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- 【ネタバレ】卒・ラッキー頼み 3
- しゃりり 2014/01/03 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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男性主人公・ザヒール、最後の『試し』、ヒロインのエリンを酷く傷付けるだけではなく、下手をすれば自分自身も立ち直れないくらいダメージを受けることになると、わかっていてやったんでしょうか?もし、妊娠しているヒロインが出産して子供を育てる為にやむなく小切手を受け取っていたら(そういう話、ハーレにありますし)、勝手に傷付いて、彼女を恨んで、その理由を確かめもせず捨て去って、他の高貴な女性と結婚するとかしそうだなぁ。で、また不幸の連鎖。ヘタレて自滅は自業自得でも、ヒロインや他の女性も巻き込んで行くのはやめて欲しいなあぁ。今回、ヒロインが手切れ金を受け取らず、しかもザヒールの様々な酷い行いを(ご多分に漏れず)許したので、めでたしめでたしになりましたが、そんな幸運頼みばかりではないイイ男になって下さい、ハーレの男性主人公諸氏!(女性陣も、ただ簡単に許すだけがイイ女の度量の広さ深さじゃないゾ)と、‘教育的指導’(?笑)出したい気分がちょっと残りました。画と雰囲気は良いカンジ、ですね。
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- 【ネタバレ】いやコラ、足りんだろう 3
- しゃりり 2013/12/29 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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もう少しね゛ー、ヒロイン健気だし、全体としてはイイ(?)んですけど、男性主人公・ゼインに罪の意識に苦しんで欲しかったです。自分のせいでヒロインのゲイルをどれだけ傷付けていたか、それが元で男性恐怖症になっていたり名前を嫌って(敏感になって)いたりとか、いろいろな弊害を与えてしまっていた事に気付かされて、近付けないとか、もっと苦しむのかなと思っていたら。・・・スルーかいっ!それになー・・・「欲しい」って言う前に謝罪(懺悔っ)でしょう?状況的にそれが難しかったら、それが済むまでは自主規制しなきゃ。ダメだなあぁ。女ともののやり方を選ぶ目の無いゼイン、ギリギリのところで、ゲイルにこの先の人生救ってもらった(二度も)と思って、深く深く反省して、大事にしろよ!ていうお話ですね。(ヒロインは幸せそうだケド。)
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- 「無視しないでくれ!」 3
- しゃりり 2013/12/28 このレビューを 3人の方が参考にしています。
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国の密偵も務める歴戦の強者の男性主人公・ニコラスが、己の行状や任務上の必要性からの自業自得で(笑)、ヒロイン・マリアに避けられ逃げられ、ヤキモキして、追った挙げ句にこのセリフ!(プププッ!) カワイイですな。どんどんマリアに、加速してメロメロ度を増していくニコラスがツボでした。 優美でシリアスなヒストリカルで、きららかな画。なのに微笑ましく思えてしまうのは、主人公二人(とその脇キャラ)によるところでしょう。また、最後まで読んで、題名の意味・輪郭がなんだかあらためて分かってくるような感じがしました。この時代に、愛によってその決断権(選択権)を重んじられた女性というのは、幸せですね。♥3.5超、で。
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- 【ネタバレ】なんか失礼な男だなー・・・ 3
- しゃりり 2013/12/27 このレビューを 18人の方が参考にしています。
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宗先生まで参戦⁈ とビックリ。少女漫画の頃、好きで良く拝見していました。画も変わらずにシッカリです。しかし、男性主人公・マシュー、「女性を“仕事用”と“遊び用”のラベルをつけてきちんと区別してきた」って。・・・カッコが良くて、ヒロイン・エリスにベタボレ(一目ボレ⁈)で、すごく仕事が出来てある意味一直線で誠実(?)なのは分かるのだけど、この物言いと生き方には、物凄~くモヤッと感があります。添え物とはいえ、『賭』の事実も平気で認めちゃっていますし。『奇跡の仕事師』というより『高慢な仕分師』というか。おりえさんが書かれているとおり、他にどんなラベルがあるのか突っ込みたくならない方がヘンかもよヒロイン。(特に“愛人”のラベルは、結婚前に突っ込み確認すべし。あと、ラベル、“貼ってはがせるタイプ” ぢゃないでしょうね゛~っっって!笑。)ヒロインも、仕事有能でも、私生活方面、ヌケたところありそうですし。それにしても激務の二人、不安ですね、今後も。いろいろと。(ダメ元上司夫婦は置いておいて、ミスター・ベイカーが気になりました。イイ人そうで、独身?←もしや何か過去にロマンス持ち?)
