子供のあのヤンチャぶりが見事なまでに表現されていてあっぱれ。手にとるように分かる子供の落ち着きなさと素直な感情。素晴らしかったです。デッサンもきちっとしていて「作品」という言葉がピッタリだと思いました。

親子間の確執や誤解や、それを乗り越えて羽ばたいていく過程が素晴らしかったです。最後はぎゅっと胸をつかまれたような感動がありました。

これだけ恋が出来たら本望だろうなあ。しんどそうだけど、すごく尊い。ヒロインの一途さに、ちゃんと応えてくれるヒーローで良かった…

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消せない過去に素性を隠していたヒロインと不本意な家族の行動から世間に背を向けていたヒーローが出会い、成長し、世界と対峙していくお話。ヒロインは物語りの中では美人設定だけど、イラストとしてはめちゃ普通(山下先生の普段の美女は、もっとゴージャス)。でもそれが、お騒がせセレブと揶揄された過去を悔い、堅実に仕事へ取り組む姿勢をうまく表しています。ヒーローも伯爵は名ばかりで、学問好きな常識ある紳士。そして何よりヒロインの家族がイイ。特に「(自分達家族は)実際完璧だし、愛しあってるから仕方ない」とさらりと言ってしまう母がにくめない。彼らの、『他人が何と言おうと自分を評価するのは自分だ』って姿勢は、読者にまで勇気くれると思いました。

よくある定番のハーレクインでした。舞台設定はイタリアのヴェネチア。もうこの設定だけでもかなりロマンチックです。冒頭のシーンこそ突拍子もないのですが、魅惑的なヒーローにヒロインが惹かれていくのをドキドキしながら読みました。画も美しくて丁寧です。またヴェネチアへ行きたいな。

天国で喜んでいることでしょう。登場人物がどの人も魅力的。情熱の報い…熟成した素晴らしいワインが味わえるようなラストに大満足です。

弟さえ婚約者と思っていた彼女との関係、世間的にちゃんと決着つけたんでしょうかね。「秘書が略奪！」とか面白おかしく囃し立てられるようなことにならなきゃいいなと余計な心配をしてしまう。それを除けば、いっそハーレにあるまじき、と言いたくなるほどまっとうな人たちのお話でした。ラストのヒーローには感動したわ。セリフ、表情、コマ割すべてパーフェクト。ほとばしってましたね、愛が。

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シリーズものはやはり同一著者がいいので楽しめました。今後もコロフスキー家関連作がある予定ならばタイトルにシリーズ扱いをして欲しいです。無表情で淡々としている印象もあるかもしれませんが、私は好みです。

購入の決め手は、皆様のレビューの賛否両論ぶりでした。結果は、読んでよかったと私は思いました。原作とはかなり改変があるそうなので、原作未読者のほうが素直に楽しめるのかもしれません。ラストまで先が読めず、ハラハラしどおしでした。ヒロインの素直さにも嫌味がなく、ヒーローの従姉妹の男前っぷりには拍手を送りたくなりました。悩めるヒーローはひとでなしといえばひとでなしですが、ヘタレヒーロー好きな私にはツボでした。ヒーロー・ヒロインそして、彼らをとりまく多くの人々の愛と苦しみと善意が深く描かれていて、読みごたえがありました。

他の方のレビューのとおり、あまり期待せず読みました。絵柄が好みじゃなかったので・・・。でも、つかみどころのないヒーローのキャラがよく表現されています。敏腕弁護士のヒロインが幼い感じがちぐはぐですが、ちょっとしたしぐさなどがよく描かれていてよかったです。

ヒーローはちょっとわがままで強引（まあ、ハーレクインによくいるタイプ）ですが、ヒロインが可愛いので全部許せます。絵もそこまで綺麗ではないんですが、なぜか魅力があるというか……お話に合ってるのかな。このヒロインなら素敵な結婚生活が送れそうです

まりと先生のハーレは絵も綺麗で物語に入り込めるので全作品読んでいますが、今作は内容も山あり谷あり笑いあり、キャラクターも可愛く魅力的で、読後の幸福感は一層でした。 コマ割りや表現力もますます磨かれていて、本当に凄いと思います。

