“借りを返せ”と迫るヒーローに追いつめられるヒロインにハラハラしました。いつどうなるのか読めずスリルを感じます。しかし面白かったのですが、“借り”って無理やりせまり逃げられた事にそう考えるのと、だからレイプ紛いをしても良いと思って行動を起こすヒーローモラルに違和感を持ちます。ちょっと誘惑されてその気になり逃げられてプライド傷ついてもこれはいかがなものかと腑に落ちませんでした。

そうなら漫画を描いた作者様が気の毒なくらい酷いヒーロー。自分なら父親認知だけしてもらって養育費は貰うかな。結婚なんてとんでもない。

ヒーローが真実を知った瞬間怒り狂うんだろうなと思っていましたがあにはからんや。確かに私には「意外」でした。赤ちゃんは大きすぎてずっと「巨大児」としか思えなかったですが赤ちゃんの描き方って難しそうだし子育て経験の無い人にはぴんとこないものかも。この作家さんが子育て経験あるのかどうかはわかりませんが。ヒロイン、魅力に乏しかったなー。1歳未満の赤ん坊がいるシングル家庭でホームパーティをしないといけない文化も不思議だなー。

重い課題ですね・・・。 ただ、既にヒーローは町の人に迎えられているし、自分がかつて辛い子ども時代を送って大きく成長した分、ヒーローのヒロインと子どもたちへの気持ちは揺らぐことはないでしょう。 ヒロイン母が心配ですが、きっと含めてみんなで幸せになろうと親たちは頑張るでしょう。 ヒロイン父、きちんと反省して罪を償ってほしいと思います。

ヘタレなヒーローが勘違いをして逃げてすれ違いからヒロイン恨んで、ヒロインも何故か素直に名乗り出ないのでもつれまくる。ヒロインにあんなまねして追いかけてなお又そして娼婦扱い、ヒーローヘタレもいいところ・・翻ってヒロイン強いのよねヒーローからされたことにはっきりと対抗してNo！をつきつける性格はアネゴと言わせてもらいたい。償いの申し出にヒロインの言葉は当然でそれが精いっぱいの対応そのシーンが印象的です。強い女性が好きなので❤おまけの❤❤❤❤で！

ヒロインはヒーローのもとを去るのですが、まあ人によっては何故ヒーロー本人に確認しないのか疑問に感じると思うのですが、確認して最後通牒をだされるよりも自ら逃げる事を選ぶのもあるのではないかと思います。浮気しているパートナーに事実確認しスッパリ別れる事の出来ないでいるそんな女性もいますので・・心の痛みも受けても前に進むため現実を観る、正論ですけれどなかなか容易なことでないのも事実。再会した二人、ヒーローさりげなく且つ強引に怒涛の愛情押せ押せ作戦、ヒロイン逃がさない必死さに読んでいて顔がニヤケてしまいました。読後感の良いお話でした。

頑なな心を溶かしていくヒーローが素敵です。家族との関係で、ひがみっぽくなって愛情を信じられなくなっていたヒロインに、真実を見付けさせるところが、何よりもよかった！そのあとも、もうちょっと柔軟になって信じてみては？といいたくなりましたが。包容力のある大人なヒーローは、とても素敵でした。絵も文句なく美しいし。大人の夢物語のハーレクインは、やっぱりこうでなきゃ！

手紙一つで子どもを２週間も置き去りなんて信じられない。 てっきり子ども付きで出かけたのかと思って読んでびっくりだよ・・・。 評価は苦痛なく読めるし、個人的に好きな絵柄なので★３。

簡単に（ものすごく簡単に）抱かれてしまって自己嫌悪に陥っていましたけれど、会議室でもサウナでも、どう見てもやる気満々でしたやん。すごく積極的でしたやん。まーハーレのヒロインなんて流されてナンボヤラれてナンボってな一面があることは否定しませんが、今回ばかりは一言言いたい。落ち込むならせめて形だけでも抵抗してから落ち込めと。ヒーローも、冒頭で「非情な財産強奪者の餌食」にする宣言かましておいて、なにきれいごとでまとめてるんだろうね。会う前から好意を持ってただの助けたかっただの、もうちょっとまともな扱いしてから言えよ。恩人の妹によくあんなことができるよね。まあその兄自体もロクデナシな予感しかしませんが。最初から最後まで、ものすごくイラっとくる話だった。

ヒーローがすごくいい。本当に優しい。ヒロインはネガティブ思考に凝り固まっていて正直「うわー」と思うところと、妙に共感を誘うところのさじ加減が絶妙でした。歯の矯正だって、結局それがコンプレックスで自力で矯正したのなら、どうして子供の頃に母親がそれを勧めてくれたことをあんなに捻じ曲げて恨みに思うのか不思議です。でも、一度だけでいい、と悲愴な覚悟でヒーローの元に行くとこなんか、かなりぐっときましたよ。その頑なな心を少しずつ解きほぐしていくヒーローがほんとに素敵です。危ない目にあって云々は、ぶっちゃけありきたりな流れなんだけど、ありきたりではない心情溢れるシーンになっていて感動しました。手放しで「よかったねえ」と思える二人です。

原作、大昔に読み、最近再販されて喜んでいたのですが～コミック版は期待外れでした。 大筋は間違ってませんがあれこれ枝を剪定し過ぎて、面白みのない平凡な仕上がりになって残念です。 ヒーロー、ヒロインのイメージや、二人でいる時の雰囲気も原作から受けるのとはだいぶ違ってますね。 原作ではヒロインが階段から落ちてヒーローに心を閉ざしてしまう、それから回復期の気持ちの機微、２人の再生等々・・・ここが面白いんでしょ？と思う所が根こそぎなかった・・・・ 原作が好きだから評価が厳しくなってしまうのかも知れませんが、先にコミック読んだ場合、原作も読みたい！と思わせる仕上がりが本来理想なのではと自分のパターンで思ったりもしています。

今回はお母さんのお話が良かったですね。じーんとしてしまいました。128ページでハッピーエンドはいおしまい、じゃないそれからの長い人生山あり谷あり。それを乗り越えてきたのがお母さんですもんね。今回のヒーローは嫉妬もするしキスもしてくるのに「友達」と言いきるのって不思議だなあと思いました。アメリカ人だから？そして確かに大勢の前でプロポーズするの多いかも！既視感あります。

原作が大好きなので、立ち読み部分だけで残念なアレンジがいくつもあって悲しいです。ダンテがガブリエラと出会ってからの日数を覚えていたり、赤ん坊との出会いのシーンも、これはちょっと…。「おごそかな表情」の赤ん坊、楽しみだったのに。