ある一定時間の記憶を失なうと愛情まで消えてしまうというのだろうか?愛し合った行為の記憶がないにしても、その短時間以外のヒロインのことは全て覚えているなら、なんらかの気持ちが残っていてもいいはずなのに。 記憶がなくなった後のヒーローはヒロインを気にかけず、他の女性と結婚しようとし、ヒロインの長期不在も平気でいたのがなんだかなぁ。

ヒロインが素性を話さないのはあくまで自己防衛であって責められるいわれはない。裏組織は敵対関係も多いが、同じくらい繋がりを持っている所も多い。家族が父親のことを知っていたいないに関わらず、復讐の対象になるのは当然で、ヒロインの場合、子供にも及ぶかもしれないと思えばそう簡単に話せることではない。それにしても、証人保護プログラム…思いっ切り機能してないんじゃないか？何故ヒロインは脅されたことをFBIに連絡しないのか？真っ先に連絡しなきゃいかんだろそこは！

作画の方の筆力に感謝。以前他の方が描いたこの作品を読んだときは嫌な印象しか残らなかったのですが、この作画の方はテンポよくてよかったです。 よく考えたらひどいぞヒロイン！元婚約者が可哀想だ、あてがうように親友がくっつけば万事解決なのか！？と思うとこなんですが、お笑い要素を前面に出したり、小さな親友のフォローなどを大事にチョイスされてるので恋に翻弄されてるヒロインがかわいいと思いました

絵がきれいで、ヒロインの凛とした感じも良く出ていて、どんなハッピーエンドが待っているのか楽しみに読み進めましたが、ヒーローは最後までうぬぼれ屋の勘違いちゃんで、ラストはまた女が逃げだした後に子供が出来たのが分かって→プロポーズ、最後には誤解も解けてよかったよかった。てパターンで。読後感スッキリしなかった。なんかがっかり。

他の方のレビューにもありますが、ヒーローは本当に勝手な人間ですね。育った環境が愛情がたりなかったようで、普通の人間の常識的な感覚にかけています。ヒロインが子供のことを知らせようにも出来ないではないですか。このてのヒーローは必ず子供の事をどうして知らせてこなかったのかを怒りますが、本人の無責任のせいなのに判らないのかとびっくり。ヒロインは結婚してもずっとヒーローに振り回されてしまうのでしょうか。

ヒーローのバカっぷりが突き抜けていて、ビックリ。一度でも許せない殺傷能力の高い暴言を二回も、しかも反省したそばから、バカなの！？バカだよね。コンプレックスと八つ当たりから見当違いの暴言をぶつけられたヒロインが可哀そう。ツンデレだったけれど、恋する乙女な表情のヒロインがとっても可愛くてキュンキュンしちゃいました。こんな小さいバカ男のどこがイイのか、ヒロインの男の趣味は残念ですが（コイツの取り柄である端麗な容姿と優秀な（人としてのヒーローの思考はポンコツだが）頭脳や社会的な地位はヒロインも備えているから猶更）、頑張るヒロインが幸せになれたのは良いことです。ちょっと濃いけれど画もキレイ、ただヒーローがなあ。

なんだ？え？これだけ？と思ってしまった…。 悪い話じゃないけど、特に盛り上がりもなくお互いに悶々としてたのね、というお話。

よくあるハーレー・・、最初のほうで、もう少しヒーローの心情がわかるといいんですが。出ていかれないと自分の気持ちがわからんのかいって突っ込みたくなります。小説も半分くらい読んだんですが、小説のほうが読み応えあったような気がします。

珍しくヒロインが障害を持つ設定。現実に障害があっても結婚する人はたくさんいるのですから、いい大人同士できめて結婚するなら親が反対する理由なんて何もないはずです。遺伝性があるとかならともかく。そういう意味で、私がヒロインの身内なら、そんなことを理由に反対するような親がいる相手とは結婚するな、とこっちが反対します。足が悪くても、車椅子があれば自分で動けるんですから。（ちなみに私も障害者の親です） 障害者を悲劇的にかきすぎてる感じがしてちょっと残念ですが、いいお話だとは思います。

結局、新聞に載った写真撮ったのは誰？気になります。あといじわるな秘書は？誰が殺人の噂をながしたの？しかも交通事故なら過失 17歳で刑務所はいるの？イラリとする。二人のことより気になることが多すぎる

白薔薇を贈った相手は、どうやら原作でも明確にはしなかったようですねぇ。そもそも今作は「ボスは最高！競作シリーズ」の１作目なので、２作目以降で明かされた可能性はあります。それにしても著者の描くヒロインは、なぜこんなに顔も身体もガリガリなのでしょう？HQ漫画初期作品では、幼くは見えたが、ここまで細くはなかった。大人っぽくしたいためでしょうか？それはともかく、ストーリーが少し理解しづらく、盛り上がりやメリハリが不十分で印象に残らない感じなのはもったいない。他のベテランの先生方の何人かがやっているように、話に肉付けして、アレンジしてもよかったのではないのかな。ヒーローが突然気持ちを変えて、ハッピーエンドになった説得力も足りないしね。著者は漫画の描き方を専門学校で教えるほどのベテランなのだから、できないはずはない。まったく残念だわ。

秋元先生の作品はハズレが無いので作者買いしました！…うーん、絵はいつも通り可愛くてお洒落で素敵なんですけど、ヒーローが怖い。嫉妬心からくる苛つきをヒロインにぶつけるパターンのヒーローなのですがまるで危ない人みたい。ストーキングしたり家に押し入ってきて乱暴な真似したり。ヒロインがこのヒーローのどこを好きになったのか具体的な描写もありませんでしたし、心情が理解できませんでした。それでもやはり絵の美麗さとヒロインの可愛さに星3つで。

花嫁に「誓いのキスのとき違うこと考えてたでしょう」と図星指されて捨てられて、それをヒロインの責任と言い放つヒーローにびっくりしたわ。そんでヒロインをドレイ扱いって、死ななきゃ直らないバカなら死ねばって感じ。いや私ならこんなん100年の恋も一瞬で冷めはてるけど、ヒロインは許せちゃうのねー、これも仰天したわ。そのあたりの展開の笑えるほどのひどさに星マイナス１。他はまあ面白かったです。