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- 【ネタバレ】明るく光に満ちたおとぎ話 4
- しゃりり 2013/12/20 このレビューを 15人の方が参考にしています。
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そう思えば、ちょっと都合が良すぎな場面も、呑み込めます。(呪いを解くのは、王子様のキスですからネ♡そのキスが、王子様の呪いも解いちゃいましたケド。笑。) あたたかな降りそそぐ陽ざしの様な印象の一冊。ヒロイン・サヴァンナは男性主人公・イーサンにとって突然射し込んだ思わぬ光でしたが、自らを闇に在る者と思っていたイーサンも、実はサヴァンナにとって光でした。失えば歌えなくなるほどの。互いの生き様が光。互いが互いの光。その想いが、イーサンの鬱屈していた心をほぐすだけではなく、読む側の心もほぐしてくれた様な感じなのは、ひとえに藤田先生の良い画のおかげでしょう。サバンナの想いもイーサンにガッシリ受け止められて守られて。男性主人公・ヒロイン・読者、三方丸く収まって、心ホッコリ ♡というお話でした。心を軽くしてあたためたい時に良いですね。
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- 【ネタバレ】ヒロインは、ハズレ続きの・・・大当たり!(食事にもあたったけど。) 4
- しゃりり 2013/12/14 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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ヒロイン、運が悪いどころか。イイ人だぁ、男性主人公・バーデン。あの状況で(いや~、身につまされるシーンだわ。←経験者) 、背中さすりながら、ヒロイン・エミーを愛しはじめた⁈ あそこで恋が愛に変わるなんて、もおぉ、ソレは、ホンモノ惚れだし、激珍の世話女房型・男性主人公(しかも真っ直ぐ一途なわんこタイプ?)だよ!・・・と拳を握って読んでしまいました。またヒロインも、真っ直ぐなのに振り切れていて、心の中でとはいえ、バーデン(仮にも上司。笑)を『無駄に顔がいい』とか『こいつ』呼ばわりとか遊び人とか。カラッと笑わせて頂きました。そう、ドタバタしても、笑って、カラッと読み終わりたい時に、ピッタリな作品ですね。(ああ、羨ましいなあ~、こんな男性主人公。) テンポも良くて、♥3.9から切り上げです。
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- 【ネタバレ】まっすぐな恋と想いとクリスマス☆ 4
- しゃりり 2013/12/14 このレビューを 21人の方が参考にしています。
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皆さん書かれていますが、何が良いと言って、男性主人公がヒロインを信じ切るところ。ヒロインはヒロインで、自分なりに真剣に男性主人公を想い守ろうとするところ。二人とも、とても真っ直ぐです。妙に疑い合ったり傷付け合ったりが無い。話の型としてはこれも定番・定型なのかもしれませんが、ある意味、ストレスフリーな、ちょっとイイ、クリスマスのお話ですね。悪役はイヤな奴なのですが、悪役らしいと言えば悪役らしいし、やっつけられて、すぐに退散しちゃいますしね。小悪党。(物足りないと感じる方もいるかもしれませんが、) 男性主人公・ルーカスの珍しい真摯さ(疑わない・傷付けない・ゴーマンじゃない)に、♥切り上げです。ホント、はざま先生(昔からチラと拝見していますが)、ハーレはこの一作のみの様で、また描かれないのかなぁ?
