尾方琳さんの描く世界は安定していて見ていて安心します。うまいです！結末はハッピーエンドで本当によかったなぁとほっとしました。

「願いをかけただけじゃ駄目なのよ（略）それに見合ったように行動するの」この台詞くらいか。冒頭の一人で踊ってるダンスは何のダンスのつもりだったんだろう。話の内容からすれば社交ダンスを一人でなんだろうけど、どうにも見えない。

馬鹿にされたくないから奇抜なドレスを選ぶという発想がもうわからない。初夜の発言もあまりにも子供じみてて馬鹿じゃないかと。父親が別人なのを知ってて黙ってる脇役も頭がおかしい。定番の子供が産めないかもしれない→ラストで子供達と一緒に幸せ夫婦。この展開でどうやって感動しろ言うのか…リン・グレアムだからきっと原作も酷いんだろう。そしてやっぱりヒーローがヒロインを好きになる理由がさ～っぱり不明。

大怪我で手術の後に何も言わないで帰国。怪我が酷いから何も言わないんじゃ思うのはそんなに難しいことなのか？ヒロインて理学療法士だけど怪我した人間の心情は考慮しないんだな。ヒーローの行動よりヒロインの行動がどうにも…父親の知る権利言うタイプの女性って、何だかんだ言ってやっぱり元鞘に納まるのを期待している部分が多かれ少なかれ見え隠れしてる。

そもそもスパイが持ち出した書類をあんな見つかりやすい状態にするか、とか3ヶ月間誘拐犯は何してたんだとか、身代金要求から拒否までどのくらいあったんだとか…もう全く入り込めない無茶話。原作の秘書はもっと露骨にウザかったけどアレに気づかない辺りヒーローは頭が煮えてる。この話に限ったことじゃないがHQのヒーローって何でヒロインは即疑うのに周りの女性は怪しまないんだろう。ヒーロー弟達との和解シーンはもう少し割いて欲しかった。

とにかくヒーローが救い難い程酷いけど、疑われた原因が「愛の試練の為家宝のネックレスを隠す」って何とまあアホらしい。いくら頼まれていたからってヒロインの人生滅茶苦茶になってるのにその間ずっと黙ってたマリアも良い人に描かれてるけど相当おかしい。結局ヒーローは一切ヒロインのことを信じてなかったし、プライドがあるからときちんと調べることすらしなかった。これで許して貰えると思うその精神も変だが、こういうのが公爵でいいのかこの国は…

母親の気のかわりようが早すぎる。 若いからダメなら、そう言って延期させるなり修行させるなりすればいいのに。影でいじめて、別れるように工作までしておいて、今度はあっさりと認めるのかいっ。 しかもヒーローもあれだけ侮辱しておいて、ゴメンですまされちゃうし。簡単に許しちゃうヒロインがいい子だと言われれば確かにそうだけど・・。いい子通り越して、イタい。この作者のヒロインはイタい女が多いように思えるのは私の気のせいでしょうか。。

そういうことか！ 素敵なヒロインでした（＾＾） メイドの人疑ってしまっていたけどごめんなさい～

傲慢系ヒーローなはずだけど育ちのいいボンボンが 恋した女性に姑息になったって話な気がする（＾＾； 正直この作家さんの絵は好みではないのですが、 この作品は好きかも。 原作が割と好きだからってこともあるかもだけど いい具合にまとめてある気がします。 私、むしろきゅうりが好きなので例えとしては大きく出てるなって印象になっちゃいましたが(笑)

もうツッコミが追いつかないのは諦めた。王女達の話よりはまだすんなり読めたのは王族の責任の重さから乖離した所で育ったヒーローだから。養父母や国王夫妻がいい人達だったのは救いだけど、次世代任せってやっぱりどうなのか？

余程性格に難ありで自分に自信がないのかと思う。実際性格が酷かった。賭けにするヒーロー親子はどっちも酷い。前半のみならまだ許す余地もあるけど、ヒロイン父母の話を知った後での、子供を産んだら～の申し出は吐き気がする。あれで許せるヒロインも信じられない。前妻は確かに酷いがその裏切りばかりを責めているのも微妙。自身に全く非はなかったのか考えないって。ほったらかしにして省みなかった癖に何を言うのか。

どうにも好きになれない。やり方も幼稚（ベッドに潜り込むよりはマシだけど）。ヒーロー・ヒロインより当て馬になった二人の方が遙かに懐が広く大人で恰好良かった。ラストで誤解がとけて告白聞くのが当初プロポーズしようと思ってた相手の所というのが…傷口に塩すり込むように見えて不快。全く気にしてない訳ないだろ。

いつ？ いつ、二人はそうなることになったの？ え？ ヒーロー、仕事で来ているんでしょ？ あんだけ、ヒロインに警護の人たちの職の安全について説いていたのに？？？ ちゃんと立ち回ってたの？ 腑に落ちない～ そして相変わらず男性が悪人顔ばかりで萌えない… 下まぶたのアンダーライン太過ぎでしょ（－－）

今回の作品は今までの中では一番良かったです。 ただ、いつも思うのが全体的に重苦しい感じが漂っているというか…軽快なギャグ？的要素も盛り込んでいるはずなのに（ハーレークインにはギャグじゃなくてせめてコミカルな方向で一息入れてほしいですが） じめじめした暗い雰囲気が払しょくできないのは、 作者の得意とする分野がオカルト系だからでしょうか？ 好きな作家さんなのに、ハーレで読むとがっかりしてしまうことが多いのが残念です。 ヒロインの変身…変身前の方が好みだったのが泣ける。 そしてヒーローもほとんど無関心だし(笑) だからのあの程度の変身だったのかな？？？