このシリーズは傷ついた人間はいても憎しみの感情がないからいい。 特にこの話はヒロインが男前でいい！！！臆病なヒーローも彼女の尻に引かれていれば問題ない。 強くて自信があって信念を貫き通す。へなちょこヒロインにはない強さが好きだ。家族愛もすばらしい。なんか感動した。「幸せになりたい。」いいセリフだと思う。

こんなに細やかにふたりの関係が築かれていくのが描かれているのはすてきですvv会話があるってやっぱり重要ですね。個人的には火の玉背負ってるヒーローが珍しくて笑えます。

こんな出会いがあるなんて！ 単純なラブストーリーかと思っていたらサスペンスが含まれていて読みごたえありました。

ヒストリカルにはまっています。リージェンシーの華麗な時代を舞台にプレイボーイの公爵がヒロインに振り回される展開が非常に面白かったです。ハーレクインの奥の深さに感服です。

ただ生きるだけのことがひどく苦しかったヒロイン。そんな中、唯一の太陽を見つける…。胸がつまるようなこのストーリーには、哀しい人たちだらけだった。実の娘を否定し続ける老母、過去を見ない女、少女を守ってくれた少年…。ハーレクインの多くは、共感を呼ばない恋愛劇だと個人的には思う。とにかく「愛している」ということが必須で、時にはあまりに無頓着に扱われていて、読者をかえって醒めさせるけれど、この作品でつづられた“たとえば、愛とか”というセリフは、それがすべてじゃないけれど、とても大切なものだと、温かみと重みのある感情なんだとじっくりと感じさせてくれた。

赤ちゃんの事実がわかった時のヒロインの絶望の表情に心痛みましたが、素晴らしきハッピーエンド。すべてを乗り越えたヒロインの強さに感動！

何回も読み直したくなる作品ってあまりないですが、これは会員期間にすれば良かったです。デメトリの性格がひねくれてなくて好感が持てるし、すばらしい画力とコマ割で楽しめました。

原作の小説が単行本化されていないので、デジタルで読みましたが・・・原作者の描くありえないくらいのお互いを愛する激しさと、アリスンさんの絵と構成ががとても合っているとおもいました。残酷なシーンが、リアルですが、文字で読むほうがもっと恐ろしかったです＞＜・・・。 それでも、このひたむきさは感動的でした。

原作既読。この家族シリーズは、消息不明で戦場から出奔した兄を持つ①弟②妹③本人と話が続き、③で名誉回復した兄弟妹が両親の結婚に至る馴れ初めを聞いて語り始めたものです。時代は朝鮮戦争までさかのぼります。気骨のある子どもたちを育てただけに、両親とも一筋縄ではいかない頑固者。ヒーローはパイロットとしてもプライド高く、助けようとした看護師のヒロインに逆に助けられたり。私個人は、このお話と、長男の生還のお話が好きです。ついでに言うと、長男はその後③に至った辛い経験からペルセウスという安全保障会社を作り、ハーレコミックにもいくつかいろんな作家さんで描かれています。

子供時代に居場所がなくなって、ぬいぐるみを抱いて上を見上げている絵が印象に残りました。 幸せな気持ちにしてくれるストーリーでした。絵の作風がとても大好きです！

ヒーローの母が選んだ相手と相続の為の契約結婚でお互い引かれ合っていくハーレクイーンならではの展開ですがラストはウルウルしてしまいました。

ニックの深い愛情を感じる表情にきゅんきゅんしました❤キャットも可愛く、勇敢で頭も良い！ ふたりの話を読めて良かったです。原作も読んでみたくなりました！

浜口先生の漫画は以前から好きでよく読んでいたのですが、やはりヒーローがかっこいいですぅ^m^　ヒロインも流されるだけではなくて、ちゃんと自分の考えをもっているのでよかったです。

唐突に結婚式のシーンが登場してエンディングが多いなか、とっても自然なラストでよかったです。 本当に珍しく後味がすっきり！最高です！

顔がぁ～・・・にやけてきたぁ～。可愛い、ステキ！　「キャ～」すぎる、すぎます！！最高です！！