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- 抑圧内向型のイタリアン?! 4
- しゃりり 2013/12/10 このレビューを 14人の方が参考にしています。
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いやー、いるんだなぁ、こんなイタリアン男性主人公が。珍しい(?)なあ。そう思いつつ、ツボでした。情熱的、でもその心を覆い、隠し、抑制して・・・その二つの相克。そして最後の決壊。ストーリーのタイプとしては定番・定型に入るのかもしれませんが、そこにそんな珍しめのスパイスを効かせて、ちょっと大人事情なクリスマスのラブ・ストーリーになっていた気がします。クリスマスに、スパイシーな大人のクリスマス・ケーキはいかがですか?そんなカンジでした。(ヒロインの国イギリスではそうしたフルーツ・ケーキがクリスマスの伝統としてある様ですし。)ごちそうさま。
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- 【ネタバレ】えええー、全然ブラックじゃない。 3
- しゃりり 2013/12/06 このレビューを 11人の方が参考にしています。
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皆さまのレビューを拝見して、ある程度心していたのですが、ここまでブラック度が低いとは・・・。ブラックじゃないし、宣言した復讐も全然無いし、暗雲もすぐに無くなっちゃうし、期待の(?)ドロドロはスルーっと全て不発だし。えええっ?全て事も無し⁈ 男性主人公、 こんなにすぐに癒されてメロメロ?(ヒロインもデレデレすぎるし。受け入れちゃう気満々だし。)メロメロはね、好きなんですよ。甘々でもいい。でも、邦題やら表紙やら出だし等から、甘辛(辛甘)を期待していたのに、辛みが全く無かった(?)、というこの感覚をどうしようか・・・という、フクザツな気持ちでした。(所々、ギャグコマかコメディかという描写も有り・・・。)イイんですケドね・・・。(ちょっと半泣き。) で、♥2.7 (あ゛あ゛あ゛、微妙・・・です)。
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- 【ネタバレ】ヒロイン兄をドツキたい 3
- しゃりり 2013/11/30 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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ヒロイン・レインの元カレだけではなく。妹や父親の事業や人生を台無しにしておいて、当局に協力して悪党退治してた、って自慢していられる立場じゃないでしょう!潰したのは、悪の組織だけではなく、一緒に家族の心と幸せをも潰したっていうのに。やり方下手すぎです。(後で挽回するつもりだったとしても、FBI絡みで犠牲大きすぎです。利点は元カレの本性見破れた事くらい?)すまなさを感じさせないニコニコ顔の登場に、イラッとしました。男性主人公・タイラーが、ヒロインのけなげさに気付いて包み込める、理性的で度量が大きく広い人で良かったです。(・・・しかし、囮捜査に協力した一族とあっちゃ、今後、狙われないのでしょうか?その組織は壊滅したとしても、残党とかその業界とかから・・・ちょっと心配です。) でも、大団円も鮮やかに、♥3.5超。
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- 【ネタバレ】人事を尽くして天の巡り合わせを待つ 4
- しゃりり 2013/11/26 このレビューを 12人の方が参考にしています。
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極限まで苦労して足掻いてきた二人。突然の出会い。そして、ハマッちゃったんだ!ぴったり、二人、見事に、自分の本当に欲していたものと!・・・読みながら、読み終えて、心の中で、“うわー”。何という引き合わせかと。男性主人公・トムとヒロイン・ローズ。神さまの、天使のわざ?お互いが最も必要としていた人生のピースが、こんなふうに出会い、ピッタリとハマるなんて。無意識に!偶然に!あんまりに突然だから、トムも、尻込みしちゃったんですよね。あんなに行動的でタフなのに、ハタと。過去も引きずって。やっぱり、いざという時は、女性の方が肝が据わるんでしょうか(笑)。動揺はしたものの、後半一転、ローズの方が、早くからお互いの在り方を見据え確信していた気がします。母は強し、女は強し。本当に、お互いがお互いの『救世主』であった二人。あれよあれよ、でもパワフル、そしてホッコリ。読み終わって、“いいな~”と思える作品でした。一種の、うらやましさも含めて。(ちょっと臆病風に吹かれた時もあったものの、久々に“ヒーロー”と呼べる、稀少な男性主人公の一人でした☆)
