誤解で一家を破滅させ、その娘をズタズタに傷つけて人生を滅茶苦茶にしたヒーロー…最低ですね、死んでください。

全体には面白かったけど、暴行された妹の事を考えると正直、スッキリしない。ある意味、ヒロインのせいだし。妹の気持ちを考えれば後味が悪い感じがします。

いつの間にか結婚、いつの間にか出産。ジェットコースター漫画？「君は結婚に夢を持ってるんだな」と言った後、自分にだけ都合のいい契約結婚を持ちかける。何故？ヒロインにメリットあるのそれ？バカじゃない？人の事ネズミとかさー、僕はネズミが好きなんだとか、知らんわそんなの！着飾れば怒るし地味にすれば機嫌が悪いし、避妊はしないし、勝手に島への新婚旅行決めて「船酔いするなら言えばいいのに」…うーん、どこを取ってもいいところが無い。出張中になんでよその女を家に呼ぶんだよ。出張が終わったら話し合う予定じゃ無かったのか？最後にクリスマスツリーを飾るのもすごく独りよがりな行為だと思う。いろいろ話に整合性が無く、無理に考えても腹が立つばかりで面白くない。絵もどうもダメ。

妹の妄言を信じて自分を信じてくれなかった。普通の恋人同士なら正当な責め文句でしょう。けれど、そう言い放ったヒーロー自身が親友の一方的な妄言を信じて無辜のヒロインを貶め詰っていた。ヒロインには実際にヒーローから悪女認定された過去があり、ベッドをともにしたのが愛からではないと思うに足る理由がある。しかし、その過去を詫びもせず、愛の告白もせずに一夜を共にしただけのヒーローが「僕を信じられない女など願いさげだ」などと、どの口で言うのだろうか。「愛している」と言う前に謝罪の言葉が無いのは『謝ったら負け』という欧米の価値観のせいなのか？愛する人の為の自己犠牲とばかりにブレア救出が描かれているが、そんなことをするくらいなら他人を非難する前に何故己を省みないのかとモヤモヤするラストでした。

バレリーってこの話に出てくる島の件以外でもいろいろやらかしてて、その後始末が姉二人の話だったよね。そんで島は結局ヒーローが買い取ってるんだし、ヒロイン両親が背負わされた莫大な借金はこれとは別口ってことでいいのかな。姉たちの話もあるし、冒頭でも「父の死後まで邪魔をして」って言ってるし、割と最近まで嫌がらせしまくってたんでしょ。それでこいつのせいで両親働きづめで死んじゃったのに、よく許すよね。謝罪聞いてたらヒーローにヒロインの悪口吹き込んだことはともかく、仕事の面では判断を間違えただけで悪意はなかったと言いたげだけど、姉たちの話を思い返すに、あれを悪意なしでやったなら相当な無能じゃん。それなのに「オフィス・プリマヴェーラ」とか、正気ですか。居住地バラバラで会社存続させる意味がわからん。3美神が4美神になりましたって例えならいいけれど、ほんとに彼女が働いてるならまたやらかすし、やらかさないなら悪意がなかったなんて大嘘だったってこと。どちらにしてもご愁傷様。

式当日のドタキャンなんて酷すぎる仕打ち。流産したことを素直に伝えなかったヒロインにもモヤモヤするし、ヒーローはヒーローで嘘をつかれたという勘違いで、式当日にヒロインを置き去りにしたという…人間性が最低すぎる。 最低の屑ヒーローですが、流産だったという真実がわかり、何故か、再びヒロインにアプローチする始末。完全に屑過ぎる。 当初はヒロインは拒絶していたけど、ヒーローの魅力に抗えないHQパターンで結ばれる。 ヒーローがボロボロになりながらも過去を悔いて、懺悔するならスッキリするけどそんな描写もさほどなく、割とすんなりくっつくので、読後感はかなりモヤモヤしたのが残る。

ヒロインより詐欺師を信じるとは…。このヒーローは嫌いです。取って付けたようなハッピーエンドが虚しい。このシリーズはいまいちですね。原作が悪いのでしょうか？

不倫ですよね…これは。確かに許しがたい妻ですが、ヒーローとヒロインが不倫の状態はハーレークインではどうなんでしょう。ましては人が死んだからハッピーエンドなんて。面白かったけど、モヤモヤ。

