ヒロイン視点の話が多い中、ヒーロー視点の話だったので新鮮で楽しく読めました。アクの強い絵柄の先生ですが、絵がとっても上手で大好きな先生の作品です。ヒーローは傲慢で引っ叩きたくなるような憎らしさはないです。穏やで理性的なイケメンお医者さんです。それでもエゴな部分があるヒーローが、他の男に心奪われているヒロインとどうくっつくのか、派手な事件はなくともじっくりと読むことができました。

ヒロインは、真面目で事務仕事も良くできるのは良いけれど、自分の外見に自信がないのに磨こうともしない。アンナのような地味で真面目な子には、まともに振る舞えるけれど、華やかな雰囲気の人は歪んだ目で見て、とる態度も歪んでる。いい年して自信がないままの登場人物の人生には関心を持てません。 それから、両親を亡くして大学も諦めて妹を養って、妹はバイトすらしないなんて、ハーレクインでは初めてではないけれど、どうかしてます。フィクションですが、現実だったら、尽くすことで自分の価値を実感したくて、妹を養うことに依存してるダメな大人です。 ハーレクイン担当のかかた、ダメヒロインなんて望んでません。よろしくおねな

一度ならず愛の告白をしているのに、聞かない。愛されていないと思い続けて、しまいには失踪する。このプリンセス、頭が正常に働いていないようです。本当にレベッカ・ウィンターズがこんな話を書いたのかと疑いますが、ともかくこれはお粗末。

岸本先生の作画、大好物です。 しかもこのアレッシオ、とんでもなくセクシー。 ヒロインが「あなたって信じられないくらいハンサム」と寝ぼけ眼でつぶやくシーンがありますが、納得です。すてき。アレッシオの格好良さだけで星4つはいける。 でもヒロインがまた良い！気まずい思いをしてほしくないから…なんて朝ベッドから抜け出すヒロイン、可愛すぎるでしょう。好きです。

シルビー姐さん最高でした。 ストーリーはちょっと重いけど、絵の力で少し救われたかな？ 思い題材ですがよくまとめてあると思います。 ラブシーンがあまりに素っ気ないのは残念ですが。

妊娠して結婚しようと言われ、彼が結婚したがるのは子供のためなんだわ、私のことなんて愛してないのに、と思いこむだけで自分からは何もしない、ハーレクイン定番のお粗末なパターンにはうんざりですが、2人が求め合う場面は良かったです。特に、最初の仮面舞踏会。美男美女の2人が、惹かれ合い、求め合う様が具体的に描写されていて好きです。セックス場面を描くなら、中途半端でなく、これくらい情熱を感じられるような描写がいいと思います。

あまりの低評価が気になって立ち読みしたら逆に面白そうであったので、低評価の理由を確かめたくなりポイントで読んでみました。確かに難しい癖のあるお話。優しい気持ちになれるストーリーではないですね。不幸な人がいっぱいいて、ささくれだった気持ちのままラストまで来てしまった。受動的でいい加減に流されるままだったヒロインがラストでいきなり悟りの境地に到達。(あともう一押しの不幸が必要だったのか?)菩薩さまへと変化を遂げ、やはり不幸な世界に沈むヒーローを慈愛の心で天界に引き上げた・・・というような。100%ハッピーエンドのHQを読むのは読中読後にずっと幸せ気分が約束されているから・・・というのであれば、この作品は苦味が効き過ぎ。低評価は納得。ただ、ガツン!とした読み応えがあったのでハートは4にしました。作画、ちょっと気になる部分がありましたし、本来なら素晴らしい画力の先生である事も存じ上げています。が、それでも、いくつもある作品のうちちょっと疲れが出てしまった部類、くらいに思いました。ストーリーのあまりの不幸具合に作画の評価が引っ張られてしまったという感じ?で、最終的にポイント損した!という気分にはなりませんでした。←私、クセ有り作品好きではありますが。

物語のテンポも良く基本的に可愛いH/Hなのですが、ウルスラ55さんが言うように、最後のヒーローはどうにも見過ごせない。ヒロインの深刻な様子は共同経営者から伝わっていただろうし、過去の事件から、あの状況と両親の対応が如何に彼女を傷つけたか理解できたはず。それなのにヘラヘラして、暢気な悪戯＆「あれ？もしかして怒ってた？」的な態度。最悪です。時々いますよね、奥さんが怒っても問題の本質を議論せずに、大した事じゃないよとか、口先だけの謝罪を繰り返すとかして、誠実に向き合わない夫。ヒーローは年はとっても精神的にお坊ちゃんだから、無意識に相手とぶつかり合うことを避けているのか、女性を軽くみているだけなのか分からないけど、将来的に火種になりそうな資質だと思いました。

終わり方がな〜。 愛してるって 結局言ってないような気がする。

ヒストリカルに初挑戦だそうで。中世っぽい野蛮で無骨な感じは出ていてよかったけど、やっぱり難しかった??? 衣裳や髪型、城など色々あやふやな感じ。資料をキッチリ揃えるのは編集さんのお仕事でもあるのでは?と思う。慣れない作家さんのバックアップ体制を整えてほしいです。後、元々ヒストリカルは原作も長めですが、特にこういう戦闘＆城の建て直しものでは長め版(今回145頁)でも1冊では短か過ぎる。あらすじを追っているだけでフラッシュ映像の様にシーンシーンが飛びすぎて行く。2冊とかでじっくり読みたいです。セールス的に難しいのかも知れないけれど。で、サクヤ先生と某先生(後書き必読・笑)が惚れたという原作。これは納得! いいですね〜。こういうカップル大好物ですし、途中途中でバラ撒かれていた伏線が最後にピッチリはまったのも狙い通り。さて、キーワードは「美しきラスボス」です。(笑)またこの時代での作品期待しています!

ヒロインもヒーローも格好いい！でも、原作とは違って、島に帰るってどうかなぁ。ヒーローは長男で、島の長はヒロイン弟が継ぐのに、不自然。漫画のなかの男勝りヒロインなら他で適応できないかもしれませんが、そこまで男ではないんじゃないかと。

セックスを強要 作った料理捨てるとこがモラハラ男っぽい ヒロインも駄目男に引っかかる女みたい

ヒーローの娘・オナーが大活躍です。車をパンクさせるとかガーデンセンターへの侵入未遂（どうやったんだ？）とか犯罪スレスレです。ヒーローはどちらかというと情けなく、ペニーヒーローらしくねちっこいしウンチク屋で私だったらちょっとうへぇと思うけどヒロインにとっては素敵なんだろうからまあいいか。ヒロインと別れた直後の痛恨のミスでオナーを授かったものの、その後10年一切セックスなしと言うのはすごいかも。ともかく30代カップルなのに10歳の女の子に翻弄されまくりで少々情けない。