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- それまでがヒドイと、次には良好? 4
- しゃりり 2013/11/23 このレビューを 75人の方が参考にしています。
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即ち、前の婚約者がアレだと、ゲンナリしていた相手やその周囲に受け入れられやすい?実の親がヒドイと、耐性が出来て、義理の親と良好な関係が築きやすい?・・・なんて、余分な事を考えてしまいました。(ダメですねー。笑。) でも、ふむふむ。まるっとハッピーエンド。ほんわかです♡ 個人的にベティ・ニールズ作品とは相性が良いのか(?)、変哲の無い日常の日々の中でじんわりはぐくまれていく愛、というのも、やはり好物かもしれないなと(笑)、葛城先生のこの作品で、再確認しました。急傾斜モノの山坂や、強風波浪警報(注意報)モノの波風は無いですが、ゆるやかにしっとりと、ほっこりするにはオススメだと思います。泣き顔も愛らしい、性格の良いヒロインです。思いの深い男性主人公もイイですね。それにしても、ベティ・ニールズの男性主人公って、医者、というだけではなく、犬(や何か動物)を飼っている(又は動物好き、動物に優しい)ケースが多いような気がします。コミック化されたものの一部だけから思ったのですが、結構、コレ、ポイント高いです。犬飼い、犬好きとしては。(サム、カワイイ。ラスタスも。)
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- お疑いはごもっとも。 3
- しゃりり 2013/11/23 このレビューを 21人の方が参考にしています。
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男性主人公・ボウ。不在中の状況について不審や疑問を抱くのは、ある程度世間に出た(世俗を知った)人間なら、まあ当然というか仕方ないでしょう。(ちゃんと調べようとしていましたし、逆に何も疑問に思わなかったら、後継管理者としてそれもそれでどうかと。) しかし、それを断定して突き付けるのには性急でしたね。状況を把握した上で、もう少し様子を見るべきでした。若いな(フッ)。祖父の死に目に会えなかったという悔しさや悔恨、そして、心のバックグラウンドともいうべきものを知らぬ間に知らぬ者にいじられて変えられたという不快感(子供っぽいケド分かる感情です)も相まったのでしょう。(それとも、何かあった?騙されたとか裏切られたとか、猜疑心を植え付けられるような辛い経験が?) でも、知った後には悔いて素直になったし、まあ、良しで。(それにしてもヴィヴィアンは、老成してああなったのか、それとも若い頃からお茶目(笑)なのか。昔からなら、若い頃が見てみたいなあ。きっと、イイ男。) 終わりきっちりハッピー・エンド☆な描写なので、♥3.5に近いです。
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- 【ネタバレ】父親がちょっと・・・ 3
- しゃりり 2013/11/16 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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・・・不快。お話全体は爽やかなんですけれども、ヒロイン父。自分の思想や理想、企業理念を建てて実践するのは立派だし良いとして、でもそれが“汎用”だと思うのは別。娘を愛しているという様なスタンスに立ちながら、自己中心愛・自己判断愛のように思われて仕方がない。(指図するのも、言いくるめるのも巧い。結局は自分の思う通りにしたわけだし。)事業家としては優秀なのかもしれませんが、人としての仁愛や相手をひとりの一個人、人間として考えることからは外れている気がします。死んだ家族の事にしても娘の事にしても、その対応には心の裏がザラつく感じを覚えます。「言葉が足りない」とかそういう事ではないような。(死んだ妻や息子とは、一つお話が出来そうなくらいの確執や齟齬があったよーな気がする・・・。)逆に、なにげに好きだったのはジジ。(全体、そしてラスト。笑。)♥3.5に近いです。
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- 【ネタバレ】何かカワイイな。何気に惹かれるカンジで。 4
- しゃりり 2013/11/16 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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カワイイ大人の女の子(矛盾?)と結構経験積んだ傲慢年長男。年の差カップル(?)の、実はベタボレが分かる雰囲気の画で、何だか好感です。そんな男性主人公・レオが、ラスト、傷付いた少年時代の子供のように、ヒロイン・エンジェルに、憔悴しながら、すがりつくような愛を告白するのは、ちょっとツボでした。問題はあっても、ちゃんと弱みをさらけ出して話が出来るのなら、一緒になっても大丈夫なのでは。ヒロインも、純粋で、カワイく見えても芯のあるしっかり者です(若さ故のドジっ子はご愛敬として)。ありがちなストーリーですが、個人的には、何かミョーにツボだったようです。(下着姿も、少し野暮ったいくらいのほうが、つましい生活や慣れてない初々しいカンジが出る、といった意図的な画なのかな?とかイロイロ脳内補完。ジュエリーは、置いといて。笑。)
