始めはなんて自分勝手で傲慢なヒーローなのかと思ったけれども子供時代の育った環境とトラウマで、ヒロインに対してあんなにも偏見をもった勝手な見解を持ってしまったんですね。よく読むととても不幸な幼少時代を送ってしまったからだったんですね。やっぱりかわいそうとしか言いようがないです。そしてヒロインのことも良く知っていてそれを全部含めてどういう行動をとるかを知って二人の中を割くというのはすごい頭脳ですよ　ヒーローの父親は。悪魔のような人だけど敵としては凄い。ここまで人間性を考えて人間を駒の用に動かすとは敵にすると本当に怖い人間ですよね。本当にこういう人がいたら怖いです。ビジネスの社会ではこういう人もいそうですね。道徳的には本当に低い最低の人間だけど。 ヒーローとヒロインはただの犠牲者だったということはただただ可哀想なことですが、こういった逆境を乗り越えないと深い愛も生まれないんですよね。普通に幸せになったカップルはいざ大変なことが起こるとすぐだめになってしまうことも多いのでは。いろいろのことを乗り越えての愛は絆も強くてなかなか壊れないものです。

前代未聞のロイヤルストーリーです。ヒーロー兄は結婚で幸せになれないのは確実だし、主人公たちも隙あらば世間からつつかれ続けることでしょう。これではハッピーエンドとは言えません。それにしても、ヒーローは多くの女性とベッドを共にしていた様子だが、もし失敗して相手が妊娠したらどうしたんだろ。それに、ヒーロー兄の秘密がばれたら、たとえ国王になり後継者が産まれていても、大変なスキャンダルになりそうだ。興味深いと同時にいろいろツッコミを入れたくなるストーリー！私にはなかなか楽しめたけど、これではHQじゃありませんよねぇ。

魔女と対峙するおとぎ話って感じで好きです。 魔女があまりにもおどろおどろしくて、〇ィズニー枠では収まりきらない感じのプリンセス物(笑) おとぎ話同様、魔女との闘いがメインなのでプリンス（ヒーロー）はおまけです。H&H物の、本来W主演の片割れとは思えないほどに。でもイイ人です。 それでも、魔女が滅びる時のカタルシスがたまらん(笑) 魔女の出来が近年ない程の突き抜けっぷりです。 私は好きですよ、この作品。 H&Hかどうか疑問なのは、うん、同意するかな。

見ているだけで幸せになれますね。 過去のトラウマにとらわれてうじうじと進まないヒーローに比べて，ヒロインの潔いこと。 最初からそうですが，困ったときには助けてくれる人がそばにいて，それを間違いなく選べるって大切ですよね。 それにしても，子供を道具にしか思っていない親って，どういう神経しているんでしょうね。

ヒーローはヒロインを罠にハメようとしてるんだけど…まだヒロインから聞いて無い名前を言ってしまったりとうっかり屋さんなところがある。ヒーローが甥に騙されていたと判った時に打ちひしがれている様子とか見ると思っていることが顔に出てしまうタイプだとわかる。だから、ヒロインもあっさり許してしまったのでしょう。 上杉可奈子先生の描くちょっとおバカなヒーロー好きです。

トムがもう少し嫉妬してくれればよかったなぁと思いました。本当にヒロインのことが好きだったのか？と疑問に思えました。ただ総合的には大満足です。

コレジャンル「ロマンス」って書いてあるけど、「サスペンス」の間違いだよ～　　ヒロイン母の執着と復讐は怖いものがあるけれどすでに病んでいるし、行為は許されないことだけれど長年抱えてきた闇は理解出来なくもない。元凶は誰か？一目瞭然でしょう！結果周囲みんなが被害者です。ヒーロー＆ヒロインが健全で正義なのだけが救いです。せめてふたりの未来は幸せであって欲しい・・・

極限まで苦労して足掻いてきた二人。突然の出会い。そして、ﾊﾏｯちゃったんだ！ぴったり、二人、見事に、自分の本当に欲していたものと！･･･読みながら、読み終えて、心の中で、“うわー”。何という引き合わせかと。男性主人公･トムとﾋﾛｲﾝ･ローズ。神さまの、天使のわざ？お互いが最も必要としていた人生のﾋﾟｰｽが、こんなふうに出会い、ﾋﾟｯﾀﾘとﾊﾏるなんて。無意識に！偶然に！あんまりに突然だから、トムも、尻込みしちゃったんですよね。あんなに行動的でﾀﾌなのに、ﾊﾀと。過去も引きずって。やっぱり、いざという時は、女性の方が肝が据わるんでしょうか(笑)。動揺はしたものの、後半一転、ローズの方が、早くからお互いの在り方を見据え確信していた気がします。母は強し、女は強し。本当に、お互いがお互いの『救世主』であった二人。あれよあれよ、でもﾊﾟﾜﾌﾙ､そしてﾎｯｺﾘ。読み終わって、“いいな～”と思える作品でした。一種の、うらやましさも含めて。(ちょっと臆病風に吹かれた時もあったものの、久々に“ﾋｰﾛｰ”と呼べる、稀少な男性主人公の一人でした☆)

ロマンスと言うより親子愛のお話だなーと思いました。原題の Special Need　って、たしか障害に対する「特別支援」のことですよね。別の小説で障害抱えた子が「Special need!」ってはやしたてられる場面を読んだことがあるし。それとこの家族にとっての「Special Need」をひっかけたってことなのかな。自分がヒーロー子の立場だったら、突然出来た父の恋人とその子を受け入れられるか…。障害あるなしにかかわらず、やはりちょっと難しいかもしれません。ハーレではステップファミリー当たり前だけど、実際には苦労されてる御家族も多いよねきっと。

ウェディングのお話と思いきや、実はXmasがからんだストーリーでした。この時期にお勧めですね！ちょっぴり頑固で負けず嫌いなヒロインが皮肉屋で愛を信じないヒーローに真っ向正面に対峙する姿は堂々としていて、読んでて清清しかったです。なかなか心を開かないヒーローにイライラしましたが、最後はようやくヒロインに自分の気持ちを告る事が出来てよかった～って思いました♪ピュアストーリーなので物足りなさを感じる方もいるかもしれませんが、自分的には好きですね。

家庭的な男性を理想とするヒロインと、独身主義のヒーロー。どうしてこの二人を引き合わせようとするのか、友人夫妻！（笑）ヒロインの結婚宣言も動機がわかりづらい。細かい疑問は感じつつも、仕事にかこつけて会う機会を持とうとする意外と純情なヒーローや、暖かく見守る友人夫妻に和みました。「好きになった相手が結婚の対象になって、二人で理想の家庭に育てていく」胸に染みました。結婚て理想や条件が先走っちゃダメよね。

義理の兄との秘めた恋は、複雑故に燃えますね。ヒーローのモノローグが多いので、ヒーローがどんなに妹を愛しているか良く分かって嬉しいです。ヒーローの仲間達も皆がヒロインを大切にしてくれ、二人の恋も応援しくれていて、ホッとします。ヒロインにとって最後のドッキリ展開は面白いですね。また最後になって、「大富豪と淑女」のDr.ルーと、マット、レスリーが出て来たのにはこちらがビックリ！そういえば同じダイアナ・パーマーさんの作品ですね。ヒロインが少女の時、義父に性的暴行をされそうになり、母親に暴行を受けあばずれ呼ばわりされる点も同じじゃないですか。まあ、その点はともかく、ヒーローがヒロインを大切にする話なので大好きです。