に心慰められ癒されて、ケマル君も強がりつつも健気な彼女に心惹かれ癒されて、そして読者(←私)もホッコリじんわり癒されて・・・という感じの作品でした。何にしろ、女性に正論で優しく穏やかに接してくれる男性主人公は良いですね。傲慢俺様非道系(多数生息!)に疲れたら、ひとときの安らぎに、ケマル君、如何でしょう?(しかしこれ、ほんの2-3日間のお話で、それでもやはり、出会ってしまうと分かるんですね。互いの運命の相手って。ハーレですね~。)
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- 軽やかに、流麗に。 4
- しゃりり 2015/02/12 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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細密に描き込まれた、雰囲気に背景に物語。圧巻のボリューム(含・物理。160頁!笑)です。けれど重苦しくなりすぎないのは、人物達の繊細な軽やかさ。そのバランスの妙はラストまで崩れず、流石です。・・・でも、出来るんじゃないですか-、160頁(他作でもチラホラ見かけますが、増ページ、編集部さん(?)、GJです)。いっつも、“ページが足りない!” と、駆け足転結で泣くケースが多いのに、こういう柔軟さ(?)は嬉しいです。充実感・おトク感味わえますし、購入満足度もUP、また買おうという気にもなって、売上げも上がる⁈ 今後も期待します。いやもう是非、マシソン卿のお話も読みたいですね。もちろん、もと先生で!(ついでに(?)クラゲ姫のお話とかも無いのかな?)それにしても、ヒロイン、レディ・ボウデン?この語感、なにやら甘そうな(?笑)印象が頭をよぎりました。
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- 【ネタバレ】救い、守ってくれる腕。 3
- しゃりり 2015/01/12 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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それが見つかって、巡りあえて、本当に良かった。そんなことは、本当に稀有で、人生通して、巡りあえない人の方が多い。苦労して、苦しんで、傷付いてきた、でも他人を傷付けないヒロインだからこそのご褒美の幸せなのかもしれません。比類無く崖っぷちのヒロイン、そんなローズを過去ごと包み込む男性主人公・メイソンも痛みの分かる大きな人です。そして、ローズも、そんなメイソンの心を救って癒していた。過去に痛みや後悔があるからこそ、互いに分かり合えたのでしょう。♥3.5超。・・・過去の痛みや後悔。それは、今作ではサブキャラとして出ているメイソンの妹・マーニーもなわけで、彼女のお話が、『駆け引きは薔薇色』ですね?(絵師先生やキャラ設定が違いますが)こちらも、良かったです。ハーレには、関連作の表示が無いものが多いのですが、チャンス・ハーバー関連のお話とかも、まだあるのでしょうか?
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- 【ネタバレ】もっと憔悴しててもイイよ!男性主人公。 3
- しゃりり 2014/12/18 このレビューを 14人の方が参考にしています。
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特に後半、ご都合主義だなあ。男性主人公・ヴィットリオ。自分の望みが都合良く行っている時だけ機嫌が良くて、調子が悪くなるとゴネる。(コドモ。)そんな輩は、愛に去られて、もっともっとヘコんで良し!しかし、ヴィットリオ兄弟やその両親の確執、もっと裏がある様な気がしてしまいました。実は血が・・・とか(原作はどうなんでしょう)。ヒロインも、すこーし、行動が幼い感じですね。ヴィットリオの側近も、多少迂闊ですし。でも、絵が端正なので、印象はスッキリです。(思いの外ドロドロも無く、硬質で、スッキリすぎる、と物足りない方もいるかもしれませんが。)
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- 【ネタバレ】確かに。 3
- しゃりり 2014/12/15 このレビューを 12人の方が参考にしています。
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後半アッサリ。ガッツリ感が無く、何となくスカッとしないのは、最後の盛り上がりの波乱を、言葉の説得で鎮めてしまったからかもしれません。ここで、出て行くのか⁈ 例によって?とか思っていたら、そうしたアクションは無く、道を説く方向へ。常識的解決かもしれませんが、鎮火が早すぎたような。生煮え感・・・?う゛ーん。正攻法だと劇的度には欠ける(泣)。ゴタゴタグダグダなドロドロ話を見ると、“正攻法で行けよっ!”って思ってしまうクセに、正攻法だとコレって、読者(私)って勝手だよね゛ー、と苦笑してしまいました。何事も、ほどほど、ってか?(加減、とやらの難しさ。) 出て行く、のではないにしても、言葉だけではなく、何かしらの行動や一波乱、は欲しかったかもしれません。でも、画は美しく、主人公達が美麗なのはいつも眼福です。(まあ、頁数の関係も有りますし。アリョーナのスピンオフとか、ありそう?)
