Dパーマーさんのヒーローはしばしば依怙地ですが、こおーんなに目の曇ったヒーロー、わたし史上歴代１位（笑）。葵の紋所よろしく、早くヒロインの出自がヒーローより格上の名家の出なんだってわかっちゃえ！とそれだけをワクワクして読みました。殺人事件の真相がこんな風に絡むとは！ヒロインはこれまたDパーマーさんのほかのヒロインのように雨に打たれた花のように俯くわけでなくライバルに敢然と立ち向かうわ、ヒーローにはきちんと意見するわ。なんだかんだ言いつつ会員期間で買いなおします。とはいえ、弟さん達の話もあるようで。せっかく長兄の恋人には理解してくれてた爽やか弟君達が自分の恋人には依怙地になるんだろうなと思うと・・・（苦笑）

ロマンチックな二人。読み終わって、幸福感を感じるでしょう。 でも、愛人はどうしているんだろうかとか？それほど割り切れるものなのであろうか？分をわきまえている世の中だったのか？運のいい幸せなヒロインでした。

記憶喪失のヒーローの素性や冒頭の事件解明とストーリーで最後まで引っ張りつつ、どこか世捨て人感のあるヒロインのたくましさと優しさが魅力的でした。プラスあちこちに出てくる同居人の動物たちは、変わっているものの愛嬌があり、重くなりがちな物語の中で、笑わせてくれる名脇役でした。

ヒロインが早く子供を作らなければならなかった理由が理由なだけに、出産時に生死を彷徨うことになる展開を予想して心配してたら、なんてことなく呆気なく無事ご出産〜✨　ヒーローも元婚約者からの仕打ちの呪縛から逃れて幸せになって欲しい…

ヒーローの深い深い愛がよくわかる素敵な作品です。 ヒーローが、素敵すぎてむしろヒロインが過去の結婚をひきづって中々心を開かない。自分の気持ちに気づこうとしないのでイラッとしたくらいです。 官能的な部分はとても官能的です。

絵もストーリーもいいことはいいんだけど、結局ヒロインの父親が激クズで、ヒロインが父親の嘘に振り回されただけっていう、身も蓋もない結末。1巻は間違いなくハート5なんだけど、結論がわかってしまうとなんだかなあな感じ。また、ローズは兄を恨んでいないのかしら？その辺もすごくモヤモヤ、、、。

ヒーローのレストランやバレエを観に行っている時の振る舞いは「野蛮」以外の何物でもありません。別に気取りかえれ、とは言いませんが、他の人に迷惑な行為は慎みましょう、せめて黙れ。あれはヒロイン怒って当然だと思う。自分に何かが足りないのはわかっているけれど、どうしたら良いのかわからず空回りしつつも奮闘するなんて、ヒーローとっても健気。学位をもっていたり、意外な特技があって実は繊細なヒーロー（弱い犬ほど、っていうのを思い出しました）、ヒロインに対してギャップ萌えという点ではバッチリだ！後半、殻に閉じこもった上品なレディだったヒロインがスゴイ変貌を遂げます。いやあ、化けたなあ。時々ヒーローの子供じみた振る舞いにイラッとしたけれど、ヒロインにベタボレだし、ヒロインは猛獣使いのようで、ダイアナさんらしからぬ明るい作品で楽しめました。

ひと昔ならいざ知らず犬も歩けば棒に当たるというぐらい、街を歩けば異性に当たる現代社会なのにいまだ「あなた以外の人と付き合ったことありません！」という女性がいると思っているところが、女性より男性のほうが純粋と言えるかもしれませんが、自分と同じようにその女性に魅力を感じた男性は他にいるというところまで考えが回らないのかもしれません。また今までの過去があって、現在目の前にいる女性がいるということに早く気付いてほしい。母の形見でもなんの変哲もない真珠のネックレス一つでホテルにもなるお屋敷二個分の価値があるとはびっくり。男は結果を求めるが女はそこに至るまでの経緯を求める。双方にそれが分かり合えることになるまで戦い続けないと幸せが手に入らないのかもしれないと思いました。HQ女子は純粋だなあ、あとあき考えずに行動するのは無謀ともいえるけど行くならとことん行くべきなんですね、途中であきらめない。そういう純粋さが一番大切なのかもしれないと考えさせられます。

話の序盤はとっても面白いです。でも悪役の陰湿な策略が始まる当たりから、話の雰囲気がガラリと変わってしまいます。 悪役がひど過ぎて、罪のない人達が痛めつけられるので、読んでいて本当に心が痛むし、イライラします！！！ 　 そしてヒロインも、フランス人の血を半分受け継いで気性が荒い面があって、それを投資の方面では生かしているのに、こと性愛に関しては全く気弱で自信がなくて、ヒーローを信じないものだからそこもイライラ！！！ お話のスケールはさほど大きくなく、部族間の争いや戦争は起きません。むしろ、悪役はずる賢くて、陰湿です。 物語の最後に二人の幸せそうな様子が描かれているのが、唯一の救いです。それがなければ、耐えられないお話だったかも。 ちなみに、私は未読ですが、次の作品ではヒロイン弟が主人公のようです。

お嬢さま育ちがメイドを生き生きとこなして、でもお嬢さまらしい脇の甘さがダダ漏れであちこちイタい（黙って出産とか乳児置き去りとか）けど、 自分の出来る範囲で一生懸命ぎりぎりまでやろうとする前向きさには好感が持てました。 人のせいにしたあげく盗みを正当化するいとこはもっとお子ちゃまだし、人間的に未熟なヒロインが貧乏暮し、妊娠、出産を経て成長したと思えた。 ヒーローはいいひと。 でもメイドをディナーに誘ってそのままベッドインしたあげく忙しいからまた会えるでしょと軽く考えてるとこはやっぱりイケメン富豪らしいイタさに見える。 それぞれのいとこ二人以外はみんないいひとな作品。 読んでて楽しかった。ドアマットや鬼畜系は好まないので(笑)。

あまり良くストーリーが把握できませんでした。真崎先生のキレイな絵とダイアナ・パーマーの原作にてこの評価に。

何でこんなに簡単にヒーローは、犯人にだまされるかな！まあこれがなければ話がもりあがらない？かもしれないが、