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- 【ネタバレ】「弁解はいっさいすまい」? 3
- しゃりり 2013/11/16 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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言わずに秘めるのも相手と場合を選べ。3部作中一番モヤッとした今作の男性主人公・ニコスはじめ、ハーレの(特に)男性陣に言いたくなりました。自分一人で済む問題ならば秘めて墓場まで持って行けばいいですが、相手の生活や運命にかかわることならば違って来ます。まして相手が、信頼すべき生涯のパートナーたらんとする人間ならば、いくら内密の事柄だとしても、物事ある程度、明かして話し合った方が、上手く行くしその必要性は否めない。ある方面への頑なな誠実と義理立て・思い遣りは、他方面を傷付け破綻させることが往々にしてある。どちらの方面を重視するか、その優先順位と加減・バランスを間違うと、誠実もただの朴念仁。トラブルメーカーが自己犠牲に酔っていることになりかねません。この作品、このシリーズ、いえハーレを読んでいて感じる“ど突きポイント”の一つです。ディープな関係者には、ある程度(コッソリ)ちゃんと話そうね。でも、ハーレのお話って、所謂そういう、“正攻法(話し合いによる正面突破)‘以外’の話”、なんですよね。でないと、サッサと終わってしまって、正道の話って、つまらないってコトか。(←今更。笑。) それも度合いの問題ですが。しかし、もし、将来、子供達(ニッキーとクリスタ)がひかれあったら・・・わ゛ー、これまたハーレのお話ですね。
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- 【ネタバレ】か、かわいい・・・。 3
- しゃりり 2013/11/09 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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かわいすぎる。お話も、主人公二人も。イイカンジで。で、そんな中で、マザコン・ストーカー男のトニーが、実際にいそうで(いや、いるいる)、ミョ-に生々しくて。あと、ヒロイン父、あれだけ(?)何度も結婚の修羅場を繰り返して離婚して、それでもまだ恋愛と結婚を求めるのですね。スゴイ。不屈の精神です。(娘にトラウマ与えまくっていることにも気付かずに?芸術家的?男親的?) で、その相手が見つかると、あっさり娘は『格下げ』なのね。(欧米的?) うーん。かわいいんだけど・・・、ちょっぴりモヤッ。何か不思議な読後でした。
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- 【ネタバレ】学ばない男 VS 糧にして行く二人 4
- しゃりり 2013/11/09 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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ダメですねー。ヒロインの元カレ。人に尻ぬぐいを押しつけて世の中渡って来ちゃったから、失敗から何も学ばない。その都度人を傷付けては、‘またヤラカす男’。その点、ヒロイン・シエナと男性主人公・ブレットは、二人共に、他者に傷付けられ、失敗し、それでも人を思い、立ち上がろうとする。失敗や痛みから、学んで、前に進もうとする。それが、二人のハッピー・エンドへの礎になっているのですね。現実には、自分も含め、学ばない(学べない)人間の方が多数なのですが、主人公二人には、清々しさをもらいました。そんな一作です。
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- 心配性で苦労性で無愛想(むっつり)なイタリア系、って?! 3
- しゃりり 2013/11/08 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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大ウケでした。いろいろとツボで、笑いとドッキリ(いろんなイミで)満載、 あとがきまでいつも楽しい。(原題、ストレート過ぎだし。笑。)少しドタバタっとしたけれど、明るく楽しく元気になります。♥4近!