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- 妖香? 3
- しゃりり 2014/12/08 このレビューを 6人の方が参考にしています。
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皆様の振り幅一杯な評価(?笑)にひかれて、読んでみました。独特の雰囲気。何か、一種の匂い、香りの様なイメージですね。好きな人は、酔ってドップリ漬かってしまう。けれど、嫌いな人は、もうイヤで仕方がない。そんな世界でしょうか。それにしても、この男性主人公も、酔ってますねー。今までにない経験に引き込まれてハマってしまったものの、何かの拍子でハタとこの香りから醒めた時、“ハッ、俺は何をしていたんだ⁈” 状態にならなければ良いのですが。それはヒロインにとっても(子供ができていたら、その子にとっても)困った事ですしね。(他のハーレ話でありそう。心を病んだ前妻が亡くなって、その後・・・とかいうパターン。その前妻話にならなきゃイイんですケド。)何か、アブナイ、危惧感のあふれる“ハッピーエンド”ラストでした。うむむ。♥2.9くらいでしょうか。(ビミョウ。)
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- 【ネタバレ】そんな理由?! 3
- しゃりり 2014/12/06 このレビューを 21人の方が参考にしています。
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男性主人公のハンター、そんな、恵まれたお坊ちゃまな理由で(ま、わからんでもないが)、自分からしたプロポーズ(結婚)をドタキャンして出奔しておいて。そもそも、残されたヒロインや家(誰が継ぐのか300年の『名士の家』)の事を、思い遣ったことがあるのでしょうか?責任感は?説明責任は?「僕の問題だったから」ぢゃないでしょう?ソレ!(いや、それにしても何がどうしてこんな男性主人公が、CIAにスカウトされたのか⁈)・・・で、その後は、自分で飛び込んだ世界で負った傷のことで目一杯だったワケですね。でもって、今度も一仕事終えたら、ヤリ逃げ、もとい(笑)、去ろうとしていたんでしょう?はー(嘆息)・・・ヘタレ。ある意味。そんな男性主人公を、サクッと許しちゃえるヒロイン。・・・もう、最近では、ハーレ、ヒロインがそれで良くて幸せなら、ま、いいか、・・・な境地に到達(泣)しそうです。(イイのか⁈ ) 画と雰囲気は嫌いではありませんので(サスペンス調で引っ張ってくれますし)、否定的評価ではありませんが、“理由”やゆるしに“納得”を求める方には、今一つかもしれません。
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- 【ネタバレ】ペリカン島 3
- しゃりり 2014/11/12 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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のマギリヴレイ兄妹の妹・モリーのお話ですね。瀧川先生のいつもながらの巧みな画と展開で、楽しませて頂きました。ミイラとりがミイラ系、いや、教えるつもりが陥落系、悶々のちベタボレですな(笑)。(男性主人公の父、丸くなってて良かったね。)でも、個人的に、その中で気になったのが、モリーの兄達(ヒューとラクラン)の描かれ方でした。モリーの兄・ヒューのお話(『一日だけの結婚』)から先に読んでいたので、どうしても、今作でのモッサリとした(?)風体が残念(泣)。髪色とかも違いますし、全くの別人兄妹達に見えました。(原作の設定はどうなんでしょう?) ハーレ・コミックスにあるいろいろなシリーズ物。各話描かれる先生が違っても、それはまた味があってよろしいのですが、シリーズ(関連作)内で、基本設定だけは、メイン人物達だけでも、(編集部とかでクッション調整して)統一してもらえると嬉しいなあぁと思います。あと、シリーズ(関連作)表示も有るとイイなあ。・・・常々色々、思い願う次第です。兄・ラクラン他のお話のコミックス化を期待して見守りたいです。
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- 【ネタバレ】だーかーらっ。・・・ハーレの男性主人公は。毎度。 3