ヒーローがサイコ野郎過ぎて怖いです。こんな人が医者でいいのかよってレベル。ときめきも何もあったもんじゃないです。今まで見てきたヒーローの中で断トツにヤバい。特に111頁はもはやギャグ？！笑わせようとしてる？！！ってぐらい異様でした。最後の独白のシーンでは数々の酷い仕打ちをヒロインに謝罪してるはずなのに何故かにっこり笑顔だし…もうほんとこのヒーロー怖い。ヒロインが何故あの男に惚れたのか全然わからない。海外で無給労働させたられた挙句気分次第で何度もポイ捨てされて。世話になった分差し引いても余裕でマイナスでしょ。好きな作家さんだっただけに残念です。

そもそも最初から絆なんかあったのかなあ、て印象です。こういう男もこういう話も大嫌い。ヒーローの身勝手さと無邪気さに虫唾が走ります。６４ページの医者の台詞にイラッときて、読むのをやめようかと思いました。「かつてないほどジェイクがあなたを必要とする時がきっとくるだろう」……ああそうですか。確かヒロインが必要とした時にはヒーロー、ご自分のお好きなお仕事でご自由に飛び回っておられてヒロインの傍にいなかった気がするんですが。そしてそれ以上にイラッときたのが「ケリーといたい、一番落ち着くんだ」……ああそうですか。落ち着くから一緒にいたいんですか。妻は安心毛布じゃねーぞ。あ～、もうこういう女の愛し方をする男って、本っ当に、嫌い。結局共依存のまま話が終わった気がします。

どうにも言いようのないﾍﾀﾚです。この男性主人公･カーヴァー。怒りを通り越して(というか、怒りすら感じない)、ため息です。呆れて。葉月先生の作品は大体みんな好きなんですが、これは頂けませんでした。自分の母親が、気にくわない息子の恋人であるﾋﾛｲﾝ･ケイティに陰で『言葉にできないくらいひどい』言葉(実際、ｺﾐｯｸ内でもその言葉は出てきません。書けないほど？)を投げつけて追いやったのに、傷付いた彼女が逃げ出し身を隠したﾜｹもｷﾁﾝと調べようともせず、逆に彼女の裏切りと思い込み憎む。10年後に再会してみれば、更にｳｼﾞｳｼﾞと誤解に誤解を塗り重ねて上積みして、なのに『彼女は欲しい』と、ﾋﾛｲﾝにとってみれば『私生活には立ち入らせ』ない『秘密の愛人』の扱い。挙げ句、お互いにとって『それでいいと思ってた』。全て、独断と思い込みで進めていきます。更には、実はその10年の間に、ﾋﾛｲﾝは彼への思いだけだったのに、男性主人公はﾋﾛｲﾝに似た女性(これがまた見かけが似ていただけの大変な女性)と関係して出来ちゃった結婚までしていて、その相手も事故死している。過去から現在までのそんなこんなの後手後手のひどいいきさつや間違いも、『誰も責められない不快なまでのﾀｲﾐﾝｸﾞの悪さを呪うだけだ』で、即ち全て“自分以外のせい”にしてしまう。違うでしょっ‼ｿﾚ。周囲の人間(親たちとか)もｲﾔでしたし。自分本位で。救いは、ﾋﾛｲﾝが強くなって成長している所ですが、それにしてもこんな男性と上手くやっていけるのか(そもそもこんな男性のどこがｲｲのか)、ﾓﾔｯとｲﾗｯとしてしまいました。現実世界での男性にはありがちな弱さなのかも知れませんが、ﾊｰﾚの世界にはあまりこういうふうな現実は持ち込んで欲しくない気がします。好きな先生の手によるだけに、かえって残念度が高まったのかもしれませんが･･･。(ｽﾐﾏｾﾝ。) ♥１．５くらいかも･･･。

原作既読です。ヒーローは実は秘書とかつて愛人関係にあり、ヒロインとの結婚を決意した為別れています。が、それでもなお秘書として側におき結婚式の準備全般を任せたり(誓いの言葉も秘書が決めた)して、全幅の信頼を秘書においています。ヒロインはものすごく嫌がらせをされます。そのあたりが、コミックではゴソっと削られており残念でした。コミックのヒーローは結構いい人にみえますが、原作ではうーん。。。な人でした。

同一男性を姉妹や従姉妹で被るのは後味悪い。今作は謎だらけで真相が明らかにされていないのでもやもや感が多かった。ハッピーエンドには程遠い作品でした。