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- 明るいけど・・・ちょっと薄い? 3
- しゃりり 2013/11/04 このレビューを 3人の方が参考にしています。
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いつものように明るいタッチで良いのですが、今作、何となく薄い印象、でしょうか?ラブロマンス部分も、‘善意の贈り物’部分も、画面的にも(?)、あともう一つ何か欲しかった?という感じです。まとまってはいるのですが、こぢんまり軽い感覚が残りました。♥2.9、くらいでしょうか・・・。
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- 珍しい設定なのに、際立たない?(泣) 3
- しゃりり 2013/11/04 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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ヒロインが調香師というのは、物凄く珍しくて特殊な設定だと思います。そして、魅せられる設定。あらゆるものの香りを感じてしまう。コロンやローションを付けていない、相手にさえも・・・。一種、ものすごく官能的です。画も合って。なのに、話の盛り上がりとしては今一歩。その設定にしては全体印象は薄いカンジで、惜しかった感が残りました。すれ違いのさまだったのかもしれませんし、ウザい脇キャラ(お前だよお前、ラウールっ)のせいだったのかもしれませんし。う~ん・・・。実に惜しかった感じでした。
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- 見・・・読みにくい(泣) 3
- しゃりり 2013/10/26 このレビューを 19人の方が参考にしています。
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ゴ、ゴメンナサイっ、第一印象です。画はとても巧くて、ヒロインは綺麗だし、男性主人公は美麗だし、勢いのある作品だと思います。でも、画面が、入れ込みすぎと言うか、描き込まれているのは素晴らしいのですが、逆に雑多・過多に見え始めてしまうのが惜しい。織り込まれるギャグコマも、頻出すると全体の効果が半減?出来事の時系列等にしても盛り込むあまりに飛び飛びで、振り回される感覚がありました。文字量も多め?細かな描き込みは本当に歓迎かつ賞賛なのですが、逆に、(生け花ではありませんが)‘あえて’削ってスッキリさせて、主体を生かす、というのも読みやすくなり、作品に深い印象を与えてくれると思うのです。(勿論これは、手抜きや低技量で‘白い’のとは違いますよ?かえって、高技術。余白の美、行間の余韻?)物凄くナマイキな事でスミマセン。でも、麗しいからこそ、感じてしまいました。お話は、お決まりの誤解からの踏み付けパターンですが、やっと真相を知った後の男性主人公の取り乱し方が他より数割増しで、良かったです。これで、ヒロインが、もうほんの少し(ダメ押しで)痛めつけてやれば良かったのに。(・・・って、鬼畜?)ご褒美の罰なんて(笑)。イトコのシェーンは、哀れですね。他者を陥れての幸福なんて、ホントウには成り立たないのですから。人を呪わば穴二つ。
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- 【ネタバレ】ちょいワル、というよりちょいダメ?(笑) 3
- しゃりり 2013/10/21 このレビューを 15人の方が参考にしています。
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で、ちょいヒゲ。ちょっと普段の(?)ハーレ・コミックスと違う感じの男性主人公でした。仕事もプライベートもしっかり成長したヒロインに対して、比較すると、男性主人公は、シブいながらも成長の度合いとかがちょいダメかもしれない(笑)。でも、小さな娘にヒロインとのことを諭されて、「それは相当パパがかっこ悪いなあ」と笑えるオヤジはかっこイイです。昔は青い、若すぎる恋、だったけれども、年月を経て見えるものも変わって。これからは、素敵な奥さんと可愛い娘にしっかり素直に支えられ、花と緑に囲まれて、楽しい家庭になるんだろうなあ。そんな読後感の作品です。(蛇足ですが、男性主人公・サイラス、娘の母親の時もヒロイン・ヴェリティとの時も、避妊を怠ってはダメダメだよ・・・。←そこもちょいダメ。結果オーライでも。)♥は3.5に近し。