- しゃりり 2014/11/12 このレビューを 15人の方が参考にしています。
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ちゃんと誤解を避ける身の処し方をしましょうよ、平素から。自分にそのつもりは無くても相手や世間に誤解をさせる要素はツブしておきましょうよ、遣り手実業家なら。犯したミスを挽回する、っていうのは、“後ろ向きな仕事”だと、習いませんでしたかね。そうした事に時間と労力を費やさない為にも、まずミスを犯さないように準備し心を砕いて進めるのが“前向きな仕事”であり、健全な運営や収益への道、基本だと、言われたものですがねぇ・・・。なのに、(敏腕経営者が)それに4年も(カネも)かけるとは。家族や家庭のことと仕事や経営のことを一緒にして考えてはいけないのかもしれませんが、解せぬ、といったカンジです。男性主人公。(小さな娘にもシワ寄せ有りでしょ。ヒロインの対応も、性急で誉められたものではありませんが。) まあ、ハーレの作品には、誤解が発端(というか誤解が設定大前提?)というものが多く、ちょっと食傷気味になっていたのもありますが、モヤッとがイラッとに変わる読後感覚でした。今作の誤解には、皆様ご指摘の有る様に、誤解発生時の状況等から、何気に意図的なものも存在する様な気もするのに、ラスト、短い男性主人公の口頭説明で呆気なく(4年も寝かせてこじらせた誤解が)片付いてしまったのも一因かもしれません。カタルシスが足りない・・・画や雰囲気は嫌いじゃないのですが(笑)。ズバッと「それ、誰が見ても誤解するから!」と言って、男性主人公論破してヘコませてくれるヒロイン、いないかなあ。
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- 【ネタバレ】お宝・・・ 3
- しゃりり 2014/10/18 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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株主証明?株券(無記名株式)じゃなく?株券を発行しない株式会社が、株主から株主であることの証明書交付の請求があった場合に発行するのが株主証明書。権利者の氏名は勿論、株数から住所から年月日等から、しっかり記載されちゃいます。だから、ジェシー・ブラックウルフ名義の証明書を2010年の時点で主人公2人が持っていても、なかなかに行使出来ないんじゃ・・・?株主当人はどこか?生死は?この証明書の来歴は?とかとか、ヘタすると詐欺とか殺人容疑が⁈ (タイムスリップなんて、他人や世間にはそうそう信じてもらえないですもんねぇ。ジェシーの本人証明なんて、とても・・・。)それに、マイクロソフトの原始出資絡みとか株式の話とかもー、ううう。(欧米では違うのかな?でも、権利とか資産とかにはウルサそうだし。)・・・そんな、現実・現世での問題でハラハラしてしまって、お話はカワイイのに、勿体ない相克感でヘコみました。うーん。個人的に、“現実世界ベース”のお伽話たるハーレのジャンル内では、余程の事が無い限り、タイムスリップものとか天使の介入ものとかは(曖昧だったり突き抜けてしまっていたりして)苦手なのですが、評価が良く、好感の絵師先生なので読んでみました。・・・が、やっぱり、今作に於いては(ハーレ・カテゴリーとしては)、合わなかった感の読後でした。無粋ですね、私(泣)。♥2.8で。
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- 【ネタバレ】内田先生のハーレ男性主人公って・・・ 4
- しゃりり 2014/10/05 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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相手のカラダがイイ(好み)と分かると、“目が釘付け”になる男が多くありませんか~?(コイツらー。大笑。いや、私の読んだ限り?それとも、原作のせい?) あとがき含めて、ウケさせて頂きました。←しかし、男性主人公のダミアン、英国系とラテン系のハーフ?ある意味、他作にあった、イタリア人とテキサス人のハーフ、と同じ位にインパクトあるかも。でも、片や相乗系に対して、相反系イメージの組合せ(?)ゆえに、余計にイケナイ感有り?それに対して、『常識的で普通』な堅実でカワイイヒロインも○です。(ヒロイン妹のバカッぷりにはイラッとしましたが。) 内田先生の妄想(笑)に乗せられて、評価甘めで。ありがちな偽りの恋人系のお話を、オイシく調理してありました☆ 皆様の高評価に押され、う゛ーん、えいっ、と買わせて頂いた一冊です。
