色々と葛藤はするものの、女性としても母親としても自立している毅然としたヒロインは「なし崩しにホルモンに支配されちゃったヒロイン」とは一線を画していてカッコイイ。ヒロインの息子アーチー君も健気で聡明。冒頭で砂のお城を壊しても、女性を自分の欲望だけで都合よく扱っても全く悪びれないヒーローより、よっぽど人間が出来ている。子供よりお子チャマって、ヒーローとしてというより人間としてどうなんだ。いたってマトモなヒーロー兄と、そんな兄に大切にされるにふさわしい心優しい義姉と周囲が素晴らしいので、ヒーローの身勝手さが際立ちます。この男をヒロイン欲しさというだけでなく、真人間に成長させたアーチー君は素晴らしい。この子が世間一般のこの年頃の子供のようだったら、ヒーローは多分子供嫌いのままだったと思う。アーチー君も年相応にヒーローを頼りにしてはいるけれど、この二人の関係「親子」というより「大きなお友達と小さなお友達」のような気がします。作画さんの画がH/H共に年相応の美男美女で、子供は子供らしく可愛いのも良かったです。

しょーもない理由で妄想してずーっとヒロインを責め続け、子供がいたらいたでお決まりの逆ギレ 思い込み激し過ぎだろ！イライラするわ！こんな男に振り回されてよく許すなー、あといつも思うけどシークレットベビーモノ…会った事ないおじさんにいきなり懐くとかないから！遺伝子で分かり合えないから！パパなの？わーい！とかねぇから！

タイムスリップものの中でも、気に入っている作品の１つです。ファンタジーの中に、アクションやハラハラの展開が盛り込んであり、最後まで楽しめます。 生まれ変わっても、運命の人に再会できるって素敵だと思いました。 また、タイムスリップ系の話は、ラストが無理やり漕ぎ着けた感じになってしまうこともありますが、この話はうまく収束しています。

とても良いお話です。 普通なら、主人公は、地味だけど実は美人さん、太っていても大変身、が多いですが、それはありません。 余談。この作品を読むと、三人の息子がみんな、気が強くておせっかいで素朴な顔の子が好きなことを思い出す。

結婚当初はニッキーも素直になれないワガママ娘って感じだったのでしょう。離婚後も大して成長はしてないみたいだけど優しさが目立つので気になりません。 何よりブレイクがあんなにハンサムなのにHQにありがちな傲慢と強引を愛と呼ぶヒーローと一線を置いている事です。不器用で優しくて謙虚。ニッキーをどうしたらいいのか本気でわからない所が表情のひとつひとつ出ていてそこも素敵。 浜田先生で続編描いて欲しい！

ヒーロー、ヒロイン共に魅力がなく、話も先が読めて面白くなかったです。兄の元カノの登場で一波乱あるのかと思えば何もなく、だったらヒロインの元旦那みたいに回想シーンだけでいいんじゃん、と思ったり。最後妊娠の事もあっさりし過ぎ。もっと驚いて感動出来るシーンがあればよかった。

カイジのキャラクターにしか見えませんでした。 あの人とおじいさんはなぜ結婚したのか…失意の中にいる時は、冷静な判断ができないんでしょうね。 お話は素敵です！好きです！

誤解して……とかはわかる。 ヒロインの立場とヒーローの立場と、聞いてしまった元恋人との会話の部分。そこはわかる。 で、まぁ、あとから誤解のとけたイブのお話についてはいいとして、誘拐犯に狙われているのになんであんな能天気なのかな？と。 いくらヒーローと一緒にいたくないからといって、自分勝手な行動。幼稚な思考。 ちょっと……というか、かなり吃驚で、久し振りにイラっとさせてくれたヒロインでした。 ヒロインのライバル？的な女性は、とても素直でまっすぐな女性ですねぇ。やり方はいいとは言えないけれど、自分に正直なところは好感持てるし、ヒロインの忠告（？）に涙してしまうところは純粋なんだなーと。 あれ？ヒロイン反対じゃない？って感じです。 お話的には嫌いではないんですが、どうしてもヒロインの幼稚さが目立ってしまって残念。 発売前に雑誌で紹介ページ読んでたんで楽しみにしてただけに……ハードルあがっちゃったのかなぁ？

悪役二人の根拠のない自信との対比なので仕方がないことはわかっていても、中盤までのヒロインの自信のなさが不快でした。謙虚で控えめといえば聞こえはいいのですが、卑下が行きすぎていて正直「面倒くさい子だなあ」と。その後のヒロインの変化も今度は「虎の威を借る」印象で、あまりよい印象は受けませんでした。でも育ってきた環境を思えば致し方ないのかな。子供のころに刷り込まれたことって、大人になっても影響するって言いますし。悪役の二人に関しては文句なしのこれぞ悪役というもので、いっそ清々しいくらいでした。個人的には自分の目的のためなら従妹からヒロインにさっと乗り換えることをためらわない祖父の黒さは、わかりやすい悪意に満ちた従妹より上手という感想です。遺言の書き換えだけで、ヒロインに「もっと話したかった」と言わせる手管を思うと、善良なだけのヒロインでは太刀打ちできなくて当然という気はします。

始まりこそアレなんですが、すべてが繊細な飴細工で出来ているような優しい話でした。みんながそれぞれ罪悪感と愛しさと抱いていて（でもヒーロー父は…ないかな）それに振り回されているのが伝わってきます。この先生が描かれるヒロインはいつも妖精のように華奢で儚げなんですがこのヒロインはさらに清らかさがあっていいですね！！ヒーローはいつもの渋めのミドルです。ヒロインに夢中です。服を着ていたほうが格好いいです。

最後なんでヒロインはゴネたの？プロポーズ受けてなかったから？昨夜の成り行きからするとヒーロー同様困惑しましたｗ ついには公爵に懇願させるとはなかなかやりおるの〜