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- 【ネタバレ】君の傷が 3
- しゃりり 2013/10/19 このレビューを 26人の方が参考にしています。
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「君の傷がこれほど深いとは考えなかった」。最後の最後、男性主人公・アシュレイの、この一言が、究極だと思います。傷付いた者(被害者)とそれ以外の者(含・加害者)との意識のずれ。犯罪・暴力(含・言葉)に限らず日常に至るまで。ともすると、他者周辺の思うよりも、その何倍・何十倍もの傷を、傷付けられた者は、意識・無意識にかかわらず何年も何十年も引きずる。それが分からない。思い至らない。これが、本人と他者のずれ、そして男と女のずれ、なのかもしれません。だからこそ、それを心して、心に留めて、分かり合おうとしなければならない。アシュレイとヒロイン・セリーナは、最後、ようやくその一歩を見つけて、踏み出します。互いに思い合い、理解し合おうとして。ただ、それでも、まだ、人と人には、理解し得ない深い溝、があるような気がしてしまいます。その深淵を覗かされた様な気分が残る。そんな作品の様な気がしました。深く、重い。ですので、ステキな愛や恋を楽しみたい、という時には合わない一作。読むのに、気力と体力(?)を要する作品かと感じました。絵師先生の力量は、流石ですね。(ハーレ・コミックスの初期に近い作品には、こういう深重な作品が多いですね。)♥3.5で。
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- 【ネタバレ】実践者 4
- しゃりり 2013/10/18 このレビューを 15人の方が参考にしています。
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『欲しい』ん『だったら、バカバカしいだろうがなんだろうが、努力をしてギリギリまであがいて』手に入れようとしろ、とヒロイン・ベスに言ったように、ラスト、彼女を手に入れたいと思ったら、母親をダシ(ダミー?)に使おうと弟を殴ろうと、行動に移すワケね。男性主人公・テオ。自分の言った事を、キッチリ、自ら実践していますなあ(笑)。有言実行!お屋敷買い取りという搦め手、いえ、プレゼント攻撃まで含めて、清々しいまでの策の弄し方です。流石、名うての経営者!しれっとした表情の下で、優しかったり、策士だったり、その複雑さが絶妙かもしれません。いいなあ(笑)!ヒロインも、初心なカンジでカワイイです。
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- 【ネタバレ】親世代 3
- しゃりり 2013/10/12 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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ヒロインの父がヒドくてダメ(気付けない奴)で、そっちに気が、いやツッコミが行ってしまいました。ヒロイン母が切ないですね。ヒロイン父だって、心の底では愛していただろうに、自分で気付けずに(認めずに)、酷い仕打ちをしたまま別れ放置し、結局理解し合おうとしないうちにヒロイン母を死なせてしまう。(やりようはあったはず。)なのにそれでも学ばない(娘への対応等)。ダメですね゛ー。私がマルセルなら、一言付け加えたい。“あなたを愛し続けていた、そんな母に、あなたがまっとうな幸せや安らぎを味わわせてやれなかったのは、残念だ”と。子世代が、その因果(男性主人公の親世代のも加わって?)ですったもんだしましたが、まあお約束、まとまって良かったです。原作未読者として楽しめました。♥3.5に近し。
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- 【ネタバレ】キレた(笑)。 3