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- 裏切りません。・・・ 3
- しゃりり 2014/09/23 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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良くも悪くも。良いんだか悪いんだか。予想した通~りに話が進んで、予想した通ーりに話が終わります。静かなる踏襲です。画は綺麗で可愛らしくて、丁寧にお話と心情をたどって、好きな方はとても好きだと思います。好感の持てる作品だと、個人的にも思います。ただ、パターンすぎて、今一つー・・・と思ってしまうフシがあるのも否めません。読む時に読者が求めるものや、その時の読者の心境等に左右されるのかもしれません。そんな作品に感じました。
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- 設定・描かれ方の余波? 3
- しゃりり 2014/09/13 このレビューを 6人の方が参考にしています。
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ヒロイン母が、酷すぎる。原作もそうなのでしょうか。愚か、と申しましょうか、品性も慎みも、常識も無い。そもそも全てのトラブルの根源であり、この血を引いている娘がヒロインだとなると、その余波で、ヒロインすら安っぽく思えてしまいます。愛人(不倫)自体よろしくはありませんが、それでも、それなりの理由や、何らかの矜持を持っている(使用人で愛人に身はやつしても、何か凛としたものを持つ)設定の人物も、お話によってはいますもの。なのに、このヒロイン母は、安易、軽薄で・・・。何だか、その辺から(?)モヤモヤが残る作品でした。惜しいです。妹・ジゼルのお話の方が、重み的にも、何割増しか興味深かった感じがします。(そちらのヒロイン養母も、ちょっとモヤッとしますが。)
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- 【ネタバレ】うわー。・・・高貴なるヒモヤサ男と男気乙女な女パトロン? 3
- しゃりり 2014/09/12 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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片や意気地も無いのにすがる男、片やしょーもないものを引きずり、それを受け止めてしまう女。双方、通じるのは、イロイロな見る目の無さ!・・・男性主人公がダメ男、との皆様の多数の書き込みに、どんなに、どんな風に、ダメ男なのかと思って読んでみましたら。ホント、ダメでしたね~(笑)。ダメと言うより、情けなさすぎ。男としても、父親としても。進化がないし。でも、それが、そして、そこが、愛嬌になってしまう、そして、ある種の女性(主に、ヒロイン・・・と娘)からは、可愛く見えてしまう?そんなお話でした。この二人は、そういう在り方の男と女で、これでイイのかもしれません。本人達は。結局、相性、なんでしょうねー。周囲(主に元夫及び、もしかしたら元妻も?)は振り回された上に世話まで焼かされて、ヤレヤレでしょうけれど。ヒロイン・ジョアンナ、初恋を美化しすぎ。男性主人公・グスターヴォ、このまま、主夫(←心身をシッカリと保たないと、務まらないよ)に、なってしまいなさい。二度あることは三度ある、にならないようにね。ヒロイン=世話焼きイケメン、男性主人公=いじいじドジッ子属性、な、珍なるお話ですね。元夫・フレディ、切ない。結局、自分ではダメで、友達どまりなんだ、と思ったんでしょうね。彼のお話は有るのでしょうか?イイ娘が見つかると良いのですが。
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