- しゃりり 2013/10/12 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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普段自分を抑制してパーフェクトたらんとしている御方だと、このくらい思い切らないと、思いの丈をぶちまけてプロポーズするなんて出来ないんだろうなあと、ミョウにほのぼのしながら納得しました。そんなラスト。カワイイお二人で、カワイイお子さん方と、可愛く幸せになって下さい♡ しかし、あの時から一目惚れだった、って、奥さん亡くなっていなかったら、問題発言ですよね。そうだったら、想いは不発の、心の底の悲恋となって、ハーレじゃなくなっちゃいますケドね。(余談ですが、ヒロイン・ピア、母親が仕事ばかりで顧みられずトラウマの元になったと言うけれど、母子家庭では、多かれ少なかれそんなものです。(勿論、一概には言えませんが。)比較の問題ではないでしょうが、そうでなければ生活どころか母子生きていけませんし。もっと酷い事や状況も有り得るし。そこだけ、ちょっっぴり、引っかかりました。)♥3.5。
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- 【ネタバレ】シークに半分持っていかれた 3
- しゃりり 2013/10/11 このレビューを 5人の方が参考にしています。
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物事の理非の分かる髭シークに、おいしく味付け頂戴致しました(笑)。このシークのスピンオフとかないのでしょうか?・・・うーん、でも、ハーレには、“脇キャラではイイ人でも、主役張るとゴーマン(非道)キャラになる”というジンクス(?)があるからなぁ。で、半分は持って行かれましたが(?)、男性主人公、ヒロイン、共に愛にあふれ愛を求める姿は美しく、しっかり残り半分、魅せてくれていました。ヒロイン父も、反省し愛に目覚めたことですし。真に目覚めさせる女、ハーレに必要不可欠な要素ですね。♥3.5。
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- 【ネタバレ】すさまじく複雑な男 3
- しゃりり 2013/10/11 このレビューを 22人の方が参考にしています。
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その血も、心も、状況も。そんな男の心を溶かすには、物凄い根気と、忍耐と、優しさとが要る。なんと、ヒロイン・リリーはそれを持ち合わせていたのですね。最初表紙絵を見た時には、見るからに薄幸な、弱くはかなげで悲運に流されてしまいそうな女性で、そういう物語かと思っていたのですが。読後、改めて表紙絵を見たら、愛と意思の力を見た気がしました。生い立ちを考えれば弱々しいだけなわけではなく、愛情の底力があったのかもしれません。そこに男性主人公・トリスタン(名前からして『悲運の子』なんて)も知らず知らずに惹かれた・・・。リリー→百合。表紙絵と結婚式の時等にもチラリと描かれていますが、百合の花は、聖母マリアを象徴する花でもあります。聖母のような深い愛で、彼の難解さを解きほぐして、悲運ではあったけれども、‘これから’を光に向かわせるストーリーだったのかもしれません。(スペインの異端審問という素材にしてもキリスト教絡みですし、欧米圏原作だと、こういうモチーフが根底にあるのでしょうか。それとも、絵師先生のアレンジなのでしょうか。)イメージとしては、ペールブルーな印象が付いてまわりますが。(トロイのヘレナの仮装も、何か象徴的な意味があったのかな?)♥3.6。
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- 男性主人公の、ひとり悶々が 4
- しゃりり 2013/10/11 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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笑えました。(80%位じゃないですか?この悶々の全体占有比率。笑。)も゛ー、自分で気付いていないだけで、メチャメロなんだから゛ー、と、高みの見物と洒落こんで、楽しく最後まで読ませて頂きました。独身主義の遊び人を気取っていても、お馬鹿さんねえーぇ。でも、(外からの気づかせ要因もあったものの)ちゃんと気づけて良かったね。最後の陥落(完全降伏とも言う)も、可愛げのある潔さで、良かったです。今後も振り回されるんだろうな。軽め(が持ち味)のお話。♥3.9で。(ヒロインのお姉さん達の話もあるのかな?あと、エリックのも。)
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